MakeShop(メイクショップ)は手数料がお得?2つの料金プランを徹底解説
- MakeShopの手数料はいくら?
- MakeShopの初期費用や月額費用は?
- 他のカートシステムと比べてお得?
MakeShop(メイクショップ)は、手数料の安さや機能の豊富さが特徴的なASPカートシステムです。一方で「固定費が高い」という声も聞かれるため、実際お得なのか・導入すべきかの判断に迷ってしまいます。
そこでこの記事ではMakeShopの手数料体系やプラン料金などを解説し、主要なASPカートシステムと費用を比較します。「自社ECサイト開設にあたってMakeShopを導入するか悩んでいる」方はぜひ参考にしてください。
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MakeShopの2つの手数料
MakeShopのようなASPカートシステムでは、「販売手数料」「決済手数料」の2種類の手数料を導入している場合が多いです。
下記ではMakeShopの手数料体系を解説します。
1. 販売手数料はかからない
MakeShopに「1件あたり◯円」もしくは「売上の◯%」といった販売手数料・売上手数料は存在しません。販売手数料・売上手数料の負担が大きくなりやすい中規模以上の事業者にとって大きな魅力です。
一般的な販売手数料・売上手数料は、売上が伸びるほど手数料の金額も大きくなります。売上が大きい中規模以上の事業者ほど手数料の負担をより強く受ける料金体系です。
MakeShopでは販売手数料・売上手数料を設けておらず、代わりに固定の月額費用が設定されています。売上拡大につれて店舗単位での利益率が自然と向上していく仕組みです。
2. 決済手数料は方法に応じて料率が決まる
MakeShopの決済手数料は利用する方法によって割合が決まっているため、料率をみながら導入を判断しましょう。主流となっているクレジットカード決済は必須と言えます。
引用:総務省
下記ではクレジットカードとそれ以外に分けて決済手数料を解説します。
クレジットカードの決済手数料
MakeShopのクレジットカード手数料は、利用しているプランや決済金額、カード会社によって異なります。
プラン | 決済金額 | カード会社 | 月額費用(税込) | 手数料 |
---|---|---|---|---|
プレミアムプラン | 50万円未満/月 | VISA/MASTER | 1,100円 | 3.39% |
JCB/AMEX/DINERS | 3.49% | |||
50万円以上/月 | VISA/MASTER | 3.19% | ||
JCB/AMEX/DINERS | 3.49% | |||
MakeShopエンタープライズ | - | VISA/MASTER | 0円 | 3.14% |
JCB/AMEX/DINERS | 3.49% |
参照:MakeShop
プレミアムプランでクレジットカード決済を利用するには「MakeShopペイメント」というオプション追加が必要なため、固定の月額費用がかかります。MakeShopエンタープライズはデフォルトでクレジットカード決済に対応しており、月額費用が必要ありません。
クレジットカード以外の決済手数料
クレジットカード以外の主な決済方法別の手数料は下記のとおりです。
決済方法 | 月額費用(税込) | 手数料 |
---|---|---|
Amazon Pay | 3,300円 | 3.9% |
PayPay | 2,200円 | 3.45% |
あと払い(ペイディ) | 0円 | 3.5% |
参照:MakeShop
導入する決済方法によっては、別で決済代行会社との契約が必要になる場合があります。
MakeShopの2つの料金プラン・費用
MakeShopのプランは「プレミアムプラン」「MakeShopエンタープライズ」の2つです。
プレミアムプラン | MakeShopエンタープライズ | |
---|---|---|
初期費用(税込) | 11,000円 | 110,000円〜 |
月額費用(税込) | 11,000円 | 55,000円 |
商品登録数 | 10,000 | 50,000〜 |
スタッフアカウント数 | 5〜 | 10〜 |
SSL証明書費用(税込) | 13,200円/年 | 0円 |
MakeShopペイメント月額費用(税込) | 1,100円 | 0円 |
参照:MakeShop
特に月額費用が5万円かかるMakeShopエンタープライズの場合、ほかのASPカートシステムと比べて固定費が高く感じます。標準装備されている機能が多くオプション追加が少なく済む点を把握しておくと、適正な比較が可能です。
MakeShopのプラン間では機能面での違いは小さいため、商品数やアカウント数、売上といった店舗規模の基準にあわせて選びましょう。下記でそれぞれのプランの特徴を解説します。
1. プレミアムプランの費用と特徴
初期費用(税込) | 11,000円 |
---|---|
月額費用(税込) | 11,000円 |
プレミアムプランはMakeShopの標準的なプランです。固定費がかかるもののMakeShopエンタープライズよりは安く設定されています。
下記のECサイト必須機能が搭載されているため、商品数やアカウント数が範囲内であれば、プレミアムプランでも問題なく運営できるでしょう。
- 会員登録やポイント付与
- クーポン発行
- 在庫アラート
- ECモール連携(一部有料)
- SNS連携(一部有料)
- メルマガ配信
「すでにECモールで売上が立っていて、自社サイトへの移行を考えている」という場合を除き、基本的にはプレミアムプランがおすすめです。
2. MakeShopエンタープライズの費用と特徴
初期費用(税込) | 110,000円〜 |
---|---|
月額費用(税込) | 55,000円 |
MakeShopエンタープライズは大規模店舗向けのプランです。初期費用110,000円〜(規模による)・月額費用55,000円と高額な固定費がかかるだけあって、5万点の商品を登録できます。
費用面ではクレジットカード決済手数料が安い点も特徴です。VISA/Mastercardの3.14%という決済手数料は業界最安クラスでしょう。API連携や専用サーバーの構築、システムカスタマイズも可能で、売上が大きくなるほど恩恵を受けやすい仕組みになっています。
MakeShopの代表的なオプション機能とその費用
MakeShopには下記のオプションが豊富に用意されています。
初期費用(税込) | 月額費用(税込) | |
---|---|---|
常時SSL化 | 0円 | 1,100円(MakeShopエンタープライズは0円) |
WordPress連携 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
サイト内検索 | 66,000円 | 11,000円〜 |
メールマーケティング(「MakeRepeater」) | 0円〜 | 0円〜 |
参照:MakeShop
店舗の状況によっておすすめなオプションは異なりますが、プレミアムプランを利用する場合、常時SSL化は必須でしょう。氏名や住所を扱うECサイトでは、通信を暗号化して個人情報を保護しなくてはなりません。リピーター施策のために、メルマガ強化のMakeRepeaterもぜひ追加したいオプションです。
上記以外にも、サイト構築や他言語対応、Google広告連携というさまざまなオプションがあります。サイトの目的や集客状況などを考慮したうえでオプションを選びましょう。
MakeShopの月額費用をお得にする3つの方法
MakeShopの月額費用をお得にする方法は次の3つです。
- 契約期間を長くする
- 決済方法を少なくする
- オプション機能を少なくする
「できるだけ月額費用を抑えてスモールスタートしたい」方はぜひ参考にしてください。
1. 契約期間を長くする
月額費用を抑える方法の1つ目は、契約期間を長くすることです。MakeShopには「長期契約割引」があります。通常は1カ月契約ですが、複数カ月分をまとめて契約することで1カ月あたりの費用を抑えられる仕組みです。
2023年1月時点では、プレミアムプラン限定で6カ月・12カ月・24カ月の3パターンが用意されています。
割引率 | 月額料金(税込) | |
---|---|---|
1カ月契約(通常) | - | 11,000円 |
6カ月契約 | 5% | 10,450円 |
12カ月契約 | 10% | 9,900円 |
24カ月契約 | 15% | 9,350円 |
参照:MakeShop
EC事業には長期的な計画が求められます。本格的なEC参入を検討しているのであれば、24カ月契約も選択肢に入るでしょう。
一括前払い・途中での解約や返金は不可となっているため注意が必要です。
2. 決済方法を少なくする
決済方法を少なく済ませることも、月額費用を抑える方法の1つです。MakeShopでは決済方法ごとに固定の月額費用がかかります。(例:Amazon Payは税込で月額3,300円)決済方法を少なく済ませれば、固定費がなくなり月額費用を抑えられます。
利用率の高いクレジットカードは必須ですが、モール決済やQR決済などは必要性を検討し直してみてもいいでしょう。ただしEC業界では、決済方法が多いほどCVRが高く売上が伸びやすいとされています。
引用:MakeShop
「クレジットカード+Amazon Payで始めて、売上規模からみて数千円/月の手数料が気にならなくなったら追加する」という流れがおすすめです。
3. オプション機能を少なくする
月額費用を抑える方法の3つ目はオプション機能を減らすことです。MakeShopは固定費がかかる分、もともと高機能でオプションが少なくてもEC店舗を運営できます。プレミアムプランを利用する場合の常時SSL化を除いて、必須と断言できるオプションはありません。
SNSを活用することで集客できますし、リピート施策も顧客が少ないうちはLINE公式アカウントの無料ツールで十分でしょう。MakeShopには100種類以上のデザインテンプレートが用意されており、オプションなしでも機能性・デザイン性を兼ね備えたECサイトを構築できます。
MakeShopと主要なASPカートシステムの手数料・料金を比較
最後にMakeShopと主要なASPカートシステム3社を、手数料や料金の面で比較します。
MakeShop(プレミアムプラン) | Shopify(ベーシック) | カラーミーショップ(レギュラー) | BASE(スタンダードプラン) | |
---|---|---|---|---|
初期費用(税込) | 11,000円 | 無料 | 3,300円 | 無料 |
月額費用(税込) | 11,000円 | 25米ドル(約3,300円) | 4,950円 | 無料 |
販売手数料 | 無料 | 2%(Shopifyペイメント以外を利用する場合) | 無料 | 3% |
クレジットカード決済月額費用(税込) | 1,100円 | 無料 | 無料 | 無料 |
クレジットカード決済手数料 | ・3.19% or 3.39%/VISA,MASTER ・3.49%/JCB,AMEX,DINERS |
3.4% | 4%〜 | 3.6%+40円 |
上記のとおりそれぞれに長所・短所があり、全事業者におすすめなカートシステムは存在しません。「スモールスタートしたいから、初めは固定費をできるだけ少なくしたい」方にはBASEがおすすめでしょう。
一方でMakeShopは手数料の安さが特徴的です。1カ月の売上が約34万円を超えると「BASE(スタンダードプラン)の販売手数料>MakeShop(プレミアムプラン)の月額費用」となります。ある程度の月商が見込める場合にはMakeShopがおすすめです。
まとめ|MakeShopは手数料がお得
この記事ではMakeShopの手数料や料金プランを解説しました。MakeShopは固定費が最低でも税込11,000円/月かかるものの、手数料の安さが魅力です。売上見込み次第ではほかのASPカートシステムよりもお得になります。
カートシステムの導入では、売上とコストのバランスをみて効率的なサービス・プランを選びましょう。
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