おすすめの統合運用管理ツールcount#選！選び方も解説

統合運用管理ツールとは

統合運用管理ツールとは、業務システムやサーバー、ネットワーク機器など、社内のIT資産全般を一元管理できるツールです。稼働状況やデータ処理のスピード、プログラム処理の進捗状況などを分析し、異変が起きていないかを確認します。

統合運用管理ツールの導入によって、IT資産の監視と分析を自動化でき、システム管理者の負担を大幅に削減可能です。ライセンス契約の期限や導入日時など、IT資産のライフサイクルもツール上で管理できるため、更新手続きやアップデートをスムーズに進められます。

統合運用管理ツールの搭載機能

統合運用管理ツールの主な機能や具体的な役割を以下の表にまとめました。

ツールごとに搭載機能や得意分野は異なるため、自社が優先して解決したい課題を明確化しておくことが重要です。導入目的が明確になると、必要な機能が自然と絞られます。

統合運用管理ツールを選ぶうえでの比較ポイント

統合運用ツールを選定する際は、以下6つの点を意識しましょう。

上記のポイントを意識すると、自社にあったツールを選びやすくなります。

導入形態

統合運用管理ツールの導入形態は、クラウド型とオンプレミス型、2種類にわけられます。ツール選定の前に、どちらの形態があっているか、把握しておくことが重要です。双方のメリット・デメリットに関して、以下の表にまとめました。

機能面

ツール選定の前に、自社が解決したい課題を明確化しておくことが重要です。「ジョブ管理の機能が充実」や「セキュリティ対策が万全」など、ツールごとに搭載機能や特徴が異なります。

統合運用管理ツールに限らず、機能数が多いツールほど、初期費用や月額料金が高くなる傾向が強いです。導入目的が曖昧では、導入後に「必要な機能が足りない」や「不要な機能が多くて持て余す」という事態を招きます。

ミスマッチを避けるためにも、優先して解決したい課題を組織全体で話し合っておきましょう。

データ処理能力

データ処理に優れた統合運用管理ツールの選択が重要です。現在のビジネスでは、業種を問わず大量のデータを日々扱います。リアルタイムでシステムの稼働状況や異変の有無を分析するには、大量のデータを効率的に処理できるツールを選択しなければなりません。

各ツールの使用状況に応じてリソースを管理できるツールを選ぶと、システムやアプリのパフォーマンス低下を避けられます。

操作性

業務効率を高めるため、操作性に優れたツールを選びましょう。統合運用管理ツールは搭載機能数が多く、使いこなすには一定の時間が必要です。操作性が低いツールを選ぶと、1つひとつの作業をこなすのに多くの時間がかかり、業務効率が低下します。

高い投資に見合った効果を得るためにも、サービスサイトの閲覧や資料請求によって、システムの操作画面を確認しておきましょう。

クラウド型のツール導入を検討している場合、無料トライアルを利用するのも1つの選択肢に挙げられます。無料トライアルとは有料プランへの移行を前提に、一定期間無料で統合運用管理ツールを利用できる制度です。費用をかけずに操作性や機能性などを確認できます。

マネジメントサービスの有無

統合運用管理ツールの導入ではなく、IT資産の管理を専門会社に委託するのも1つの方法です。統合運用管理ツールを導入する際は、機能面や操作性、導入形態など、さまざまな面に気を配らなければなりません。運用のノウハウ・リソースに不安を抱える企業もあるでしょう。

マネジメントサービスを利用できると、経験豊富なプロにIT資産の稼働状況や契約状況などの管理を依頼できます。インシデントが生じても素早く正確な対応が望めるため、自社に影響がおよぶ可能性は低いでしょう。

社内リソースを有効活用したい企業、システム管理者が不在の企業におすすめの選択肢です。

セキュリティパッチの適用

セキュリティパッチとは、OSやソフトウェア、アプリに脆弱性が発見された際、ベンダーが無償提供する修正プログラムです。仮にセキュリティパッチが配布されない場合、脆弱性を突いたサイバー攻撃によって、情報漏えいを招く可能性が高まります。

自社システムやアプリが攻撃を受けた場合は機能不全に陥り、業務を進められません。多額の利益損失を避けるためにも、セキュリティパッチの適用有無を確認しましょう。

定期的に自動アップデートをおこなうベンダーを選ぶと、サイバー攻撃やマルウェア感染の脅威を軽減できます。

【実績が豊富】おすすめの統合運用管理 ツール3選

参照元：株式会社ハンモック

• PCの管理・セキュリティ対策を包括管理
• 多彩な機能を1つの画面で操作・管理できる
• 機能を選べるオーダーメイド型でコスパ良好

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参照元：Sky株式会社

• ITセキュリティ対策とリスクの発見を支援
• IT資産の安全な運用管理をサポート
• あらゆる規模の企業で支援が可能

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参照元：株式会社コムスクエア

• ローコードで運用を自動化
• 自動化による削減効果を可視化
• あらゆるツールが連携可能

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【24時間対応可能】おすすめの統合運用管理 ツール3選

参照元：株式会社 ISID-AO

• サーバー・ネットワーク監視がメイン
• 監視だけではなく障害発生時の対応も可能
• 24時間365日の有人サポート体制

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参照元：株式会社イーネットソリューションズ

• あらゆるデータセンターに対応
• 運用・監視レベルは自由にカスタマイズ
• 完全月額固定制を採用

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参照元：アイビーシー株式会社

• 次世代型のMSPサービス
• 24時間365日の有人監視体制
• 異常をすぐに検知して復旧支援

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【様々なニーズ】おすすめの統合運用管理 ツール4選

参照元：株式会社エクストランス

• さまざまな監視でリスクを素早く検知
• 通知から復旧まで自動対応
• 環境に最適な監視設計を提案

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参照元：株式会社野村総合研究所

• 混在する管理ツールを統合運用管理
• 3つのエンジンを個別に使える
• 障害発生の検知から対処までを自動化

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参照元：ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社

• OSS障害解析に特化したサポートサービス
• OSSのソースコードから障害原因を特定
• 知識と技術豊富なエンジニアが迅速対応

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参照元：株式会社ディー・オー・エス

• 顧客満足度No1を誇るIT資産管理ソフト
• 遠隔地でもトラブル対応がスピーディ
• セキュリティ機能など多数オプションあり

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【柔軟な対応】おすすめの統合運用管理 ツール4選

参照元：ベニックソリューション株式会社

• サーバ運用管理を効率化・安定化
• 障害発生時のスピーディな対応が可能
• システム管理者の業務負荷が軽減

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参照元：株式会社はてな

• 圧倒的に手軽な導入
• わかりやすい直感的なUIで管理
• 高度なメトリック監視機能あり

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参照元：セイ・テクノロジーズ株式会社

• ジョブ運用管理を効率的・低価格で実現
• ジョブ管理に求められる機能をすべて網羅
• アクセス制御など万全のセキュリティ

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参照元：株式会社クレオ

• 大手IT部門で採用される機能性
• 既存運用をシステム化できる柔軟性
• クラウド・オンプレミスから選べる

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統合運用管理ツールを導入する4つのメリット

統合運用ツールの導入によって得られるメリットは以下の4つです。

メリットの内容を1つひとつみていきましょう。

トラブルに対して素早く対応できる

統合運用管理ツールを導入すると、24時間365日体制でシステムのパフォーマンスを監視できます。通信障害やエラーの発生など、異変を検知したらシステム管理者へアラートが通知される仕組みです。

アラートを発したあとは、復旧作業や不具合の原因調査、影響の範囲特定など、素早い対応が望めるため、ダメージを最小限に抑えられます。

システム管理者の負担を減らせる

統合運用管理ツールの導入によって、ジョブ管理や性能管理、IT資産のライフサイクル管理など、工数のかかる業務を自動化できます。

システム管理者の業務内容は、システムのメンテナンスやPC周りのセットアップ、従業員からの問い合わせ対応など、さまざまです。各業務の遂行には一定水準の専門知識やスキルが求められるため、誰にでも務まるわけではありません。

システム管理者の負担軽減に向け、中途採用でのIT人材確保に努めている企業もあります。日本国内でIT人材の不足が深刻化しており、短期間で優秀な人材を採用するのは難しい状況です。

システム管理者の業務負担を軽減する方法として、統合運用管理ツールを選択する企業が増えています。

24時間365日体制で監視できる

統合運用管理ツールを導入すると、自社システムやアプリの稼働状況を24時間体制で監視できます。勤務時間外に異常が発生した場合でも素早い対応が望めるため、システム管理者に早朝出勤や深夜残業を毎回命じる必要はありません。

システムの性能監視やITツールの構成管理、データのバックアップなど、多くの監視・管理業務を自動化できます。業務の自動化によって、システム管理者の負担を減らせると、新たな人材を採用する必要性も低下するでしょう。

24時間体制での自動監視によって、人件費や残業代の削減を図れます。

アプリケーションのパフォーマンスが高まる

自社で運用しているアプリのパフォーマンスを最大限引き出すには、サーバーの調整やネットワーク環境の構築が求められます。

アプリ上でデータを高速で処理するには、Webサーバーやアプリケーションサーバーなど、各種サーバーの働きが不可欠です。ネットワーク環境が整っていないと、高性能アプリを使っていても思うように作業が進みません。

統合運用管理ツールを導入すると、アプリの特徴や稼働状況に応じた環境整備が望めるため、アプリのパフォーマンスが高まります。

まとめ

今回の記事では以下の4点に関して述べてきました。

統合運用管理ツールを選ぶ際は、さまざまな面を比較して決める必要があります。市場で販売されている既製品が、必ずしも自社の条件に合致する保証はありません。データ処理能力の強化や新機能の追加など、自社の要望を反映したい場合もあるでしょう。

ユーザビリティを最大限追求したい場合は、統合運用管理ツールの開発を依頼するのも1つの選択肢です。「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度で条件にあった開発会社を見つけられます。サイトの利用に費用はかかりません。

統合運用管理ツール開発が得意な企業をお探しの場合は「比較ビズ」の利用を検討してください。

監修者のコメント

TechCIDA

代表　甲斐稔章

新卒でソフトバンク株式会社に入社。国内の法人向けバックボーンネットワークの保守・運用をメインに部署の品質管理、全国の部材整備業務を実施。その後ベンチャー企業にてPMO・インフラ担当としてAWSを用いたシステム・アプリ開発に従事。オンプレミス・クラウド環境両方を得意としたインフラエンジニアとして活動。現在は地元に戻りフリーランスエンジニア兼子ども向けプログラミング教室の運営を行う。

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IT環境の複雑化に伴い、複数システム・ツールで業務を行っている場合は社員の学習コストやツールのメンテナンス費用が大きくなりがちです。 そのため、統合運用管理ツールは企業にとってますます重要になっています。

ツール選定では、既存のシステムよりも機能・操作性の面でデグレードしないことを前提に、システム導入後にどの程度仕事が楽になるか・工数を削減できるかに着目して評価を行いましょう。 また、ある程度ツールを絞った後は無料体験期間やオプションのない無料版で使用感を試してみることが重要です。

導入後は既存システムとの並行運用期間を設け、徐々にマイグレーションを行っていきましょう。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。