【徹底比較】ノーコードツールおすすめ18選|無料で使えるものは?
- 自社に合ったノーコードツールの選び方は?
- ノーコードツールはどこを比較すればいい?
- ノーコードツールの注意点は?
ノーコードツールを使えば低コスト・短期間でサイトやアプリを構築できますが、種類が多いため比較して自社に合ったものを選ぶことが重要です。
この記事では用途別におすすめのノーコードツールやノーコードツールの選び方、利用する際の注意点などを解説します。読み終わった頃には、自社に合ったノーコードツールがイメージできるでしょう。
「ノーコードツールでイメージどおりのサイト・アプリを構築できるか不安」「どのツールを選べばいいかわからない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- どの開発会社に依頼したらいいかわからない
- ChatGPTを使ったシステムを開発したい
- 新たな機能・システムを導入したい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のシステム開発会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
【一覧比較表】おすすめノーコードツール18選
ノーコードツールによって特徴や費用などが異なります。比較したうえで、自社の目的にあわせて適したツールを選びましょう。
Webサイト構築におすすめなノーコードツール6選
Webサイト構築におすすめなノーコードツールは次の6つです。
特徴 | 費用 | |
---|---|---|
WordPress | 拡張性が高くさまざまなシーンで利用できる | 0円〜 |
Wix | ドラッグ&ドロップのみでサイトを構築できる | 0円〜 |
webflow | テンプレートが豊富でおしゃれなサイトを構築しやすい | 0円〜 |
ペライチ | 最短3ステップでWebサイトを作成できる | 0円〜 |
Sheet2Site | Googleスプレッドシートを利用してWebサイトを作成できる | 29米ドル〜/月 |
STUDIO | 複数人で1つのページを編集しながらサイトを作成できる | 0円〜 |
下記でそれぞれ解説します。
1. WordPress
参照:WordPress
WordPressはもっとも人気なCMSです。
Contents Management Systemの略。Webサイトのコンテンツを簡単に作成・管理・編集できるようにするシステムのこと。
世界のWebサイトの42%がWordPressで構築されているといわれています。
特徴や機能
WordPressは専門的な知識がなくてもサイトを構築でき豊富なプラグインのおかげで自由度が高いため、個人から大企業まで活用するノーコードツールです。ブログやコーポレートサイトだけではなく、ECサイトやマッチングサイトなど高機能なWebサイトも構築できます。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
無料プラン | 0円 |
プレミアムプラン | 900円〜 |
コマースプラン | 5,220円〜 |
WordPressの基本的な機能は無料で利用可能です。無料プラグインによる機能拡張が可能なため、多くの場合、有料プランに移行する必要はありません。
2. Wix
引用:Wix
WixはクラウドベースのWeb制作向けノーコードプラットフォームです。 フリー素材を活用して無料でおしゃれなサイトが作れるため、多くの人に利用されています。
特徴や機能
Wixの特徴は操作が簡単なことです。 使いやすいエディタが用意されており、ドラッグ&ドロップのみでWebサイトを構築できます。 テンプレートやアクセス解析、ネットショップ作成などの機能も豊富で、デザインと実用性を兼ね備えたWebサイトを構築したい方におすすめです。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
無料プラン | 0円 |
ホームページプラン(アドバンス) | 1,500円 |
ビジネス&Eコマースプラン(ビジネスプラス) | 2,700円 |
参照:Wix
Wixの基本機能は無料で利用できます。ただし無料プランの場合は下記の注意点があります。
- 独自ドメインを使用できない
- 作成したページにWixの広告が表示される
- ショッピング機能を利用できない
集客やブランディング、販売の軸として本格的にWebサイトを活用する場合は有料プランを利用しましょう。
3. webflow
参照:webflow
webflowはマウス操作だけでWebサイト作成が可能なノーコードツールです。 公式サイトの情報が英語のみとなっているため、日本語でのサポートが不要な方に向いています。
特徴や機能
webflowの特徴はテンプレートが豊富なことです。 無料・有料問わずクオリティの高いテンプレートが用意されているため、デザインスキルがない方でもおしゃれなWebサイトが作成できます。Adobe FontやGoogle Mapなどの外部サービス連携も可能です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
General Starterプラン | 0円 |
General CMSプラン | 約3,000円(23米ドル) |
Ecommerce Plusプラン | 約10,000円(74米ドル) |
参照:webflow
webflowにはフリープランがあり、2サイトまでは無料で利用可能です。「独自ドメインを利用したい」「大規模サイトを構築したい」などの場合は有料プランを利用しましょう。
4. ペライチ
参照:ペライチ
ペライチは日本企業が運営しているホームページ作成ツールです。 47都道府県サポーター制度という形態で運営し、勉強会やワークショップなども開催されています。手厚いサポートを求めている方におすすめのノーコードツールです。
特徴や機能
ペライチの特徴は、最短3ステップでWebサイトが作成できることです。 作成したWebサイトはモバイル向けに自動最適化するため、別途スマートフォン用のサイトを作る手間がかかりません。
メルマガ配信システムやネット予約管理システム、オンライン決済などの機能も利用できます。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
スタートプラン | 0円 |
ライトプラン | 1,465円〜 |
ビジネスプラン | 3,940円〜 |
参照:ペライチ
ペライチには無料の「スタートプラン」があり、1ページのみであれば費用がかかりません。ただしペライチの広告が表示される点やメルマガ・決済などの機能を利用できない点には注意しましょう。
5. Sheet2Site
参照:Sheet2Site
Sheet2SiteはGoogleスプレッドシートを利用する機会が多い方におすすめのノーコードWebサイト作成サービスです。豊富なテンプレートを活用して、思いどおりの機能を実装できます。
特徴や機能
Sheet2Siteの特徴は、GoogleスプレッドシートのみでWebサイトが作れることです。 WebサイトとGoogleスプレッドシートのデータ連携機能も用意されており、記事の編集や更新も簡単にできます。
料金プラン
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
BASICプラン | 約3,800円(29米ドル)〜 |
PREMIUMプラン | 約6,500円(49米ドル)〜 |
ENTERPRISEプラン | 約46,100円(349米ドル)〜 |
参照:Sheet2Site
Sheet2Siteに無料プランはありません。ただし上記の有料プランには30日間の返金保証が付いています。
6. STUDIO
参照:STUDIO
STUDIOはSTUDIO株式会社が提供しているWebサイト作成ツールです。 純国産の扱いやすいノーコードツールをお探しの方におすすめです。
特徴や機能
STUDIOの特徴はリアルタイムコラボレーション機能が搭載されていることです。 無制限でメンバーを招待でき、離れた場所にいるメンバーと共同作業が行えます。アニメーションやデザインエディタなど洗練されたビジュアルを作り上げるための機能も豊富です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
Freeプラン | 0円 |
Starterプラン | 980円〜 |
Businessプラン | 4,980円〜 |
参照:STUDIO
STUDIOにはFreeプランが用意されており、永久無料で利用可能です。無料プランを試してみて機能が不十分だと感じたら、有料プランの利用を検討しましょう。
ECショップ構築におすすめなノーコードツール2選
ECショップ構築におすすめなノーコードツールは次の2つです。
特徴 | 費用 | |
---|---|---|
Shopify | 高機能なECサイトを手軽に構築できる | 25米ドル〜/月 |
BASE | 月額料金なしでECサイトを構築・運営できる | 0円〜 ※販売ごとに手数料が発生 |
下記でそれぞれ解説します。
1. Shopify
参照:Shopify
Shopifyは世界各地で利用されているECプラットフォームです。ノーコードで手軽かつ高機能なネットショップを開設したい方におすすめです。
特徴や機能
下記の幅広い決済方法に対応していることがShopifyの特徴です。
- クレジットカード払い
- コンビニ払い
- 代金引換
- 電子マネー決済
Shopifyアプリを使うことで海外発送の物流も整えられるため、越境ECにも簡単に参入可能です。日本語専任のサポートやヘルプセンターなども用意されています。
料金プラン
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
ベーシックプラン | 約3,300円(25米ドル)〜 |
スタンダードプラン | 約12,300円(92米ドル)〜 |
プレミアムプラン | 約53,200円(399米ドル)〜 |
参照:Shopify
Shopifyに無料プランはなく、月額料金(およそ3,300円〜)+決済手数料で利用可能です。ただしすべてのプランを無料で14日間お試しできます。
2. BASE
参照:BASE
BASEは月額費用なしで始められるノーコードECショップ構築ツールです。ECサイトをスモールスタートしたい方におすすめできます。
特徴や機能
BASEの特徴は無料ながら拡張性が高い点です。デザインや機能だけではなく、集客やアクセス解析に活用できるアプリケーションも用意されています。
細かなマニュアルは用意されていないものの、BASE Uを参考にすることでプログラミング知識がなくてもECサイトを構築・運営可能です。
料金プラン
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
スタンダードプラン | 0円 |
グロースプラン | 5,980円 |
参照:BASE
BASEには2つのプランがあります。スタンダードプランは月額料金がかからない一方、サービス利用料+決済手数料として売上の6.6%+40円の手数料を支払わなくてはなりません。
まずはスタンダードプランでショップを開設し、売上が伸びたらグロースプランに移行しましょう。
アプリ開発におすすめなノーコードツール4選
アプリ開発におすすめなノーコードツールは次の4つです。
特徴 | 費用 | |
---|---|---|
bubble | チュートリアルで学びながらアプリ開発できる | 0円〜 |
Adalo | 拡張性が高くオリジナルアプリを開発できる | 0円〜 |
Glide | シンプルで直感的に操作できる | 0円〜 |
yappli | 高機能なアプリを手軽に開発・運用できる | 要お問い合わせ |
下記でそれぞれ解説します。
1. bubble
参照:bubble
bubbleはアメリカ系企業のBubble社が提供しているノーコードツールです。 プログラミングなしで、デスクトップ用やモバイル用のWebアプリを開発できます。
特徴や機能
bubbleの特徴はわかりやすいチュートリアルが用意されていることです。 チュートリアルで学びながら、ドラッグ&ドロップ・テキスト入力などの操作を行うだけでWebアプリを作ることができます。
利用者向けのフォーラムも用意されているため、不明点や疑問点は質問可能です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
Freeプラン | 0円〜 |
Personalプラン | 約3,300円(25米ドル)〜 |
Professionalプラン | 約15,200円(115米ドル)〜 |
参照:bubble
bubbleにはFreeプランがあり、コアプラットフォーム機能は、無料で利用できます。APIを利用したりメールサポートを受けたりするには有料プランへの加入が必要です。
2. Adalo
参照:Adalo
AdaloはWebアプリやネイティブアプリなどを作成できるノーコードツールです。
特徴や機能
Adaloでは、アプリのタイプやテンプレートなどを選ぶだけでさまざまなアプリが開発できます。 テンプレートをカスタマイズすることで、オリジナルアプリも作成可能です。英語のみとなりますが、チュートリアル動画も用意されています。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
無料プラン | 0円 |
スタータープラン | 約4,700円(36米ドル)〜 |
プロフェッショナルプラン | 約6,900円(52米ドル)〜 |
参照:Adalo
Adaloを利用する場合はアプリの操作アクション数によってプランを選びましょう。月間1,000件までは無料プランで対応できます。操作アクション数が月間1,000件を超える場合やアプリストアで公開したい場合には、有料プランの加入が必要です。
3. Glide
参照:Glide
Glideはプログレッシブウェブアプリが開発できるノーコードツールです。 iOS/Androidなどスマートフォン向けのアプリを作りたい方におすすめできます。
特徴や機能
Glideの特徴はインターフェイスがシンプルでわかりやすいことです。 直感的に操作しながら、プログレッシブウェブアプリが作成できます。Googleスプレッドシートのデータ読み込み・無料/有料で公開されているテンプレートの利用も可能で、シンプルながら高機能です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
個人向け Freeプラン | 0円 |
個人向け Starterプラン | 約3,300円(25米ドル)〜 |
ビジネス向け Businessプラン | 約32,800円(249米ドル)〜 |
参照:Glide
一部機能制限がありますが、Glideは無料で利用できます。本格的にアプリ運営を開始する場合、ページ数やユーザー数、ストレージ容量などに応じて有料プランを利用しましょう。
4. yappli
参照:yappli
yappliは株式会社ヤプリが提供しているノーコードのクラウド型アプリプラットフォームです。 400社以上の導入実績があります。
特徴や機能
yappliの特徴は、専門知識不要で自社アプリの開発や管理、運用などが行えることです。 下記の機能が用意されています。
- プッシュ通知
- 高度なデータ分析
- フォトフレーム
ノーコードかつできるだけ少ない学習コストで本格的なアプリを運用したい方におすすめです。
料金プラン
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
Liteプラン | 39,800円 |
法人プラン | 要お問い合わせ |
参照:yappli
yappiliの料金プランは「Liteプラン」「法人プラン」の2つです。初期制作支援つきの法人プランの費用は、見積もりをとる必要があります。
業務効率化におすすめなノーコードツール3選
業務効率化におすすめなノーコードツールは次の3つです。
特徴 | 費用 | |
---|---|---|
zapier | さまざまなツール・サービスと連携できる | 0円〜 |
Anyflow | 完全日本語対応で使いやすい | 要お問い合わせ |
JoonBot | チャットボットを作成できる | 0円〜 |
下記でそれぞれ解説します。
1. zapier
参照:zapier
zapierは、あらかじめ決められた作業を自動実行できるノーコードツールです。
特徴や機能
zapierの特徴は連携できるツールやサービスがたくさんあることです。下記に代表される1,000個以上のサービスと連携できます。
- FacebookやTwitterなどのSNS
- メールサービス
- Office365
さまざまなツール・サービスと連携し作業を自動化することで、業務効率化・コスト削減が可能です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
Freeプラン | 0円 |
Starterプラン | 2,736円〜 |
Teamプラン | 54,609円〜 |
参照:zapier
zapierのプランは、処理したいタスク数に応じて選びましょう。Freeプランでは月間100タスクまで処理可能です。
2. Anyflow
参照:Anyflow
AnyflowはSaaSを連携できるノーコードツールです。 SalesforceやSlack、G Suiteなどさまざまなサービスをノーコードで連携させ、業務を自動化できます。
特徴や機能
Anyflowの特徴は日本語完全対応となっている点です。インターフェイスの使い勝手もよく、ノーコードに慣れていない人でも簡単に操作できます。API連携が可能なため、面倒なメンテナンスも必要ありません。
料金プラン
現在、Anyflowの料金プランは公開されていません。利用を検討している方はAnyflowにお問い合わせください。
参照:Anyflow
3. JoonBot
参照:JoonBot
JoonBotは、ノーコードでチャットボットが作成できるサービスです。 顧客からの問い合わせ業務を効率化したい方におすすめです。
特徴や機能
JoonBotの特徴は下記のさまざまなテンプレートが用意されていることです。
- カスタマーサポート
- メルマガ登録
- Q&A
簡易的なチャットボットは、テンプレートを利用してすぐに制作できます。 カスタマイズ機能を使って、詳細な設定を行うことも可能です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
Freeプラン | 0円 |
Starterプラン | 約3,700円(28米ドル)〜 |
Plusプラン | 約13,000円(99米ドル)〜 |
参照:JoonBot
簡易的なチャットボットを1つ作る場合は、無料プランで十分です。複数のチャットボットを稼働させたい場合や詳細なカスタマイズを行いたい場合は有料プランを利用しましょう。
ゲーム開発におすすめなノーコードツール
参照:buildbox
ゲーム開発におすすめなノーコードツールは「buildbox」です。プログラミングをせずにパソコンやスマートフォン向けのゲームを開発できます。 buildboxは2019年に提供開始されたばかりで、ノーコードツールのなかでも新しいサービスです。
特徴や機能
buildboxはパズル系やシューティング系、アクション系などのゲーム作成に向いています。 テンプレートやチュートリアル(英語のみ)なども用意されており、学びながらゲーム開発できる点が特徴です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 年額料金 |
---|---|
Buildbox Classic Freeプラン | 0円 |
Buildbox Classic Plusプラン | 約8,400円(62.99米ドル)〜 |
Buildbox Classic Proプラン | 約21,000円(157.49米ドル)〜 |
参照:buildbox
buildboxには、無料で利用できるFreeプランが用意されています。スプラッシュスクリーンのカスタマイズができないなどの制限がありますが、テスト的なゲーム開発は十分可能です。
サイトやアプリを起動した際、最初に表示される導入画面のこと。
データベース構築におすすめなノーコードツール2選
データベース構築におすすめなノーコードツールは次の2つです。
特徴 | 費用 | |
---|---|---|
Airtable | プログラミング不要でデータベースを作成できる | 0円〜 |
Notion | Wikiやドキュメントなど活用の幅が広い | 0円〜 |
下記でそれぞれ解説します。
1. Airtable
参照:Airtable
Airtableは、アメリカのAirtable社が運営しているクラウド型のWebデータベースサービスです。
特徴や機能
Airtableの特徴は手入力やテンプレート、 CSVやExcelなどのフォーマットを使ってデータベースを作成できることです。 難しい設定やプログラミングは一切必要ありません。
作成したデータベースは、自動的にクラウド上に保存されます。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
Freeプラン | 0円 |
Plusプラン | 約1,300円(10米ドル)〜 |
Proプラン | 約2,600円(20米ドル)〜 |
参照:Airtable
Airtableは、レコード数1,200まで無料で利用可能です。拡張機能を利用したい場合やレコード数・容量を増やしたい場合は有料プランを利用しましょう。
2. Notion
参照:Notion
Notionは、プログラミング不要でさまざまな情報を一元管理できるノーコードツールです。 世界中でブームとなっており、日本でも徐々に人気が高まっています。
特徴や機能
Notionの特徴はWikiやドキュメント、データベースなどのさまざまなフォーマットが用意されていることです。自社の業務体制や効率化したい作業にあわせて、柔軟に活用できます。
リスト作成だけではなく、タスク管理やナレッジシェアなどへの活用も効果的です。
料金プラン
料金プラン(一部) | 月額料金 |
---|---|
フリープラン | 0円 |
プラスプラン | 約1,100円(8米ドル)〜 |
ビジネスプラン | 約2,000円(15米ドル)〜 |
参照:Notion
Notionは無料プランでもSlackやGithubと連携して効率的に利用できます。ページ履歴の保存期間やゲスト招待数に制限があるため、チームで利用する場合は「プラスプラン」以上がおすすめです。
ノーコードツールを比較する3つのポイント【選び方】
ノーコードツールを比較する際は次の3つのポイントを意識しましょう。
- 利用する目的
- 構築の難易度
- 日本語対応の有無
ノーコードツールによって特徴はさまざまです。ポイントを押さえて比較することで、自社に最適なツールを選べるようになります。
1. 利用する目的で比較する
ノーコードツールを比較するポイントの1つ目は、利用する目的です。ツールによって適した用途が異なります。特にアプリ開発や業務効率化などで、高度な機能・セキュリティを必要とする場合には入念に確認しましょう。
用途別のおすすめノーコードツールは次のとおりです。
用途 | ノーコードツール |
---|---|
Webサイト構築 | WordPress |
ECショップ構築 | Shopify |
アプリ開発 | bubble |
業務効率化 | zapier |
ゲーム開発 | buildbox |
データベース構築 | Airtable |
複数の用途を跨いでいても、1つのノーコードツールだけで完結させられる可能性があります。たとえばECショップとブログを併設する場合にはWordPressだけで構築可能です。
それぞれのノーコードツールで実現可能なことを把握したうえで、目的にあわせて選びましょう。
2. 構築の難易度で比較する
ノーコードツールを比較するポイントの2つ目は、構築の難易度です。「コーディングしなくていい=プログラミングの知識が必要ない」ではありません。
「bubble」や「buildbox」など、専門知識がなければ扱いが難しいツールもあります。自社のスキルレベルで十分に扱えるノーコードツールを選びましょう。
WordPressやペライチなど直感的に操作できるツールでも、プログラミング知識があったほうが高度な機能・デザインを実装しやすいでしょう。クオリティが求められる場合は、ノーコードツールを使った内製ではなく制作会社への発注を検討することをおすすめします。
3. 日本語対応の有無で比較する
ノーコードツールを比較する際には日本語対応の有無も重要なポイントです。ノーコードは新しい分野であり、海外産のツールは日本での普及が進んでいないものもあります。
たとえば「webflow」の場合、管理画面・マニュアル・サポートのすべてが英語で表記されます。求められる英語力は高くありませんが、英語に抵抗がある方にとっては使いづらいサービスです。
英語でのサービス利用に抵抗がある方は、WordPressやShopifyなど日本語に対応しているノーコードツールを選びましょう。
ノーコードツールとローコードツールの違い
ノーコードツールとローコードツールの違いは下記のとおりです。
コーディングの有無 | 対象 | |
---|---|---|
ノーコードツール | なし ※コーディングによる拡張性はあり |
コーディング経験がないが、サイトやアプリを構築したい人 |
ローコードツール | あり | コーディング経験があり、サイトやアプリの構築を効率化したい人 |
ローコードは、開発言語の使用を極力減らしたコーディングのツール・方法を指します。経験がない状態でサイトやアプリを構築・制作する場合、ノーコードツールがおすすめです。
ノーコードツールの3つのメリット
ノーコードツールのメリットは次の3つです。
- 専門知識がなくてもサイト・システムを構築できる
- スピーディーに開発を進められる
- 多くのツールが無料で利用開始できる
メリットを把握することで、費用対効果を見積もりやすくなり稟議もスムーズに進みます。多くのツールに共通するポイントであるため、あらかじめ押さえておきましょう。
1. 専門知識がなくてもサイト・システムを構築できる
ノーコードツールのメリットの1つ目は、専門知識がなくてもサイトやシステムを構築できることです。下記の3ステップのみでサイトの大枠を完成させられるツールも少なくありません。
- テキストの入力
- 画像の配置
- 要素のドラッグ&ドロップ
不明点があっても、簡単なHTML/CSS程度であれば検索によって解決できます。プログラミングの専門的な知識・経験を身につける学習コストなくサイトやシステムを構築できる点が、ノーコードの強みです。
2. スピーディーに開発を進められる
ノーコードツールを利用するメリットの2つ目は、スピーディーに開発を進められる点です。ノーコードツールを用いた開発では、既存の要素の組みあわせによってサイト・システムを作り上げるためゼロからコーディングする必要がありません。開発の時間短縮が可能です。
サイト構築を外注する場合、費用は開発工数によって決まります。ノーコードは、工数が少なく済むため外注費用を抑えることも可能です。時間・費用の両面でスモールスタートしやすいことがノーコードの特徴といえます。
3. 多くのツールが無料で利用開始できる
ノーコードツールは無料で利用開始できるものが多いです。下記のツールは初期費用・月額費用ともにかからないプランが用意されています。
- WordPress
- Wix
- webflow
- ペライチ
- STUDIO
- bubble
- Adalo
- Glide
- zapier
- JoonBot
- buildbox
- Airtable
- Notion
独自ドメインを利用できない・機能や処理数が少ないなどの制限はありますが、サイトやアプリとして成立するクオリティです。ノーコードツールを利用することで、初期費用を抑えて低リスクにスタートできます。
ノーコードツールの2つの注意点
ノーコードツールの注意点は次の2つです。
- 実装内容には制限がある
- 日本語対応していないツールがある
利用開始してから問題点に気づくと、時間的にも費用的にも大きな損失が発生します。契約前に必ず注意点を確認しておきましょう。
1. 実装内容には制限がある
ノーコードツールの注意点の1つ目は、実装内容に制限があることです。ノーコードツールはサイトやアプリを簡単に構築できる反面、コーディングする場合と比較して自由度は高くありません。用意された枠組みのなかでの工夫が求められます。
カスタマイズによって高度な機能を実装したい場合は、専門的な知識やコーディングが必要です。プログラミング知識がまったくないスタッフでは実装内容が制限される点を覚えておきましょう。
2. 日本語対応していないツールがある
ノーコードツールの注意点の2つ目は、日本語対応していない場合があることです。管理画面やサポートが日本語対応していなければ、英語で情報を探しながら進めなくてはなりません。
特にGlideやJoonBotなどは日本語でのノウハウ記事が少なく、エンジニアなしで構築を進めるにはサポートへの問い合わせが必須です。英語での情報収集や問い合わせに抵抗がある場合は、日本語対応に注意してノーコードツールを比較しましょう。
まとめ|自社に合ったノーコードツールを選ぼう
ノーコードツールはWebサイト構築やアプリ開発に便利ですが、定型的なことしか実行できない・エンジニアなしで導入できるとは限らないなどデメリットもあります。また海外製のものが多く、英語でのサポートが不安な方は注意が必要です。
ノーコードツールを用いたサイト・アプリ構築は、開発会社へ外注することをおすすめします。ノーコードツールは工数が少ないため、通常のサイト・アプリ構築よりも低コストでの依頼が可能です。
ノーコードツールでの構築を依頼できる開発会社をお探しの方は、ぜひ比較ビズをご利用ください。2分程度の入力で、ノーコード分野での実績が豊富な開発会社から、一括で見積もりを取り寄せられます。
2009年:(株)リクルートに新卒で入社。営業部署・企画部署にて責任者を務める。(在籍中は、MVPやマネジメント賞など、多数受賞。)
2013年:(株)データX(旧:フロムスクラッチ)の創業期に転職。営業や新卒・中途採用の責任者を務める。
2014年:アソビュー(株)に転職。その後、営業責任者、新規事業責任者、事業企画を歴任。
2015年:(株)Pro-D-useを創業。取締役副社長(現任)に就任。新規事業の立上げ〜収益化、成果を上げる営業の仕組み作り、採用〜組織の構築、Webマーケティングを主軸とした売れる仕組み作り、業務システムの導入・運用、融資を中心とした資金調達〜財務のコンサルティングを得意としている。
また、個人でも中小企業の融資を支援するサービス「中小企業の融資代行プロ.com」を運営するなど、一貫して中小企業を支援することを生業にしている。
本記事でも、ノーコードツールのあり余るメリットを紹介してきましたが、そんなメリットの多いノーコードツールにも、もちろんデメリットが存在ます。 私が数あるノーコードツールを使ってきた中で感じるデメリットは、
1.(テンプレートは多いが)独自のオリジナリティは出しづらい
2.違う目的のノーコードツール同士でも被る機能が多く、複数入力などの無駄が発生する
3.(テンプレート型ゆえに)ツールに自社の業務を合わせていかなければならない
上記3つは(人によっては)大きなデメリットになりえるかと感じます。そのため、ノーコードが流行っているからといってすぐに飛びついてしまうのではなく、導入前にはしっかりと「自分(自社)に合っているツールなのか?」「費用対効果は見合うのか?」という点を吟味した上で、導入に踏み切るように注意しましょう。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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