相続関連で失敗しない司法書士の選び方4選!費用相場や探し方を紹介

こしだ司法書士事務所
監修者
こしだ司法書士事務所 司法書士 越田一希
最終更新日:2023年12月28日
相続関連で失敗しない司法書士の選び方4選!費用相場や探し方を紹介
この記事で解決できるお悩み
  • 相続の相談で失敗しない司法書士の選び方は?
  • 相続の相談を司法書士に依頼するメリットは?
  • 相続の相談で対応してくれる司法書士の探し方は?

「相続に際し、適切な司法書士の選び方がわからない」とお悩みの方必見。

相続手続きは法的な知識や経験が必要なため、適切な司法書士を選定することが重要です。しかし、司法書士によって専門分野や対応方法が異なるため、自分のニーズに合った専門家を見つけるのは容易ではありません。

本記事では、相続関連で失敗しない司法書士の選び方5選や、費用相場について解説します。記事を読み終わった頃には、相続手続きを適切にサポートしてくれる司法書士を見つけるための知識が得られるでしょう。

司法書士の選定にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • 自分の案件に適した司法書士が見つからない
  • 専門知識を持つ信頼できる司法書士を探したい
  • 司法書士の料金が適正か判断できない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の司法書士に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで司法書士を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

司法書士を一覧から探す

相続関連で失敗しない司法書士の選び方4選

老人 終活 

相続関連の相談で、失敗しない司法書士の選び方は次のとおりです。

  1. 「相続」を専門分野にしている
  2. 親身になって話をしてくれる
  3. 他士業との連携が取れている
  4. 費用がリーズナブルでわかりやすい

1. 「相続」を専門分野にしている

「相続」を専門分野にしている司法書士を選びましょう。司法書士の業務は相続関連以外にも多岐にわたるため、相続に詳しくない方や実績が少ない方もいます。相続に関する相談をしたい場合は、Webサイトやパンフレットなどに「相続の相談を承ります」と書かれている司法書士がおすすめです。

過去に相続手続きの実績があるかどうかを確認しましょう。具体的な解決方法や事例などが書かれている事務所であれば、実績があることがわかります。業務内容や費用相場が書かれていると、より選択しやすいでしょう。

2. 親身になって話をしてくれる

話しやすい・親身になってくれるなど、対応がよく依頼者と相性がよい司法書士を選びましょう。しっかりと話を聞いてくれる方や、よいことも悪いこともすべて話してくれる司法書士であれば相談しやすいです。

Webサイトの閲覧や電話で会話しただけでは、自身との相性まではわかりません。司法書士事務所のなかには初回のみ無料相談を行なっている事務所もあるため、相談と同時に相性の確認をするといいでしょう。

3. 他士業との連携が取れている

他士業との連携が取れている司法書士がおすすめです。案件の内容によっては、司法書士の業務範囲を超えてしまう可能性があるためです。

相続税に関する手続きがある場合は税理士に依頼する必要があります。相続財産の分配で紛争になり解決が必要な場合は、弁護士への依頼が必要です。

官公庁への許可申請が必要な際は、行政書士の資格が必要になります。司法書士と行政書士の両方の登録をしている事務所もあるため、他士業との連携状況を確認するといいでしょう。

4. 費用がリーズナブルでわかりやすい

費用がリーズナブルで、明確になっている司法書士がおすすめです。相続手続きにかかる費用は、通常の買い物とは異なり相場が読めません。相談前に費用が明確になっていると依頼しやすくなります。

相続手続きにかかる費用の相場はおおよそ決まっていますが、相続財産の内容や相続人の数・調査状況などによって費用に差が出ます。Webサイトやパンフレットなどで、具体的な金額や過去の費用事例の紹介があると選びやすいでしょう。

司法書士に依頼した場合の費用相場は20万〜100万円

司法書士に相続手続きを依頼した場合の費用相場は、20万〜100万円といわれています。費用相場に差がある理由は、相続登記の件数や名義変更の案件数・相続人や相続財産の調査状況などにより費用が大きく異なるためです。

費用は項目ごとに細かく設定されており、なかにはパッケージ料金を設定している司法書士事務所もあります。司法書士報酬以外にも、登録免許税や必要書類の取得費用など自力で相続登記を済ませる場合に生じる費用も含まれます。

基本的に20万円程度で済むケースが多いですが、相続登記の筆数や相続財産の内容によって100万円近く必要になるケースもああるため、留意しましょう。項目ごとの費用相場は次のとおりです。

  • 相続人調査:2万〜6万円
  • 相続財産調査:3万〜7万円
  • 戸籍謄本の収集:1,000〜2,000円/1通
  • 遺産分割協議書の作成:4万〜6万円/1通
  • 登記事項証明書の取得:500〜1,000円/1通
  • 相続関係説明図の作成:1万〜1.5万円/1通
  • 相続手続き・遺産整理の一括代行:20万円〜

相続問題を司法書士に相談するメリット

本を開いているビジネスマン

相続問題を司法書士に相談するメリットは、次のとおりです。

  1. 幅広い業務に対応してくれる
  2. 自身や家族にかかる負担を軽減できる

司法書士は、相続手続きに関する知識が豊富で、基本的な手続きはすべて代行してくれます。面倒な手続きを代行してくれるため、自身や家族にかかる負担が軽減されるでしょう。

1. 幅広い業務に対応してくれる

司法書士は、相続人や相続財産の調査・戸籍謄本の取り寄せ・預貯金の解約手続き・遺産分割協議書の作成など、幅広い業務に対応しています。相続手続きに関する基本的な業務は、すべて任せられる点がメリットです。

被相続人の生前に行う遺言信託や家族信託・成年後見人などにも対応しているため、生前に遺産の整理を依頼できます。弁護士よりも費用が安く設定されている点もメリットでしょう。

2. 自身や家族にかかる負担を軽減できる

司法書士に相続手続きを任せることで、自身や家族にかかる負担を軽減できます。相続手続きには、相続人や相続財産の調査・戸籍謄本の取り寄せなど、手間と時間がかかる作業が多いためです。

相続人や相続財産を事前に把握できていれば、自身でも手続きをスムーズに進められます。把握できていない相続財産が見つかったり、相続人がほかにも存在したりすると、手続きが難航するでしょう。

司法書士に依頼することで予想外の状況にも対応してくれるため、依頼者側の負担が軽減されスムーズに手続きを進められます。

相続問題を司法書士に相談するデメリット

相続問題を司法書士に相談するデメリットは、次のとおりです。

  1. 費用が発生する
  2. 紛争に発展すると途中で手続き終了になる

1. 費用が発生する

司法書士に相続手続きを依頼すると、どうしても費用が発生します。具体的な金額は20万円程度といわれていますが、相続財産の金額によっては費用が高くなる場合もあるでしょう。

相続手続きは、相続人自身で行うことも可能です。不動産の相続登記にかかる登録免許税や戸籍謄本・住民票などの書類の取得費用など、誰が手続きを行なっても必ずかかる費用があります。

司法書士に依頼せず、相続人自身で手続きを進めても費用は0円にはなりません。司法書士に支払う報酬金額と手続きにかかる手間・時間を天秤にかけて依頼を検討するといいでしょう。

2. 紛争に発展すると途中で手続き終了になる

相続財産の分配で紛争に発展すると、司法書士の手続きが途中で終了します。相続人同士で揉めた場合、交渉は司法書士にはできないためです。

相続手続き中に紛争へ発展した場合は、弁護士の領域になります。弁護士に依頼した時点で弁護士費用が発生するため、司法書士と弁護士の両方に費用を支払わなければなりません。

相続手続きの状況によっては、司法書士だけでは完結できない点がデメリットです。

相続関連が得意な司法書士の探し方5選

Business相談

相続関連の手続きが得意な司法書士の探し方は、次のとおりです。

  1. 気になる事務所に電話する
  2. Webサイトの問い合わせフォームを利用する
  3. 知人に紹介してもらう
  4. 無料相談会に参加する
  5. 無料の紹介サイトを利用する

1. 気になる事務所に電話する

Web検索や看板などで気になる司法書士事務所をピックアップして、電話をしましょう。司法書士や受付担当者と会話をして、電話の対応や話し方を判断基準にするためです。

どれだけ評判がよい司法書士でも、自身と相性がよいかは会話をしなければわかりません。実際に会話をして、相性や人間性などを判断するとよいでしょう。

2. Webサイトの問い合わせフォームを利用する

電話が苦手な方は、Webサイトの問い合わせフォームを利用しましょう。メールは電話より相談しやすく、文章を考えたうえで会話ができるため、より正確な情報を伝えられるためです。

Webサイトの問い合わせフォームを活用して、メールで相談できる司法書士事務所もあります。メールのレスポンスや言葉遣いなどでも、司法書士事務所の良し悪しが判断できるため、積極的に活用しましょう。

3. 知人に紹介してもらう

相続手続きに対応できる司法書士を、実際に利用したことのある知人に紹介してもらう方法があります。実際に利用したことがある人に聞くことで、どのような司法書士なのか明確にわかります。

紹介してもらった司法書士が自身にあわない場合は、探し方を聞くといいでしょう。わからないことも理解できるようになるため、経験者の意見に耳を傾けることが大切です。

4. 無料相談会に参加する

「直接に会って相性がいい司法書士を探したい」という方の場合は、司法書士団体が主催する無料相談会に参加しましょう。自身で探さなくても、司法書士側からアクションを起こしてくれます。

司法書士から直接アドバイスがもらえる可能性があるため、より最適な司法書士に出会えるチャンスです。自身から踏み出すことが苦手な方や声をかけられない方は、無料相談会に参加しましょう。

5. 無料の紹介サイトを利用する

無料で司法書士を紹介してくれるWebサイトを利用しましょう。自身が住んでいる地域や相談したい内容を選択するだけで、近隣に事務所があり、悩みに答えられそうな司法書士を紹介してくれます。

「気になる司法書士すら探せない」とお悩みの方には、非常に便利です。近隣にどのような司法書士事務所があるのかを把握できるため、候補を絞りやすくなるでしょう。

まとめ

相続関連の相談で司法書士を選ぶ際は、相続手続きが得意でコミュニケーションが取りやすく、税理士・弁護士と連携が取れているかを確認しましょう。相続税や紛争が絡むと、司法書士の領域外の問題になります。

自身にあった司法書士を探すには、電話やメールなどで積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。無料相談会や無料紹介サイトを活用するのもいいでしょう。

比較ビズは、多数の司法書士事務所のなかから自社にぴったりの相談相手を探せる無料の比較サイトです。必要な情報を入力することで、全国各地の司法書士事務所を比較できます。相続でお悩みの方は、ぜひ比較ビズを利用してください。

監修者のコメント
こしだ司法書士事務所
司法書士 越田一希

1984年京都市生まれ。不動産・相続・会社の「登記」に必要な手続きを代理する専門家であり、若手ならではのフットワークの軽さと様々な職業経験で培った対応力を持つ法務大臣認定司法書士。自身が法律知識ゼロで資格学習を開始した経験から法律の適用や用語の難しさを理解しており、平易でわかりやすい説明を心がけており評価を得ている。

司法書士の業務は
・不動産登記関連業務
・商業登記関連業務
・簡易裁判所における140万以下の訴訟代理業務
・家庭裁判所から選任される成年後見人業務
等々多岐にわたります。

各事務所のホームページを確認することでどの業務をメインで取り扱っている事務所なのかの確認ができますので、まずはホームページをご確認ください。 上記の業務の中で不動産関連業務をメインで取り扱っている事務所は、相続登記に触れる機会が多いため安心して任せやすいという目安になると思います。

最近は登記申請自体もオンラインで行うことが主流となり、戸籍等の収集なども郵送請求が可能ですので遠方の司法書士であっても相続登記自体を完了させることは可能です。ですので、例えば遠方の有名な司法書士に依頼するといったこともできます。

ですが、業務を開始した後に依頼書も知りえなかったトラブルが発生したり、身の回りの法律相談などその他の必要が生じたときなどに近場で事務所を構えている司法書士の方がよい場面が多くあります。

司法書士を選ぶ時の基準として
・メイン取扱業務として扱っている事務所か
・司法書士費用
・司法書士との相性(もしくは担当者との)
・事務所へのアクセスのしやすさ
を比較してご自身の優先順位でご判断いただくのが良いと思います。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

司法書士の選定にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • 自分の案件に適した司法書士が見つからない
  • 専門知識を持つ信頼できる司法書士を探したい
  • 司法書士の料金が適正か判断できない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の司法書士に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで司法書士を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

司法書士を一覧から探す

比較ビズでお仕事を受注したい方へ

資料請求はこちら