ピクトグラムの特徴とは?メリットや注意点を解説
- ピクトグラムとは?
- ピクトグラムの特徴は?
- ピクトグラムの注意点は?
ピクトグラムとは、単純化された視覚記号のことです。公共の施設やホームページでもよく利用されています。
この記事では、「ピクトグラムについて知りたい」と思っている方にピクトグラムのメリットや注意点を紹介します。ピクトグラムの具体例やおすすめの素材サイトについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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ピクトグラムとは単純化された視覚記号のこと
ピクトグラムとは、単純化された視覚記号のことです。トイレの男性と女性のマークが代表的でしょう。言葉がわからなくても、必要な情報を伝えることのできるのがメリットです。
近年グローバリズムがどんどん進んでいて、多くの外国人が日本にやってきます。ピクトグラムがあれば、母国語が日本語以外の方でも情報が理解できるのです。
ピクトグラムの歴史
ピクトグラムの歴史は、1920年代にさかのぼります。オットー・ノイラートというオーストリアの社会・経済学者が「アイソタイプ」というピクトグラムの原型を発表しました。
日本では、1964年に勝見勝という美術評論家を中心に若手デザイナーが開発したものが発祥だといわれています。
これは、同年開催された東京オリンピックのためです。多くの外国人を受け入れるにあたって、言語なしでも相互理解するために開発されたのがピクトグラムだったのです。
ピクトグラムの具体例
ピクトグラムの代表的なものは、男子トイレと女性トイレのシルエットでしょう。下記はピクトグラムの具体例です。
- 温泉
- 駐車場
- ガソリンスタンド
- 禁煙
- 避難口
上記以外にもピクトグラムはたくさんあり、たくさんの人を手助けしています。
ピクトグラムのメリット:一目で意味がわかる
パソコンやスマホのような限られた画面では、あまり一度にたくさんの情報を盛り込むことはできません。ピクトグラムを導入すると、言葉の意味を説明する文章も簡潔ですむので、Webサイトをスッキリさせる効果が見込めます。
ピクトグラムの注意点:国によって解釈が変わる
ピクトグラムの利用にあたって注意しなければならないのは、同じ図柄でも国によって解釈が異なる可能性があることです。
外国人に理解されにくい日本のピクトグラムの代表例は、温泉マークです。外国人には温泉の湯気が料理の湯気に見えるのだそうです。国籍に関係なくだれでもすぐに利用できるようなピクトグラムの開発は、今後の課題です。
ピクトグラムをインターネットで活用する2つの方法
ピクトグラムの特徴を紹介しましたが、ここでは活用方法を2つ紹介します。
- アイコン
- イラスト
アイコン
ピクトグラムを活用できるシーンとして考えられるのが、アイコンの利用です。代表的なのはサイト内検索欄にある、虫眼鏡のピクトグラムでしょう。一目でそこが検索機能であることを理解できます。
特にスマホでサイトを作成するときに、アイコンを利用するのがおすすめです。ユーザーのアクションを求める場所にピクトグラムを活用してみましょう。具体的には、リンクやフォームの送信ボタンのアイコンでピクトグラムを活用するのがおすすめです。
イラスト
挿絵としてホームページにてピクトグラムを活用するのも1つの方法です。ここでポイントになるのが、どのようなデザインのものを使用するのかです。
ピクトグラムの種類によっては、少し無機質な感じになってしまうかもしれません。意味を伝えるだけでなく、見た目の印象についても留意するといいでしょう。
ピクトグラムに使用できる色は2色までと制限がありますが、アイコンはカラフルなものが多いです。ピクトグラムは公共施設や商業施設などの案内的な使われ方をしていますが、アイコンはパソコンやスマホなどの機能を表すことが多いです。
【国内】ピクトグラムのおすすめの素材サイト5選
- ヒューマンピクトグラム2.0
- ICOON MONO
- シルエットAC
- ピクトグラムBOX
- シルエットイラスト
ピクトグラムをホームページに活用したいと思っている人もいるでしょう。ピクトグラムは素材サイトで入手可能です。
ここでは、国内のおすすめの素材サイトを5つ紹介します。
ヒューマピクトグラム2.0
参照元:ヒューマピクトグラム2.0
ヒューマンピクトグラム2.0は人物系でおすすめの素材です。無料で使えるため、会員登録が不要です。WEB制作や会議の資料、企画書などで活用できる素材が集まっています。
JPGやPNGなどのファイルを選択でき、Adobeを使用している方はAiファイルのダウンロードが可能です。さまざまなシチュエーションや人物のピクトグラムがあり、幅広い活用ができるのがメリット。
ICOOON MONO
参照元:ICOOON MONO
ICOOON MONOで用意されている素材は、アレンジなしでそのままピクトグラムに転用できるものが多いです。商標利用や無料でダウンロードが可能です。JPGやPNG、Adobeを使用している方はAiファイルの利用ができます。
動物や植物などの実用的なものはもちろん、クラーケンのような怪物のようなユニークなデザインもあります。少しフォルムに丸みがあるので、柔らかく優しいテイストにしたい方は活用しましょう。
シルエットAC
参照元:シルエットAC
シルエットACはイラストバリエーションが充実しているので、自分の使いたいピクトグラムが見つかりやすいです。シルエットACは会員登録をしなければならないため、手続きが必要です。商用利用や無料でダウンロードが可能です。
人物や生き物、ビジネスなどの素材が多く、チラシやポスターなどの広告で利用できます。活用できるピクトグラムが多く活用できる範囲が広いので、積極的に活用するべきサイトです。
ピクトグラムBOX
参照元:ピクトグラムBOX
ピクトグラムBOXは、ビジネスシーンで利用できる素材が数多く揃っています。無料利用やPDFデータとしてダウンロードが可能なサイトです。会員登録が必要がないため、手続きが必要ありません。
ピクトグラムBOXの特徴は、ピクトグラムだけではなく文字とも組み合わせている点です。社内の案内のほかにも備品に貼り付けるステッカーにも利用できるでしょう。
シルエットイラスト
参照元:シルエットイラスト
シルエットイラストはモノクロのピクトグラムを扱っており、会員登録が不要のサイトです。PNGやJPGファイルをダウンロードできます。会社、企業、団体での利用は許可されていますが、商用利用ができません。
シルエットイラストは、教育現場や医療・健康ジャンルで活用できるイラストが多いです。医療・健康ジャンルのピクトグラムは、体の部位や症状など細かいところまで準備されているのがメリットです。10,000点以上のピクトグラムが揃っているので、自分が使いたいものが見つかるでしょう。
【海外】ピクトグラムのおすすめの素材サイト2選
日本だけでなく、海外にもピクトグラムの素材を用意しているサイトがあります。海外でおすすめの素材サイトは下記の2つです。
- iconmonstr
- UXWing
iconmonstr
参照元:iconmonstr
iconmonstrはドイツで運営されている無料のピクトグラムの素材サイトです。4000点を超えるピクトグラムがラインナップされています。日本のものと比較して、フォルムが太めに作られているのが特徴的です。
アイコンはPNGやSVGなどファイル形式を選択してダウンロードできます。PNGを選ぶと、サイズや色を変更可能です。
UXWing
参照元:UXWing
UXWingは日本語対応していませんが、無料で商用利用できます。icomonstrと比較すると、細くスリムなフォルムをしたものが中心です。500点を超えるピクトグラムが用意されています。
3つのメインカテゴリがあり、実線、線、色と150以上のサブカテゴリから選べるので、自分が使いたいものがすぐに見つかるでしょう。
ピクトグラムの作成に使えるソフト3選
ピクトグラムの素材サイトを紹介してきましたが、自分のイメージ通りのものが見つからないこともあるでしょう。その場合には、サイトの雰囲気にマッチするピクトグラムを自作する方法もあります。
ピクトグラムの作成に使えるソフトは下記の3つです。
- Adobe Illustrator
- Microsoft PowerPoint
- Microsoft Excel
Adobe Illustrator
Adobe Illustratorは、はっきりとした線や色を表現できるのが特徴です。円や四角形、三角形などの図形作成からロゴまで幅広く作成できます。
円や四角形などでピクトグラムの作成が簡単にできるのでおすすめです。7日間の無料体験版を利用できるため、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
Microsoft PowerPoint
Microsoft PowerPointは、マイクロソフト社が提供しているプレゼンテーションソフトです。資料作成や実際にプレゼンテーションのサポートができます。
プレゼンテーションソフトのため、図形作成が簡単にできピクトグラムを作成可能です。無料で使用できるのでコストをかけずにピクトグラムを作成したい方は使ってみましょう。
Microsoft Excel
参照元:Microsoft Excel
Microsoft ExcelはMicrosoft PowerPointと同じマイクロソフト社が提供しているソフトです。Microsoft Excelは、図形や表作成ができます。
図形や描画ツールを組み合わせることでピクトグラムの作成が可能です。無料で使えるのでMicrosoft Officeを活用している方は試してみましょう。
まとめ
ピクトグラムの特徴やメリット、注意点、おすすめの素材サイトを紹介しました。ホームページで一度に表示できる情報は限定的で、スマホサイトの場合はさらに制限がかかります。見ている人に必要な情報をいかに効率よく伝えるかが、サイト制作における課題の1つです。
ユーザーが見やすいサイトやピクトグラムを作りたいと考えている方は、「比較ビズ」を利用してみましょう。サイト制作を制作会社に依頼するときの見積もりを無料できるので、一度使ってみてはいかがでしょうか。
ピクトグラムはフリー素材として提供されているものも多く使い勝手が良いのもポイント。ほしい素材が足りない場合やより統一感を出したい場合には、イラストレーターに制作を依頼するのもおすすめです。WEB制作で使われる場合は、カラーやページデザインと合わせて提案するとより親和性の高いものに仕上がるのではないでしょうか。
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