サイディングと外壁タイルの違いを解説!メリット・デメリットも紹介

リフォーム相談室〜札幌版
監修者
最終更新日:2024年09月24日
サイディングと外壁タイルの違いを解説!メリット・デメリットも紹介
この記事で解決できるお悩み
  • サイディングとタイルの違いとは?
  • サイディングのメリット・デメリットは?
  • 外壁タイルのメリット・デメリットは?

サイディングと外壁タイルには異なる特徴やメリットがあるので、ポイントを比較すれば良い施工ができるでしょう。

この記事では、「サイディングと外壁タイルについて知りたい」と思っている方にそれぞれの特徴を紹介します。サイディングと外壁タイルのメリット、デメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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【比較】サイディングとタイルの違いを紹介

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外壁の種類 費用 メンテナンス頻度 耐久性 仕上がり
サイディング 安い 多い 高い 見劣りする
タイル 高い 少ない 低い 高級感がある

サイディングはタイルより初期費用は安いですが、メンテナンス費用が高いため結果的に同じくらいの費用になる可能性があります。

サイディングは耐久性が高くひび割れや破損が起こりにくい一方、仕上がりが見劣りしやすいです。高級感にある家にしたい場合はタイルを選びましょう。それぞれ特徴があるので、どんな家にしたいのか考えたうえで判断する必要があります。

サイディングとは外壁に重ね合わせて貼り付けていくもの

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サイディングとは、セラミックやセメント素材、金属、樹脂などの素材で作られたものです。大きな寸法で作られているので、迅速に施工でき、新築でもリフォームでも効率よく作業できます。

柄やカラーのバリエーションがとても豊富なのが特徴です。柄なしのシンプルなものから、タイルや石材などの天然の材質に合わせたデザインの中から選べます。シェアは非常に高く、外壁資材の中では全体の80%です。施工業者も多く、均一な仕上がりを期待できます。

サイディングのメリット3選

サイディングのメリット3選

サイディングのメリットは上記の3つです。それぞれ詳しく解説します。

デザインの種類が多い

サイディングは、デザインの種類が多く好みのデザインに仕上げられます。特に、窯業系サイディングはカラーやデザインの種類が多いのでおすすめです。

窯業系サイディングとは、セメント質原料や繊維質原料などからなるもので、防火性に優れています。外壁の色にこだわりがある方やカラフルにしたい方はサイディングを選びましょう。

施工が楽にできる

サイディングはタイルに比べて、加工しやすいのが特徴です。薄い板状の建材で、板を組み合わせながら施工していきます。施工が楽なのでどのお店でも対応可能だったり、短期間で施工が済むメリットがあります。工期を短くしたい方はサイディングを選びましょう。

費用が安い

サイディングは費用が安いのが特徴です。外壁材を大量生産できるので、コストを抑えられます。特に、窯業系サイディングや金属系サイディングは安いです。金属系サイディングは、柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材によって構成されています。外壁を重要視していない方や費用をかけられない方にサイディングはおすすめです。

サイディングのデメリット2選

デメリットのコピーのコピー (4)

サイディングのデメリットは上記の2つです。それぞれ詳しく解説します。

耐久性が低い

サイディングは耐久性が低いという特徴があります。外壁は風や雨などの影響でひび割れや破損の可能性が高いです。一般的に耐久年数が30年といわれており、何度か外壁の修理が必要です。サイディングを外壁に選ぶ場合は耐久性が低いことを覚えておきましょう。

メンテナンス費用が高い

サイディングは初期費用がかかりませんが、メンテナス費用が高いです。定期的に塗装や修理が必要なので、将来的にコストが大きくなることに注意しましょう。将来的にタイルとコストが同じになる可能性もあります。

外壁タイルとは約1300度の高温で焼き固めたもの

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タイルは粘土を高温で焼き固めて作ったものです。数?程度の小さな寸法で細かく作られているものもあり、まとめて施工しやすくした製品もあります。日本では現在、圧倒的にサイディングによる外壁施工が多く、タイルを貼れる職人が少ないです。

外壁タイルのメリット3選

外壁タイルのメリット3選

外壁タイルのメリットは上記の3つです。それぞれ詳しく解説します。

耐久性が高い

石や粘土で焼き固めたものなので、耐久性が高く経年劣化が起こりにくい材料です。ひび割れに強いので、水の染み込みが起こりにくく家全体の耐久性も上がります。タイルはサイディングに比べて硬い材質なので、傷つきにくいのも特徴です。

高級感がある

最大のメリットは、高級感あふれる見た目です。サイディングでもタイル調の素材で加工をしているものがありますが、やはり質感や色合いなどは本物にかないません。デザインが豊富で自分好みの外壁にできるのも特徴の1つです。重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出してくれるため、家全体を高級感のある家になります。

メンテナンスの手間がかからない

外壁タイルはメンテナンスの手間がかかりません。傷がつきにくく、雨や太陽光に当たっても劣化が進みづらいからです。タイルと外壁の間に隙間ができることがあり、その場合はメンテンナンスが必要になります。定期的に塗り替えが必要なサイディングと比べると、メンテンナンス費用はかなり低く、耐久年数も長いです。

外壁タイルのデメリット2選

外壁タイルのデメリット2選

外壁タイルのデメリットは上記の2つです。それぞれ詳しく解説します。

素材が重い

外壁タイルは、接着剤で外壁に貼り付ける作業を行います。素材が重いため、タイルと外壁が剥がれてしまうかもしれません。耐震性が低い可能性もあります。タイルが外壁が剥がれるのは、業者の技術不足の可能性もあるので業者選びも大切です。信頼できる業者を選びましょう。

費用が高い

外壁タイルは材料代が高く、サイディングの数倍から10倍以上の価格がします。タイルを貼れる左官職人が日本では少なくなっているので、施工費用が高いというのもデメリットです。

タイルはメンテナンスの手間がかからないため、長期的な目線で見るとサイディングと変わらない可能性があります。長期目線でお金がかからない方がいいと思う方は、タイルを選びましょう。

まとめ

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サイディングとタイルについて、特徴やメリットを紹介しました。それぞれの仕上がりの雰囲気や耐久性なども考えて、自分の家に最も合うものを選びましょう。デザインにこだわって素敵な家づくりもおすすめです。

「比較ビズ」なら、2分ほどの手間で簡単に相見積もりが取れます。「外壁を修理したいけど、費用が高い」と悩んでいる方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。

監修者のコメント
リフォーム相談室〜札幌版
代表 弘中純一

宅建取引士、一級建築士として住宅の仕事に従事し30年以上。住宅の設計から新築工事・リフォームそして売買まで、あらゆる分野での経験を活かし、現在は住まいのコンサルタントとして活動している。最近では投資物件の内覧同行なども対応。さまざまな情報が多い不動産業界にて、顧客の立場に寄り添い正しい情報発信を努めている。

日本の建物の外壁は長く土壁や板壁が使用されていました。明治以降は洋風建築の技術が伝わりレンガをセメントで積み上げるといった外壁も現れ、大正時代の末ごろからセメントに砂を混ぜた「モルタル壁」が広まったと言われます。

モルタル壁は「防火材料」としての役割もあり、火事がおこると焼失しやすい日本の家屋に「防火性能」を与えた画期的な素材でした。

近年までモルタル壁は住宅などの外壁材料として主流でしたが工期や手間がかかるため、やがて施工性に富んだ「サイディング」が供給されるようになると、窯業系サイディングから現在主流の金属サイディングへと主役が変わってきたものです。

一方タイル張りの外壁は耐候性が高く、メンテナンスもあまりかからない理想的な外装材として一部のユーザーには人気があり、現代もその人気は定着し継続しています。

外壁工事は最低でも200万円以上かかります。全体予算の中でどこまで外壁に予算を配分できるか、しっかり検討しそれぞれのメリット・デメリットを把握して選択するようにしてください。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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