マグネットシートの印刷費用は?特徴・メリットや具体的な活用法を解説

株式会社ウイングフォーム
監修者
株式会社ウイングフォーム 代表取締役 伊藤友也
最終更新日:2023年05月18日
マグネットシートの印刷費用は?特徴・メリットや具体的な活用法を解説
この記事で解決できるお悩み
  • マグネットシートの印刷費用は?
  • マグネットシートの特徴・メリットって?
  • マグネットシートの具体的な活用法は?

マグネットシートの印刷費用は10cm×10cmで800〜1,600円です。ただし、サイズと部数によって大きく異なります。正確な費用を知るためには、印刷会社から見積もりを取ることが大切です。

本記事ではマグネットシートの概要から印刷費用まで解説します。最後まで読むと、マグネットシートの種類や印刷方法の違いがわかり、自社の要望に適した印刷の見積もりを依頼できるようになるでしょう。

「マグネットシートの印刷費用が知りたい」という方はぜひ参考にしてください。

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マグネット印刷とは

マグネット印刷とは、マグネットシートに印刷する印刷方式のことです。マグネットシートとは磁力を帯びたシートのことであり、その薄さを生かして紙のようにカッターなどで自由なサイズにカットできます。

マグネット印刷には通常、マグネットシートの片面に塩化ビニール素材のシートを貼り付け、その面に印刷する方法と、あらかじめ印刷した素材をマグネットシートに貼り付ける方法の2種類があります。

マグネット印刷の特徴(または種類)

マグネット印刷の特徴は、さまざまな場所に貼り付けられるマグネットシートの利便性を生かして、企業のロゴや社名を手軽に宣伝できることや販売促進用のグッズに活用できることです。

マグネットシートの特徴

マグネットシートは、ホワイトボード、冷蔵庫、車のボディ、そのほか鉄製の平らなものなら糊やテープがなくても貼り付けられます。水道工事の広告などによく見られるように、ポスティング広告の一種として手軽に活用できるのが大きな特徴です。

冷蔵庫などに貼るタイプのように、最近では薄型のマグネットシートが多いです。ただ、シートが薄いとマグネット部分の磁力も弱くなるため、紙留めに使うと紙を支えきれずに落ちてしまうことがあります。シートが薄いほどコストは抑えられますが、実用性を考えると厚めのマグネットシートを選ぶ方が有効でしょう。

なお、通常、マグネット印刷は片側が印刷可能な面で、もう片面は黒色のマグネットとなっていますが、両面に印刷を可能にしたタイプもあります。このタイプのマグネット印刷は、スチール製のドアに使うドンディス(Don't Disturb)カードなどが活用例です。

マグネット印刷の種類

マグネット印刷には、シートの片面に塩ビ素材等を貼り付けてその面に印刷する方法と、あらかじめ印刷した合成紙や塩ビ素材等をマグネットシートに貼り付ける方法の2種類があるとお伝えしました。これら2種類の印刷方法について詳しくお伝えしましょう。

直接マグネットシートに印刷する方法

塩ビ素材等を貼り付けたマグネットシートに直接印刷する場合、シルクスクリーン印刷やUVインクジェット印刷が用いられます。大量の部数が必要で、色数の少ない場合はシルクスクリーン印刷がよいでしょう。一方、大判やフルカラーのマグネットシート、また、部数が少ない場合は、版を作成する必要がないUVインクジェット印刷が向いています。

シルクスクリーン印刷は、印刷する部数にかかわらず版を作成する必要があるため、その分のコストが発生します。

社名やロゴを印刷したマグネットシートを1枚単位でオーダーする場合は、UVインクジェット印刷の方がコストを抑えられるとともに、納期も短くなることが多いのでおすすめです。また、UVインクジェット印刷だと大型シートにも印刷できるので、行先表示板として異なる名前を特大サイズでたくさん印刷する必要がある場合などに重宝します。

一方、UVインクジェット印刷だと印刷が難しいマグネットシートもあります。磁石面に蛍光シートや蓄光シートなどが貼ってある場合、また、表面に特殊な加工をしているシートの場合、シルクスクリーン印刷の方が向いているでしょう。

先に印刷してからマグネットシートに貼り付ける方法

マグネットシートに直接印刷するのではなく、先に紙や塩化ビニールシートなどに印刷して、それをマグネットの原版シートに貼り付ける方法が選ばれることもあります。大量生産ができるので、1枚当たりの単価を抑えるのに最適です。

また、ラミネートフィルムでオフセット印刷した紙をコーティングする合紙加工の方法を使うと、緻密な色合いや高精細な表現が可能になります。ただ、合紙加工では紙を間に挟むように加工するため、水が断面から滲み込みやすいのが弱点です。

チラシ代わりに郵便受けに配布されているマグネットシートはだいたいこの方法ですが、実際、水に浸けてしばらく置いておくと紙が剥がれてしまいます。車のボディ等に貼るような屋外での用途を目的とするなら、紙ではなく耐水性のある素材や印刷方法を選びましょう。

マグネット印刷のメリット・活用例

マグネット印刷で作成するマグネットシートはどのように活用できるでしょうか?そのメリットと併せてお伝えしましょう。

車に貼るだけでオリジナルの宣伝カーになる

社名やロゴ、宣伝したい商品名やサービス名を印刷したマグネットシートを社用車に貼るだけで、簡単にオリジナルの宣伝カーができあがります。マグネットシートを貼り替えるだけで情報の更新ができるので、キャンペーンごとに新しい情報を宣伝することもお手軽です。

このように、車のボディに直接ペイントする方法と違って、手軽に情報を変更できるのが大きなメリットでしょう。

自社のオリジナルグッズが安価で作れる

マグネット印刷はグッズやノベルティーとしても幅広く活用されています。安価で作れるため、幅広い用途で手軽に利用できるのがメリットです。印刷会社によっては1枚から注文できるところもあるので、低予算でも気軽に自社オリジナルのグッズが作れます。

実用性の高い営業ツールになる

従来、ポスティング広告といえばチラシのような紙媒体がほとんどでした。しかし、チラシの場合、見られずに捨てられることも珍しくありません。その点、マグネット印刷のチラシなら、それだけでマグネットとしての実用性があるため、捨てられずに使ってもらえる可能性が高いです。社名や連絡先、サービスの内容などを印刷しておけば、冷蔵庫を開閉するたびに自社のことを意識してもらえるようになります。

マグネット印刷の価格・費用相場

マグネット印刷の費用は、サイズと部数によって大きく異なります。さまざまな印刷会社がマグネット印刷を請け負っていますが、サイズが大きくなるほど費用は高くなり、大量部数の依頼ほど1部当たりの単価は安くなるのは共通です。さらに、単色かフルカラーか、文字のみなのか絵もあるのか、耐水加工をするのかどうかなどによっても費用は大きく変わります。そのため、なかなか一概に相場を言うことはできません。

それでもあえて相場を挙げるなら、あくまで目安としてですが、10cm×10cmで800〜1600円が1枚当たりの単価と言えるでしょう。実際の金額は見積もり時に確認してください。

まとめ

企業のオリジナルグッズやノベルティ、チラシ代わりの営業ツールなど、マグネット印刷はさまざまな用途に応用できます。一部からでも大量印刷でも可能ですので、デザインや加工方法、費用等具体的なことは、ぜひご依頼内容に合わせて印刷会社にご確認ください。

なお、印刷会社をお探しなら『比較ビズ』がおすすめです。多数の印刷会社が登録するサイトで、複数社への一括見積もりも簡単に依頼できます。

監修者のコメント
株式会社ウイングフォーム
代表取締役 伊藤友也

広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。

近年では手軽にノベルティや営業販促品を安価に制作できるようになりました。マグネットシートも100円ショップで用紙を購入し、家庭用プリンターで印刷する手軽な方法もありますし、耐水加工のありなしやシート品質などを調節すれば相場以下でオリジナルのマグネットシートを制作することも可能です。

ですが、やはりクオリティを重視するのであれば、標準的な仕様で制作したマグネットシートには適わないので、使用用途や状況に応じてベストな制作方法を選択するといいと思います。また角形丸型からハート形などの特殊形状まで、印刷会社さんによって制作可能な形状レパートリーも違いますので、作りたい形状があれば選定に加味すると注文に手間取りません。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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