DM・チラシの特徴と違いを紹介!メリット・デメリットも解説
- DMとチラシの効果は何が違うの?
- DMとチラシの特徴やメリットはどんなもの?
- どうすれば効果的なデザインになる?
DMとチラシは、どちらも広告媒体としてビジネスで広く使われています。この記事ではDMとチラシを活用したい方に向けて、DMとチラシの特徴や違いについて紹介します。
さらに効果的なDMとチラシを作るためのコツや作成するときに使うツールを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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DMとチラシの違いを解説
DMとチラシの最も大きな違いは「ターゲットを選べるか選べないか」という点にあります。
ビジネスの目的に合わせて使い分けることで、ユーザーに効果的なアプローチが可能です。
DMの特徴
「DM」は「ダイレクトメール(Direct Mail)」の略称です。DMは郵便あるいはメール便などを用い、個人や法人に対して直接送付することのできる広告メディアです。
必要に応じ、はがき・パンフレット・封筒入りのパンフレットなど、さまざまな形態をとれることもDMの特徴と言えるでしょう。DMは基本的に送付する宛先を選べるので、狙いたいターゲット層に対し伝えたい情報を直接的に届けることが可能です。
DMの発行単価は約60円でチラシは4円〜5円になっており、比較的費用がかかります。購入実績がある顧客に対して発行することで高い費用対効果を期待できるでしょう。
DMの種類・サイズ
DMには主に「定型はがき」「変形はがき」「圧着はがき」「封筒」「圧着封筒」などの種類があります。
はがきタイプは最も一般的なDMで、閲読率が高いことが特徴です。特にキャンペーン告知や新商品の宣伝などに用いられます。変形はがきは定型はがきと比較して紙面面積が広いため、より多くの情報や大きな写真を掲載できる点が特徴でしょう。
封筒は定形や定形外等、いろんなサイズの文書を送付でき、厚みにあるカタログやパンフレットでも送付できるのがポイントです。
DMの用途・効果
DMは、自社製品を既に購入した経験のある顧客や、資料請求等の手段で個人情報を入手している人が対象となります。
キャンペーンの情報・新製品の案内・特典付きDM等を送付することで、リピートの促進や休眠会員を掘り起こす効果が期待できるでしょう。
DMを利用するメリット
DMを利用する最大のメリットは、顧客情報より自社製品・サービスを購入(再購入)する可能性の高い顧客を選択し、ターゲットを絞り込んで広告を送付できる点です。新規顧客開拓ではなく、既存の顧客のリピート率向上や、旧会員などの再活性化といった用途に用いることが効果的でしょう。
また、顧客の誕生日や記念日にDMを送付したり、常連客向けの特別なイベントやセールへ招待したりするなど、顧客に特別感を与えられます。
他にもDM活用のメリットとして、送った顧客に関する情報や内容、クーポンの利用率などのデータを採れるので、マーケティングにも活用しやすいでしょう。
DMを利用するデメリット
郵送料がかかるほか、個々の顧客に応じたデザイン変更やカスタマイズなど、手間がかかってしまいます。そのうえ、費用が高くなる傾向にあるため、DMを利用するデメリットと言えるでしょう。
圧着はがきや封筒で配達されるDMでは開封する手間を必要とするため、「開封」してもらえない可能性があるというのもデメリットとなります。DMを有効に活用するためには、いかにして開封してもらうか、その工夫が非常に重要です。
チラシの特徴
最近はデジタルチラシというものもありますが、通常チラシと言えば店舗や駅などに設置したり、街頭配布・新聞への折り込み等で配られたりする紙媒体広告のことです。
DMと違って狙うターゲットに直接渡せない代わりに、広範囲のたくさんの人の目に触れ、不特定多数への訴求を狙うことが可能です。
新聞の折り込みチラシであれば、配達先のエリアや日程、折り込み先の新聞社を任意で自由に設定することが可能なので、店のオープン告知やイベントの開催日時や期間などを近隣エリアの住人に周知させたいときなどに重宝するでしょう。
DMに対して発行単価は低く抑えられますが、狙いたいターゲットに直接的に情報訴求できないため、基本的に閲読率は低い傾向にあります。
チラシの種類・サイズ
チラシには、新聞折込チラシ、ポスティングチラシ、フリーペーパー折込チラシ、同封同梱チラシ、WEBチラシの5種類があります。
チラシのサイズには、A4サイズが多く使われていますが、新聞の折込チラシはB4サイズとなっています。新聞はB3サイズであり、投函するときに半分に畳むため、新聞紙のB3サイズの半分になるB4サイズと決まっています。
チラシの用途・効果
チラシは一般的に、情報を不特定多数の人に告知したい時に使用されます。新聞の折込チラシは新聞の配達がエリア別になっていることを利用し、特定エリアの住民に対して情報の訴求を行う効果があります。
チラシを利用するメリット
チラシはインターネットが普及する以前から使用されてきた古典的な宣伝媒体であり、特に特定地域へのアピール力と信用度に優れています。ネットが普及した現代であっても、スマートフォンやパソコンが使えない、使いこなせない層に対して情報発信できることも大きなメリットでしょう。
チラシは大量印刷することでコストを安く抑えられます。新聞折込であれば特定エリアに絞り込んだり、特定の日付を狙ったりする宣伝が可能です。1枚の紙面に載せられる情報は限られていますが、一目見て理解しやすいというのもメリットでしょう。
チラシを利用するデメリット
インターネットの普及により、特に新聞折込による宣伝効果は右肩下がりの状況であると言われています。新聞購読者数が増加に転じる要素があまり考えられない現状なので、チラシの宣伝効力が再び高くなる可能性は少ないでしょう。チラシには、興味を持たれれば宣伝としての即効性が高いという特性がある反面、その宣伝効果を持続させにくいというデメリットもあります。
パンフレット等の封筒を使って送付できるDMと比較して、チラシは通常A4用紙1枚程度の紙面しか情報を掲載できる面積がありません。ポスト投函で配布する場合、他の多くのチラシに紛れてしまうため受け取った人に見落とされ、読んでもらえない可能性が高まります。
効果的なDM・チラシデザインに入れるべき3つの内容
効果的なDM・チラシを作るためには、入れるべき内容があります。今回3つの項目を紹介しているので、DM・チラシを作る際に取り入れましょう。
キャッチコピー
キャッチコピーは、DM・チラシの顔のような存在です。
DM・チラシを見た人が一発で内容が理解できるように表現する必要があります。そのため、キャッチコピーは、ユーザーにわかりやすくインパクトのある言葉にしましょう。
例えば、
- お口の恋人(株式会社ロッテ)
- 今日を愛するLION(ライオン株式会社)
- あなたと、コンビに、ファミリーマート(株式会社ファミリーマート)
上記のようなインパクトのあるキャッチコピーをつけると、読み手を惹きつけられるでしょう。
商品の情報や特徴
商品の情報や特徴は必ず入れましょう。商品の情報がないと、読み手はなんのためのDM・チラシなのか理解できません。
DM・チラシの本来の目的のためにも、必ず商品の情報や特徴を記載しましょう。
DM・チラシを読むメリット
DM・チラシには、読むことのメリットを記載しましょう。お客様は、メリットがないと読む気になれません。商品を買ったことで生まれる恩恵をきちんと伝えましょう。
メリットがあると、DM・チラシを読んでくれる方は増える可能性が高いです。
DMやチラシ作成に使えるテンプレートと制作ツール
自社製品や店の商品・サービスをDMやチラシを使って宣伝したいと思っていても、どうやって制作していいか分からない、という方もいらっしゃるでしょう。
いきなり専門の制作ソフトを導入するのは難しいので、まずは無料で利用できるテンプレートや制作ツールを使ってみることをおすすめします。
PIXTA
「PIXTA」は画像・動画の大手素材サイトです。DMやチラシの他、ポスターの制作にも利用できる無料のチラシテンプレートを950点以上提供しています。会員登録すれば、求人や集客など、目的別に選択できるPowerPointのテンプレートを無料ダウンロードすることもできます。
画像やテキストの変更のみで、DMやチラシ、ポスター、ポストカードなどの幅広い用途に対応したオリジナルデザインが、初心者でも簡単に作成することが可能でしょう。
参照元:PIXTA
Canva
「Canva」はオーストラリアで誕生した無料オンラインデザインツールです。世界中で1000万人以上のユーザーが利用している大手サイトで、日本では2017年にリリースされました。
ドラッグアンドドロップの直感的な操作で簡単にDM・チラシの作成ができる点が特に人気を集めています。素材も1000点以上の画像や130以上のフォントが用意されており、自由に選択できます。
画像編集機能が充実しているので、デザインに関する知識や経験がない初心者でも、アイデアを満載したオリジナルデザインの作成が可能でしょう。
参照元:Canva
日本郵便のDM・発送サービス
日本郵便は、郵送DM・WebDMなどをデザインから印刷、発送まですべての工程を簡単にできるサービスを提供しています。
商品サンプルやカタログなど活用したいビジネスシーンに合わせて依頼できる点が評判です。利用方針や利用ステップを一緒に確認しながら進められるので安心して利用できるでしょう。自社保有の宛名データを活用できるため効率よく発送作業を進められる点が魅力です。
参照元:日本郵便
ラクスル
「ラクスル」はネット印刷で有名ですが、DMやチラシを印刷・発送すべてを依頼できるサービスも提供しています。自分でデザインをしたい場合は、2000万点以上の画像素材と2000点以上の業種別で選べるテンプレートをすべて無料で利用できます。
折り加工を始め中綴じ印刷など、さまざまな形態の印刷物にも対応しており、配布方法もポスティングや新聞折込などを選択することもできるでしょう。
参照元:ラクスル
DM・チラシ以外の紙媒体広告
DMやチラシ以外にも、紙媒体広告は様々な種類があります。DM・チラシ以外の代表的な紙媒体広告の概要を紹介します。
フライヤー
「チラシ」を英訳すると「フライヤー(flyer)」となり、本来は同じものです。日本ではフライヤーというと、デザイン性が高く厚手の紙を用いた、一般的なチラシとは別の紙媒体というイメージが強くなります。
カフェやショップなどの店頭において、興味をもった人が任意で自由に手に取ることのできる広告といった形で用いられることが一般的です。
リーフレット
リーフレットは2つ折り・3つ折りの形態で配布される広告媒体のことで、チラシを折ればリーフレットとなります。チラシとは用途が異なり、商品・サービスの特徴などを詳細に記載することで、簡易的なパンフレットとして活用されることが多い媒体です。
ポップ
ポップとは、商品名や価格、商品の特徴を伝えるものです。ポップのデザインを魅力的にすることで、商品の販売促進につながります。
デザインの中にQRコードを取り入れることで、ポップだけでは伝えきれない内容も伝えられるでしょう。
まとめ
DMとチラシの特徴や違い、効果的なDMとチラシを作るためのコツや作成するときに使うツールを紹介しました。
ペーパーメディアでの宣伝広告を考える場合は、情報を訴求したい購買層や地域を検討した上で、DMかチラシのいずれが適しているか判断しましょう。
不特定多数への宣伝や、宣伝する時期、エリアをピンポイントに狙いたいのであればチラシ、すでに自社の製品を購入している人の再購入促進や、休眠しているユーザーの掘りおこしにはDMが適しています。
それぞれ用途が異なるため、デザインから、内容まで異なってきます。これが分からないまま作成してしまうと、全く的外れなものとなってしまい、無駄に時間と費用を消費してしまうことになるため注意してください。
また、企業の売り上げを安定させるためには、新規顧客とリピーターのバランスが大事です。そのため、新規とリピーター比率や、売上の貢献度を加味してDMとチラシの投資費用を決めていくといいと思います。
一般的にリピーターを促す方が売上に繋がりやすいため、すでに顧客がある程度いる場合は、DMを優先して実施していくといいでしょう。
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