中小企業のM&A仲介実績が豊富な17社を紹介！コンサルティングを受けるべき3つの理由とは？

M＆A仲介会社とアドバイザリー会社は異なる

M＆A仲介会社とアドバイザリー会社は、顧客が異なります。M＆A仲介会社がM＆Aの売り手と買い手双方を契約者にするのに対し、アドバイザリー会社は売り手もしくは買い手のどちらかが契約相手です。

M＆A仲介会社は、M＆Aの成約を目標にするため、売り手・買い手双方の主張を取り入れて合意を形成していくのが特徴の1つです。アドバイザリー会社は自社の契約先の利益を追求するため、双方がアドバイザリー会社と契約している場合には合意に至らないケースもあります。

M＆A仲介会社とアドバイザリー会社の主な違いは以下のとおりです。

中小企業のM＆A仲介会社の役割3つ

中小企業のM＆A仲介会社が果たす主な役割は以下の3つです。

M＆A仲介会社が果たす役割をよく理解すると、自社が仲介会社を利用すべき状況なのか的確に判断できるでしょう。

1. 候補先の選定

M＆A仲介会社は、候補先の選定を行います。M＆Aは自社の利益にかなっていなければならず、買収先を慎重に選ばなければなりません。自社にない技術を持っている企業や、新たに参入したいと考えている市場にシェアを持っている企業が該当するでしょう。

M＆A仲介会社は膨大な量のデータから候補先を選定し、顧客に情報を提供します。自社が提示した条件にあった候補先が選ばれるため、成約に至りやすいのも特徴です。

2. 企業価値の評価

M＆A仲介会社が果たす役割として、企業価値の評価が挙げられます。企業価値を評価する指標には売上高や純利益、負債金額などがありますが、他にも目に見えない重要な要素があるケースも少なくありません。

たとえば、企業が持っている技術力や市場シェア、従業員の数や能力、所有している特許権・著作権、ネームバリューなども起業の価値に大きな影響を与えます。自社ですべての要素を調査することは難しいため、M＆A仲介会社を利用して候補先の企業情報を取得することが重要です。

3. スケジューリング

M＆A仲介会社は、成約に至るまでのスケジューリングを行います。スケジューリングはM＆Aにおける売り手・買い手双方にとって非常に重要です。スケジューリングがうまくいかなければ、必要な手続きに遅れが生じ大きな損失を生むこともあります。

スケジュールがタイトになりすぎた場合、焦りの気持ちから適切な判断が下せなくなることもあります。M＆Aの本来の目的を見失うことがないよう、M＆A仲介会社にスケジューリングを任せるといいでしょう。

中小企業のM＆A仲介会社にかかる費用

中小企業がM＆A仲介会社に業務を依頼する場合、費用相場は企業規模や業務内容により異なります。M＆A仲介会社に支払う費用は1種類だけではないため、どのような費用が発生するか確かめることが必要です。

M＆A仲介会社にかかる費用相場は以下のとおりです。

中小企業のM＆A仲介会社を利用するメリット3つ

中小企業のM＆A仲介会社を利用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

M＆A仲介会社への報酬は高額になることが多いですが、多くのメリットもあることを覚えておきましょう。

1. 多数の企業から候補を探せる

中小企業がM＆A仲介会社を利用することで、多くの候補先から相手を選べるメリットがあります。中小企業が自社にあった候補先をピックアップし、それぞれの企業の情報を調査するのは現実的に難しいでしょう。

M＆A仲介会社の場合、すでに多くの企業の情報を保有しており、顧客の中小企業が設定する条件にあった候補先を探すことができます。デューデリジェンスを行い、候補先の財務状況や強み・弱みを把握したうえで契約するかどうかアドバイスしてくれるでしょう。

M＆Aに欠かせないデューデリジェンスについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

デューデリジェンスとは？種類・進め方・コツをわかりやすく解説

2. 難しいケースでも合意形成してくれる

M＆A仲介会社は、売り手・買い手双方の利益を考慮し、合意を形成できる存在です。当事者だけでは合意に至るのが難しいケースであっても、これまでの実績や蓄積されたノウハウを活かして可能な限り成約に至れるように努力を払います。

売り手と買い手の話し合いでは、お互いの主張が平行線になることに加え、感情が邪魔することもあり、合意に至れないこともあるでしょう。M＆A仲介会社が双方と円滑なコミュニケーションを図り、納得できる妥協点を見つけることで、経営者の負担を減らしつつ成約につなげます。

3. M＆A成功までの労力を最小限に抑えられる

M＆A仲介会社の働きにより、成約までの労力を最小限に抑えられ、経営者が本業に専念できるメリットがあります。M＆Aに必要な手続きを代行することはもちろん、解決すべき課題の洗い出し、解決策の提案、リスク管理など、経営者が対応できない業務も行ってくれるでしょう。

M＆Aを成功させるためには、法律に関する知識や経験も不可欠です。契約書の作成やリーガルチェックなど、M＆Aで確認しなければならないポイントも、M＆A仲介会社であれば問題なく対応可能です。

【実績が豊富】中小企業におすすめのM&A仲介会社5選

参照元：株式会社M&Aベストパートナーズ

• 業界特化型の専門アドバイザリー
• 全国企業のM&Aをサポート対応
• ヒアリングからクロージングまで一貫支援

お問合せ

参照元：株式会社アガルート

• 教育業界や人材業界に特化したM&Aコンサルサービス
• ソーシング・意向表明をはじめすべての過程をサポート
• M&Aの会社とサービスを比較できる「M&Aルート」

お問合せ

参照元：コネクトエッジ株式会社

• 独自の報酬体系でスモールM&Aを実現
• ニーズに合わせたサービスプランを提供
• 中小企業M&Aに特化したソリューション

お問合せ

参照元：株式会社パラダイムシフト

• IT業界に精通したM&Aコンサルタントが最適なM&A先を提案
• 創業13年で累計270件以上の支援実績に基づいた独自のノウハウを蓄積
• 成長企業の現在のPL/BSに囚われない資金調達・大型Exitの実績多数

お問合せ

参照元：株式会社日本M&Aセンター

• 国内の豊富なM&A支援実績
• 後継者不足に悩む顧客を丁寧にサポート
• 広範なネットワークによる細やかなサービス

お問合せ

【格安】中小企業におすすめのM&A仲介会社4選

参照元：ファイブ・アンド・ミライアソシエイツ株式会社

• 中小企業M&Aに特化したサポート
• 柔軟でスピーディーなコンサルティング
• 業界最安水準の費用プラン

お問合せ

参照元：株式会社クラリスキャピタル

• 低価格で丁寧なM&Aサポート
• 経験豊富なアドバイザーが対応
• 親身で迅速なワンストップサービス

お問合せ

参照元：かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社

• 中小企業に特化したM&Aアドバイザリー
• 様々な課題に丁寧な支援を提供
• 多数のコンサルティング実績

お問合せ

参照元：インテグループ株式会社

• 誠実で丁寧なM&Aアドバイザリー
• 優れた情報力に基づくマッチング
• 多種多様な業界のサポート実績

お問合せ

【丁寧なコミュニケーション】中小企業におすすめのM&A仲介会社2選

参照元：株式会社オンデック

• 精度の高いプロジェクトマネジメント
• 事業内容を把握したうえでの最適なマッチング
• 多様な成功事例を持つプロ集団

お問合せ

参照元：株式会社中小企業M&Aサービス

• 丁寧なヒアリングに基づく提案
• 適切な相手企業の提案
• 相談から企業評価まで柔軟対応

お問合せ

【スピーディーな対応】中小企業におすすめのM&A仲介会社3選

参照元：会社名株式会社ストライク

• 高精度のマッチングとプロによる提案
• M&Aの相手が見つかるまでは無料
• 親身で丁寧な迅速サポート

お問合せ

参照元：株式会社ベイシカルマネジメント

• 地域密着型のM&A仲介業務
• 交渉力に優れたコンサルタントによる支援
• 迅速で質の高いサービス提供

お問合せ

参照元：株式会社M&A総合研究所

• 完全報酬型の安心サービス
• 最短49日の迅速対応
• AIマッチングにもとづく適切なM&A支援

お問合せ

【柔軟な対応】中小企業におすすめのM&A仲介会社3選

参照元：名南M&A株式会社

• クロスボーダーから医療M&Aまで柔軟対応
• 広範なネットワークと丁寧なサポート
• 東海エリアトップクラスの成功実績

お問合せ

参照元：ハイディールパートナーズ株式会社

• 専門コンサルタントの丁寧なサポート
• 完全報酬型の高コスパサービス
• 柔軟なM&A取り引き提案

お問合せ

参照元：M&Aキャピタルパートナーズ株式会社

• 中小企業のM&Aを支えた多数の実績
• 相手企業との合意まで無料
• 専任担当による迅速で柔軟なサポート

お問合せ

まとめ

M＆A仲介会社は、売り手と買い手の双方と契約し、M＆Aを成約までサポートするのが大きな特徴です。M＆Aの相談に始まり、候補先の選定や契約内容のすり合わせ〜契約まで総合的にサポートします。中小企業の経営者がM＆Aの業務をすべて行うことは難しいため、M＆A仲介会社を利用するメリットは大きいといえるでしょう。

比較ビズは、中小企業のM＆A実績が豊富な仲介業者を短時間で見つけられる便利なWebサイトです。ほんの2分程度時間を取って情報を入力するだけで、条件にあったM＆A仲介会社を簡単に比較できます。

M＆Aを考えている、候補先の選定に迷っている中小企業は、ぜひ1度比較ビズを利用してください。

監修者のコメント

株式会社Pro-D-use

取締役副社長 岡島 光太郎

2009年：(株)リクルートに新卒で入社。営業部署・企画部署にて責任者を務める。（在籍中は、MVPやマネジメント賞など、多数受賞。）
2013年：(株)データX（旧：フロムスクラッチ）の創業期に転職。営業や新卒・中途採用の責任者を務める。
2014年：アソビュー(株)に転職。その後、営業責任者、新規事業責任者、事業企画を歴任。
2015年：(株)Pro-D-useを創業。取締役副社長（現任）に就任。新規事業の立上げ〜収益化、成果を上げる営業の仕組み作り、採用〜組織の構築、Webマーケティングを主軸とした売れる仕組み作り、業務システムの導入・運用、融資を中心とした資金調達〜財務のコンサルティングを得意としている。
また、個人でも中小企業の融資を支援するサービス「中小企業の融資代行プロ.com」を運営するなど、一貫して中小企業を支援することを生業にしている。

詳しく見る

大手に比べて資本が小さい中小企業にとって、M&Aとは会社の今後を左右する大きな決断・買い物です。そのため、経営者に大きな精神的な負担が発生するのが当たり前です。そんな時に頼りになるのがM&A仲介会社です。

しかし、単に料金などでM&A仲介会社を選ぶのではなく、その会社が自社のビジネスモデルや業界に精通しているかどうか？、また、過去の取引実績や評判も考慮に入れながらパートナーを慎重に選びましょう。

また、M&Aをする際にはその背後にある戦略的な視点も必要です。M&Aは企業の成長戦略の一部であり、その目的と目標（市場拡大、新規事業への参入、技術獲得など）や、M&A後の統合プロセスも明確にすることが重要です。

上記のような総合的な視点から支援をしてくれるM&A仲介会社を選ぶことが、中小企業にとっては重要です。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。