テープ起こしの費用相場は?外注時の3つの注意点を解説
- テープ起こしの費用相場は?
- テープ起こしの費用はどのように計算する?
- テープ起こしを外注する際の注意点は?
会議の議事録やインタビュー記事の作成に必要なテープ起こし。外注する場合は費用相場が気になってきます。社内でも可能なテープ起こしを外注することで、社員の業務効率化や完成物のクオリティ向上が期待できます。
この記事ではテープ起こし費用の相場や算出方法、外注時の注意点についてまとめました。テープ起こしの外注を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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テープ起こしの費用相場は1分あたり200~300円
テープ起こしの費用相場は、1分あたり200~300円です。1文字あたりの文字単価で設定している場合は1文字1円が相場ですが、時間単価の場合とあまり大きな差はありません。
文字や時間あたりの単価で算出された金額に、特急料金や専門的知識が必要な場合は追加料金が上乗せされます。
テープ起こし費用の算出方法
テープ起こし費用の算出方法は、大きく分けて2種類です。
相場 | 60分あたりの相場 | |
---|---|---|
時間単価 (音声時間による算出) |
1分あたり200~300円 | 12,000~18,000円 |
文字単価 (文字数による算出) |
1文字あたり1円 | およそ14,000文字 |
インタビュー音声や講演会など、話すスピードがゆっくりで文字数が少ない場合、音声時間よりも文字単価での算出の方が安くなるでしょう。
その他の料金が変動する要素
テープ起こしの料金は基本的に時間単価または文字単価によって決まりますが、仕上がりの品質によっても料金は変化します。
仕上げには複数の種類があるため、予算や起こしたデータの用途に応じて選びましょう。
仕上げによる変動
テープ起こしの仕上げには主に3種類あります。
- ケバ取り:意味のない語句や言い間違い・相づちを省略する
- 素起こし:録音された音声をそのまま全て文字に起こす
- 整文:文末表現の統一といった編集を行う
素起こしの場合、ケバ取りよりも手間がかかるため割高になってしまう傾向があります。 整文の場合、さらに編集する必要があるため割り増しになります。編集内容によっては、文末表現を整える程度の編集なら2割増しほどで依頼が可能です。
インタビュー記事の作成や法廷提出用の書式に整えるなど、特別な編集が必要な場合はケバ取りの倍以上の料金になることもあります。
納期や専門性による変動
業者によって異なりますが、1時間の音声データであれば通常2~3営業日が納期として設定されています。
特急料金を支払うことで納期を短くすることも可能です。納期を1日短縮するためには料金3~4割増しを想定しましょう。翌営業日の納品を希望する場合、目安は通常料金の約2倍です。
テープの内容が医学・法律に関する専門的な内容や英文などの場合は、専門知識のある話者・ライターが対応します。通常料金の1.5~2倍になると考えておきましょう。
話者の人数による変動
会議や集会など多くの人数が参加している場合は、話者の特定が困難です。
音声データを何度も聞き返し、声のトーン・話している内容・話し方の癖などを把握して話者を特定する作業が必要になります。
作業に手間がかかる分、料金も割高となる可能性が高いです。参加者の人数や名前・特徴などを依頼時に共有しておきましょう。
テープ起こしを外注するメリット
テープ起こしを外注することで、以下のメリットがあります。
- 作業時間を他の業務に充てられる
- 質の高い制作物が期待できる
作業時間を他の業務に充てられる
最大のメリットは、文字起こしにかかる時間と労力を他の業務に充てられる点です。
テープを聴きながら文字に起こす作業は、専門知識や経験のない社員でもできます。しかし不慣れな作業には多くの時間が必要です。経験がない社員が行った場合、10分のテープ起こしに1時間以上かかるといわれています。
本来の業務に支障をきたさないよう、テープ起こしはプロへの外注がおすすめです。
質の高い制作物が期待できる
外注することで、質の高い制作物になることが見込めます。
テープ起こしに慣れていない人が行うとクオリティの低い完成物となり、有効活用できない可能性が高いです。
プロに外注することで正確性も高く、正しい文法を用いたテキストデータが得られます。
テープ起こしを外注するデメリット
テープ起こしを外注することでデメリットが発生する場合があります。
- 外注先とのやり取りが必要
- セキュリティ面のリスクがある
外注先とのやり取りが必要
外部に委託することで制作に関するやり取りが発生し、その対応が必要となります。
外注先の比較や決定をはじめ、予算決めや内容の打ち合わせ・契約には多少の時間と労力が必要です。単発の依頼の場合は費用が割高になることもあるため、単発で短時間なテープ起こしであれば、自社内でテープ起こしをすることで費用は抑えられるでしょう。
セキュリティ面のリスクがある
テープ起こしのデータの中には機密事項が含まれるケースもあり、外部に情報が流出するリスクが高いです。
外部業者もプロとして仕事を行っているため細心の注意を払って作業を行いますが、それでも万が一の場合があります。費用面だけで判断せず、信頼できる適切な外注先を選ぶようにしましょう。
テープ起こしの依頼先
テープ起こしの依頼先としては、専門業者とフリーランスの2つに分けられます。それぞれの特徴をおさえ、状況に応じて適切な相手に依頼しましょう。
専門業者に依頼する場合
専門業者に依頼するメリットは以下の4通りです。
- 高い品質が期待できる
- セキュリティ面が厳重である
- 納期が厳守される
- 内容に応じたさまざまなケースに対応可能
専門業者に依頼するデメリットは以下の4通りです。
- コストが高くなりやすい
- 専門性の高い案件の場合時間がかかる
テープ起こしの専門業者に依頼する場合、高いクオリティ・制作物にあわせた柔軟な対応が期待できます。
翌日納品や専門領域、外国語に対応可能なスタッフを複数抱えていることが多く、依頼内容に応じて適切な作業が行われます。
フリーランスに依頼する場合
費用を抑えたい場合、クラウドソーシングを利用する方法があります。フリーランスに依頼するメリットは以下の3通りです。
- 費用を抑えられる
- 即日対応が可能
- 専門的な内容を依頼しやすい
フリーランスに依頼するデメリットは以下の3通りです。
- 情報漏洩のリスクがある
- 納期の遅延が起こる
- 品質に差が出やすい
フリーランスに依頼する場合、応募者の中から依頼する相手を決める固定報酬制と、早いもの順で決まるタスク制の2通りの方法があります。
費用は安い分、業者よりも品質のばらつきやデータの取り扱いにリスクがあるため注意が必要です。
テープ起こしを外注する際の3つの注意点
正確なテープ起こしを依頼するために、3つのポイントを心掛けましょう。
- 用語集や関連資料を共有する
- 不明箇所の取り扱いに関するすり合わせを事前に行う
- 業者とフリーランスの使い分けを行う
テープ起こしは単に音声をテキスト化するだけの作業と思われがちです。外注する際のすり合わせや情報共有を疎かにすると、期待していたものとは違うデータが納品される恐れがあるため、注意しましょう。
用語集や関連資料を共有する
専門用語が使われている場合、正確にテープ起こしできない可能性が高いです。資料やデータをもとに会話を行っている場合も、音声だけでは詳細の内容まで理解することは難しいでしょう。
専門用語集や会議内で使われた資料を、テープと一緒に業者へ共有しておくことで、完成データの品質向上につながります。
不明箇所の取り扱いに関するすり合わせを事前に行う
音声が不明瞭で聞き取れない箇所があった場合の対応を、事前に確認しておきましょう。
不明箇所をどのように対応するかは業者によって異なります。聞き取った音をそのまま書き起こしたり、聞き取れなかった旨だけメモ書きされたり対応はさまざまです。
業者による文字起こしが不可能な部分は、自分で修正する必要があります。不明箇所があった場合の取り扱いを事前にすり合わせておくとよいでしょう。
業者とフリーランスの使い分けを行う
テープ起こしの専門家に依頼する場合、どのような人が作業を行うかを知ることはできません。フリーランスで活動するライターに依頼する際は、プロフィールから経歴・得意分野・業界知識などを事前に確認できます。
医療や法律・金融など専門性の高い音声を依頼する際は、業界知識のある個人に依頼した方が正確な文字データとなるケースもあります。フリーランスへ依頼する選択肢も頭に入れておきましょう。
まとめ
テープ起こしの費用相場は、テープ音声1分あたり200~300円です。クオリティや納期、テープ内容の専門性によって料金が上乗せされる場合もあります。
テープ起こしを外注することで業務効率化やクオリティの向上が期待できます。一方で、外部業者とのやり取りに日数がかかる点や情報漏洩のリスクがある点には注意が必要です。
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