ポスティングの費用相場は?安く済ませる方法も解説【2024年版】

Mictegs
監修者
Mictegs 代表 マーケティンドクター 小山 司朗
最終更新日:2024年11月21日
ポスティングの費用相場は?安く済ませる方法も解説【2024年版】
この記事で解決できるお悩み
  • ポスティング費用の相場は?
  • ポスティング費用はどのように決まる?
  • 費用を抑えてポスティングするには?

ポスティングは、テレビCMやインターネット広告よりも費用が安く導入しやすい宣伝方法です。しかし低コストとはいえ、具体的な費用目安がわからなければ依頼はできません。

本記事ではポスティングの費用相場や決まり方、安く済ませる方法などを解説します。「ポスティングを宣伝に活用したい」と考えている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

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ポスティングの費用相場|1枚3円〜10円

ポスティングの費用相場は1枚あたり3円〜10円です。具体的な費用は配布方法によって異なります

配布方法 費用相場
ローラー配布 3円〜6円/1枚
セグメント配布 5円〜10円/1枚

下記では、ローラー配布とセグメント配布の費用や特徴を解説します。

ローラー配布の費用相場|1枚3円〜6円

ローラー配布でのポスティングにかかる費用相場は、1枚あたり3円〜6円です。

ローラー配布の概要 ・投函禁止の建物や敷地を除き、指定エリア内のすべての住宅にチラシやパンフレットを配る
ローラー配布のメリット ・費用を抑えられる
・配布スピードが速く、短期間でたくさんの配布物を届けられる
ローラー配布のデメリット ・ターゲット以外の人にチラシが届いてしまう

ローラー配布の場合、A4サイズまでのチラシであれば1枚あたり3円〜4円前後、A3・B3サイズなど大きめのチラシであれば1枚あたり4円〜6円前後の費用がかかります。細かなターゲティングが難しい一方で、費用を抑えられる点はメリットです

セグメント配布の費用相場|1枚5円〜10円

セグメント配布でのポスティングにかかる費用相場は、1枚あたり5円〜10円です。

セグメント配布の概要 ・マンションだけ・戸建てだけなど、指定エリア内かつ条件を満たした住宅にチラシやパンフレットを配る
セグメント配布のメリット ・対象を絞って配布するためターゲティングしやすい
・反響率が高くなりやすい
セグメント配布のデメリット ・ローラー配布よりコストがかかる

「駐車場がある戸建てだけ」と、条件を厳しくするほどセグメント配布にかかる費用は高くなります

セグメント配布に向いている企業

ファミリー向けの商材や不動産物件を扱う企業は、戸建て住宅に限定したセグメント配布がおすすめです。

ポスティング費用の決まり方

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ポスティング費用は下記の式で決まります。

■ ポスティング費用 = 1枚あたりの単価 × 配布枚数

ポスティング費用の大部分は配布スタッフの人件費です。配布料が多い=作業量が多いほど、ポスティング費用は高くなります。

業者によっては、配布枚数に応じて単価を割引してくれるボリュームディスカウントの適用が可能です。一度に大量のチラシやパンフレットを配る場合には、ボリュームディスカウントに対応している業者を選びましょう。

1枚あたりの単価を決める要因は、前述の配布方法以外(ローラー配布かセグメント配布か)にも存在します。

ポスティング費用に影響する4つの要因

配布方法以外で、ポスティング費用に影響する主な要因は次の4つです。

  • 家が密集している地域か
  • 配布物のサイズは大きいか
  • 配布期間を限定するか
  • 単配か併配か

10万枚配布する場合、1枚あたりの単価が1円上がっただけで10万円も費用が高くなります。費用に影響する要因をあらかじめ把握し、予想外のコストアップを避けましょう

1. 家が密集している地域か

ポスティング費用に影響する要因の1つ目は、家が密集している地域かどうかです。住宅地のように家が密集している地域であれば移動を抑えることができ作業時間が短く済むため、ポスティング費用は安くなります

逆に田舎や農業地域など家と家の距離が離れている地域では、配布に時間がかかるため単価が割高です。

2. 配布物のサイズは大きいか

配布物のサイズもポスティング費用を変動させる一因です。配布物が小さければ、ほかのチラシと一緒にポスティングできる・頻繁に営業所に取りに帰らずに済むなど、作業を効率化できるため費用が安く済みます

配布物の大きさ・種類による費用の違いの目安が下記です。

配布物の種類 1枚あたりのポスティング費用
A4チラシ 4円〜8円
小冊子 10円〜15円

A4チラシと小冊子では費用が2倍〜3倍ほど異なる場合もあります。2倍支払う意味があるのか、費用対効果を慎重に判断しましょう。

3. 配布期間を限定するか

配布期間を限定するかどうかによってポスティング費用は異なります。通常よりも短期間で配布する場合、スタッフを増やして対応する費用を加算して請求されるため料金が高額です

配布期間をある程度ポスティング業者に任せるのであれば、割増料金にはなりません。開店記念や期間限定キャンペーンなどのチラシを配布する場合は、割高であっても期間を限定することをおすすめします。

4. 単配か併配か

ポスティング費用に影響する4つ目の要素は、単配か併配かです。

単配とは 自社の配布物だけを配る方式
併配とは 他社の配布物と一緒にまとめて配る方式

単配は自社のチラシを目立たせることができる一方で、配布作業を効率化できないため費用が高くなります。併配は他社のチラシに埋もれやすくなる・読まれない可能性が高くなるなどのデメリットがありますが、費用を抑えることが可能です。

単配の場合、併配の約1.5倍〜2倍のポスティング費用がかかります

【依頼内容別】ポスティング費用イメージ

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ポスティング費用の変動要因を踏まえて、依頼内容別の費用イメージを下記の2パターン紹介します。

  • A4チラシ1万枚をローラー配布する費用
  • A3チラシ1万枚をデザインから外注しセグメント配布する費用

具体的な費用感を掴んでおくことで、自社で依頼する場合の予算を見積もることが可能です。

A4チラシ1万枚をローラー配布する費用

A4チラシ1万枚をローラー配布する場合の費用目安は3万円〜5万円です。A4サイズのチラシであれば、サイズが小さく嵩張らないため単価はさほど高くありません。ローラー配布であれば1枚あたり3円〜5円ほどで発注できます。

ただし「5,000枚〜」「1万枚〜」などの最低ロットを設けているポスティング業者がほとんどです。A4チラシのローラー配布であっても、最低ロットの関係から2万円以下で依頼できるケースは多くありません。

A3チラシ1万枚をデザインから外注しセグメント配布する費用

A3チラシ1万枚のデザイン・印刷・セグメント配布を依頼する費用目安は12万円〜18万円です

内訳 費用の目安
デザイン 2万円〜8万円
印刷 1万円〜3万円
セグメント配布 7万円〜10万円

A3/B3など大きいサイズのチラシをセグメント配布する場合、最低でも1枚あたり7円の費用をみておきましょう。デザインや印刷を依頼する場合は「カラーかモノクロか」「両面か片面か」などの要素によって費用が変動します。

ポスティング費用を安く抑える方法

ポスティング費用を安く抑える方法は「配布条件を緩くすること」です。具体的には下記のポイントを意識しましょう。

  • セグメント配布ではなくローラー配布にする
  • 配布期間を長く設定する
  • 単配ではなく併配にする

配布条件が緩い依頼であれば、ポスティング業者は業務を効率化したりほかの案件と調整したりしやすくなるため、費用が安価です。

一般的に配布条件を緩めるほどターゲティングが難しくなり費用対効果は悪化します。ポスティングを依頼する際は費用対効果を見極めましょう。

【業者別】ポスティング費用の具体例3パターン

ポスティング業者 費用の目安(A4/ローラー配布)
株式会社アト 2円〜/1枚
株式会社ライン 4円〜/1枚
株式会社アドワールド 4.2円〜/1枚

下記で、ポスティング業者ごとの具体的な費用や対応エリアなどを紹介します。

1. 株式会社アトのポスティング費用

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引用:株式会社アト

ポスティング費用 オーダーメイドプラン:4円〜/1枚
オールラウンドプラン:2円〜/1枚
オフィスプラン:8円〜/1枚
※A4/ローラー配布の場合
対応エリア 全国
※プランによる

株式会社アトは、A4/ローラー配布で1枚2円〜と安価に依頼できるポスティング業者です。プランやサイズ、地域によって細かく設定された料金表を確認できるため、HPだけでも予算を見積もりできます。

プランによって最低ロットや対応エリアが異なるため注意しましょう。

2. 株式会社ラインのポスティング費用

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引用:株式会社ライン

ポスティング費用 4円〜
※A4/ローラー配布の場合
対応エリア 全国

株式会社ラインは18億枚の配布実績を持つポスティング業者です。A4のローラー配布で1枚あたり4円〜と平均的な費用で依頼できます。

ポスティングだけではなくチラシ制作も依頼できる点が特徴です。「企画→デザイン→印刷→配布」を一貫して任せられるため、コミュニケーションコストを抑えられます。

3. 株式会社アドワールドのポスティング費用

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引用:株式会社アドワールド

ポスティング費用 4.2円〜
※A4/ローラー配布の場合
対応エリア 東京・愛知・大阪・兵庫

株式会社アドワールドは東京や大阪などの都市部での配布に特化したポスティング業者です。単価は高めですが、反響率を上げるノウハウを蓄積しています。

都道府県ではなく市区町村ごとの料金表を掲載しているため、より具体的に費用を見積もれる点も特徴です。

ポスティングを依頼するときの3つの注意点

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ポスティングを依頼するときは次の3つのポイントに注意しましょう。

  • 対応エリア・枚数が限定されている場合がある
  • スタッフ管理が十分な業者を選ぶ
  • 配布以外にも費用がかかる

注意点を踏まえずに依頼すると「予想以上に費用がかかる」「配布コストが無駄になる」などの懸念があります。必ず依頼前・問い合わせ前に確認しておきましょう。

1. 対応エリア・枚数が限定されている場合がある

ポスティング業者によって対応エリアや枚数が限定されている場合があります。地域密着型で配布を行う業者や、少ないスタッフで配布業務を回している業者が存在するためです

たとえば「東京23区+千葉県市川市」のように都道府県をまたいでチラシを配りたい場合、東京限定のポスティング業者では対応できません。希望する配布地域・枚数に対応できるかどうか確認したうえで業者を選びましょう。

2. スタッフ管理が十分な業者を選ぶ

ポスティングを依頼するときは、スタッフ管理が十分かどうかに注意が必要です。依頼した側は「本当に配布物を届けたのか」を簡単には確認できません。実際は配布スタッフが配っておらず、費用を無駄に支払う可能性もあります。

管理体制や作業証拠の提示がしっかりしている業者へポスティングを依頼しましょう。GPSによる配布状況の確認や配布報告のレポートなどに対応していれば十分なラインといえます。

3. 配布以外にも費用がかかる

ポスティングを行う際は、配布作業以外にも費用が発生します。具体的には配布物のデザインや印刷、折り込みなどです。デザインまでは自社で行えても、基本的に印刷や折り込みは外注が必要となります

特に失念しやすい折り込み作業の費用に注意しましょう。大きいチラシを配る場合、広げたままではポストに入らないため半分や4分の1に折る作業が必要で、別途費用がかかります。

まとめ|ポスティングは依頼前に見積もりで費用を比較

本記事ではポスティングの費用相場を解説しました。配布方法別の費用相場をあらためてまとめます。

配布方法 費用相場
ローラー配布 3円〜6円/枚
セグメント配布 5円〜10円/枚

上記はあくまで目安であり、具体的な費用は業者や配布条件などによって異なります。特に地域や配布物のサイズに関する料金設定は業者によって大きく異なる場合もあるため、依頼前に必ず見積もりを取って費用を比較しましょう

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監修者のコメント
Mictegs
代表 マーケティンドクター 小山 司朗

【旅するマーケティングコンサルタント】SNS運用代行からマーケティングコンサルティング事業まで、マーケティングのあらゆるサービスを提供するマーケティングドクターを運営(運営:Mictegs)|アパレルEC取締役(CMO)→2020年5月起業→物販系ベンチャー企業執行役員(COO)兼務(〜21年9月)→2022年1月〜NY|衰退産業を150%成長・サポート企業3倍成長を実現|結果を出すには超シンプル!いかに現状分析からの戦略的PDCAを超高速で回し成功を導き出せるかです。

Webマーケティングを重視されている企業様は、あまりポスティング施策への考えが及ばないかもしれませんが、不動産など、地域性の高いビジネスには特に有効です。

ポスティングを行うことで、例えば物件から徒歩30分以内のエリアなど、インターネットだけでは確実にリーチしづらい場所に、高確率でリーチすることが可能となります。

ただ、ポスティングの反響率は業種やデザインにもよりますが、0.01%〜0.03%程度(株式会社DEECH調べ)とも言われていますので、数万枚の配布が必要となります。

さらに継続的な集客をするには、継続してこれを行わなければなりません。そのため、コスト的にも労力的にも、ポスティング会社への依頼がおすすめです。

ただし、業者の中にはチラシを複数枚ポストに入れてズルたり、ゴミ箱に捨てたりする人が現れる場合があります。そのため、スタッフの管理体制がしっかりしたポスティング会社を選ぶのが重要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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