給与計算ソフトのおすすめ9選！選定時の比較ポイントも紹介

給与計算ソフトの主な機能

給与計算ソフトに搭載されている主な機能を以下にまとめました。

上記に加えて、源泉徴収票や月額変更届、賃金台帳などの作成や出力にも対応しています。クラウド型の給与計算ソフトの場合、税率や保険料率を手動で変更する必要はありません。

ベンダー側が自動アップデートをおこなっており、税率変更や法改正があってもスムーズに対応できます。

給与計算ソフトを比較するうえでのおすすめポイント

給与計算ソフトを選ぶ際は、以下6つの点を意識することが重要です。

上記の点を押さえておくと、条件に見合った給与計算ソフトを選べる確率が高まります。

導入形態

給与計算ソフトの導入形態はクラウド型とオンプレミス型、インストール型の3種類に分けられます。個々の特徴を以下の表にまとめました。

上記の3つでコストパフォーマンスに優れているのはクラウド型です。一定のサービス料金を支払う代わりに、サーバーの調達やソフトのインストールをおこなう必要がありません。

メンテナンスやアップデートも任せられるため、維持費やシステム管理者の負担も抑えられます。商品の選択肢も多く、自社の条件に見合った給与計算ソフトを見つけられるでしょう。

オンプレミス型とインストール型は自社で対応すべき作業が多く、安定稼働には専門知識を持つ人材が必要になります。

料金体系

クラウド型の給与計算ソフトの場合、料金体系は月額固定制と従量課金制にわかれます。月額固定制は、利用可能な機能やユーザー数、月額料金が事前に決まっているタイプです。

ユーザー数の増加やオプションの利用がない限り、追加費用は発生しません。毎月の支出管理が楽になる反面、多機能型の給与計算ソフトは、初期費用や月額料金が高めに設定されている傾向にあります。

一方、従量課金制は1人あたりの単価×ユーザー数で月額料金を算出するタイプです。ユーザー数が多い場合、必要以上に費用を支払う可能性が高まります。

クラウド型の給与計算ソフトを検討中の場合、どちらの料金体系が自社にあっているか、慎重な見極めが必要です。

給与計算ソフトのタイプ

給与計算ソフトは人事給与型とERP型、給与計算特化型の3つに分類できます。タイプ別の特徴を以下の表にまとめました。

予算と機能のバランス

給与計算ソフトに限らず、多機能型のソフトは初期費用や月額料金が高めに設定されている傾向が強いです。機能が多いと幅広い場面での活躍が見込める反面、導入目的によってはデメリットが多く発生します。

たとえば、給与計算に最低限必要な機能のみを搭載したソフトを求めているとしましょう。多機能型の給与計算ソフトを選んだ場合、導入後に機能を多く持て余し、必要以上に費用を支払う可能性が高まります。

無駄な出費を避けるには、事前に自社が解決したい課題の明確化と優先順位付けをおこなうことが重要です。導入目的が明確になると、自然と必要な機能も絞られます。

他システムとの連携性

複数の業務を効率化するため、勤怠管理システムや会計ソフトなど、外部ツールと連携可能なソフトを選びましょう。

たとえば、勤怠管理システムとの連携に対応していたとしましょう。従業員の勤怠データを取得できるため、給与計算の正確性と効率性を高められます。会計ソフトと連携していた場合は、給与計算と並行して経費精算もソフト上で完結できます。

連携性に優れた給与計算ソフトを選ぶには、バックオフィス系のシステムを複数提供している企業を選ぶのがおすすめです。互換性が原因での不具合の発生リスクを抑えられます。

セキュリティ対策

セキュリティレベルの高さも重要なポイントの1つです。給与計算ソフトには従業員の氏名や銀行口座など、多くの個人情報を保存します。

セキュリティレベルが低いソフトを選んだ場合、サイバー攻撃やマルウェア感染によって、情報漏えいを招く可能性が高まります。個人情報が流出すると従業員や顧客からの信頼は失われ、最悪の場合は離職者の発生や顧客離れに発展するでしょう。

多額の利益損失を避けるには、データの暗号化や第三者による脆弱性診断など、セキュリティ対策が充実した給与計算ソフトを選ぶことが必要です。

サーバーの冗長化やデータの自動バックアップに対応していると、データ消失のリスクを最小限に抑えられます。

給与計算ソフトの導入ではなく外注もおすすめの選択肢

自社の条件に見合った給与計算ソフトがない場合、給与計算以外の業務も効率化したい場合、社労士に相談するのも1つの選択肢です。

社労士には給与計算をはじめ、労務管理全般の業務代行を依頼できます。主に依頼・相談できる業務を以下にまとめました。

社労士は労働関連の法律や労務関連の制度に精通した専門家です。豊富な知識や経験を持っており、正確かつ素早い仕事ぶりが期待できます。社労士に依頼し続ける限り、一定水準以上の業務品質が望めるため、新たに労務担当者を採用する必要もありません。

スポットでの業務代行に対応している社労士事務所に相談した場合、顧問契約を締結しないため、無駄な出費を抑えられます。

【実績が豊富】おすすめの給与計算ソフト3選

参照元：株式会社電通国際情報サービス

• 導入実績2,700社以上のHCMソリューション
• 大企業やグローバル企業の経営基盤を底上げ
• 10万名の給与計算を実現する圧倒的な処理能力

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参照元：鈴与シンワート株式会社

• 社会保険労務士も利用する精度の高さ
• 給与業務の生産性向上につながる充実の機能
• 導入実績3,200社以上

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参照元：株式会社Works Human Intelligence

• 大手法人向け統合人事システム
• 大企業ならではの複雑な人材情報基盤構築を支援
• 導入企業の98％が年間利用を継続

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【充実したサポート】おすすめの給与計算ソフト3選

参照元：NECネクサソリューションズ株式会社

• 中小企業向け統合型クラウドERPサービス
• 販売から勤怠までバックオフィス業務支援機能を網羅
• 経営層・経理部門・情シス部門の負担軽減を実現

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参照元：株式会社 エフエム

• 勤務形態や計算式への柔軟な対応
• 細かな項目の設定と履歴管理で各種登録コストを軽減
• 不正アクセスを厳しくチェックする監査システム

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参照元：株式会社ビーエスエルシステム研究所

• 社労士がつくった給与計算ソフト
• 自動集計や個別集計など多彩な集計機能を搭載
• 「給料らくだプロ23」21,780円

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【ワンストップで対応】おすすめの給与計算ソフト3選

参照元：アマノビジネスソリューションズ株式会社

• 人事労務専門の担当者が給与計算を一括代行
• 給与規則や計算用データを提供するだけで完了
• フル受託からスポット受託まで柔軟に対応

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参照元：SCSK株式会社

• 会計から勤怠管理までをトータルで行うクラウドERP
• 法改正やバージョンアップへの迅速な対応
• コスト削減を支援するサブスクリプションモデル

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参照元：日本電気株式会社 (NEC Corporation)

• NECが手がける人事・給与ソリューション
• 人事管理と給与計算のトータルサポートに強み
• 高いセキュリティで企業の財産を保持

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まとめ

今回の記事では以下の3点に関して述べてきました。

給与計算ソフトを導入すると、所得税や社会保険料などを自動で計算するため、業務の正確性と効率性を共に高められます。人手不足解消に向け、給与計算以外の業務も外注したいと思っている方もいるでしょう。

労務管理全般を効率化したい場合は、社労士に依頼するのがおすすめです。「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度で条件を満たした社労士事務所が提示されます。サイトの利用に費用は発生しません。

労務管理の代行に対応した社労士事務所をお探しの方は、ぜひ「比較ビズ」の利用をご検討ください。

監修者のコメント

TechCIDA

代表　甲斐稔章

新卒でソフトバンク株式会社に入社。国内の法人向けバックボーンネットワークの保守・運用をメインに部署の品質管理、全国の部材整備業務を実施。その後ベンチャー企業にてPMO・インフラ担当としてAWSを用いたシステム・アプリ開発に従事。オンプレミス・クラウド環境両方を得意としたインフラエンジニアとして活動。現在は地元に戻りフリーランスエンジニア兼子ども向けプログラミング教室の運営を行う。

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近年、SNSの普及やテレビ・インターネットの影響で、企業のコンプライアンス（法令順守）が非常に重要視されています。 それと同時に、働き方の多様化によりテレワーク・早朝夜間・休日出社など企業としても管理が難しくなっているのも事実です。

また、社員側も勤怠の改ざんや不正受給をする場合や、法改正にも柔軟に対応する必要があります。 給与計算ソフトを利用すると、これらの問題に迅速に対応できるため総務部の工数削減や業務効率化を行うことができます。

会社の規模や従業員の多様性を考慮し、それぞれのニーズに適合するソフトを選びましょう。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。