アプリ開発にかかる期間は?開発の流れや予定通りに進める5つのポイント解説
- アプリ開発にはどれくらいの期間がかかる?
- アプリ開発の流れは?
- アプリ開発を順調に進めるポイントは?
「アプリ開発にはどのくらいの期間が必要?」「アプリ開発は予定どおりに進められる?」とお悩みのWeb担当者、必見です。
アプリ開発にかかる期間は、4〜6カ月です。アプリの内容や開発の種類によって異なります。要件定義・設計・開発・テスト・リソースと順を追って進める方法が一般的です。
この記事では、アプリ開発にかかる期間や開発の流れ・予定どおりに進める5つのポイント解説します。記事を読み終わった頃には、アプリ開発にかかる期間や開発の流れを理解してアプリ開発を予定どおりに進められるでしょう。
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アプリ開発にかかる期間は4〜6カ月が目安
アプリ開発にかかる期間は、4〜6カ月が目安といわれています。開発の工程や開発方法によって異なる点が特徴です。
アプリのジャンルや機能によっても異なり、簡単な機能だけのものは早くて1カ月程度で完成するでしょう。機能が多いジャンルのものは、1年以上かかるものもあります。多くのアプリが中間程度の機能となるため、4〜6カ月で完成するでしょう。
アプリ開発の種類と目安期間
アプリ開発の種類と目安の期間は、以下のとおりです。
- フルスクラッチ型:6カ月以上かかる可能性あり
- クラウド型:3カ月程度
アプリ開発は、開発方法によってかかる期間が異なります。フルスクラッチ型はまっさらな状態からアプリを作成するためどうしても期間を必要とし、6カ月以上かかる可能性があるでしょう。
クラウド型は、既存のモジュールを組みあわせて形を作るため、3カ月程度で完成します。作成したいアプリによって適切な方法はありますが、開発にかかる期間も開発方法を選ぶ要素の1つとなるでしょう。
フルスクラッチ型:6カ月以上かかる可能性あり
フルスクラッチ型とは、何もない状態からアプリをつくりあげる開発方法です。ゼロからつくるため、搭載したい機能の調整や仕様を細かくチューニングできます。
開発期間はどうしても長くなり、最短で6カ月程度で、1年近くかかる可能性もあるでしょう。1つひとつの機能から開発するため、費用も高くなりがちです。開発時の要件定義が曖昧では、思いどおりのアプリにならない可能性があるため注意しましょう。
クラウド型:3カ月程度
クラウド型とは、既存のモジュールを組みあわせて形づくる開発方法です。すでに完成している機能を組みあわせるイメージのため、機能の微調整はできません。
開発期間は3カ月程度と、フルスクラッチ型と比べると期間が短いです。費用も抑えやすいため、時間とコストを抑えたい方に向いています。
アプリ開発の流れと目安期間
アプリ開発の流れと目安期間は、以下のとおりです。
流れ | 目安期間 |
---|---|
要件定義 | 2週間〜1カ月 |
基本設計 | 2週間〜1カ月 |
詳細設計 | 2週間〜1カ月 |
開発(コーディング・プログラミング) | 1〜2カ月 |
テスト(デバッグ) | 2週間程度 |
リリース | 申請から1週間程度 |
アプリ開発は要件定義から始まり、設計・開発・テスト・リリースの流れで進みます。すべての工程を完了するには、3〜6カ月の期間が必要です。要件定義に時間がかかったり難しい設計になり開発に時間がかかったりすると、完成までの期間が長くなるでしょう。
1. 要件定義:2週間〜1カ月
アプリ開発は、要件定義から始めます。要件定義とは、アプリ開発の目的や必要な機能を明確にし、どのようなアプリを開発するのかを決定する工程です。制作したいアプリのイメージを言語化します。
要件定義をベースに設計・開発と工程が進むため、ユーザーの要求や必要な機能をできるだけ明確にすることが重要です。要件定義の期間は、2週間〜1カ月が目安です。
2. 基本設計:2週間〜1カ月
要件定義の内容をもとに、設計を行います。基本設計とは、アプリの機能や性能・画面デザインなどを決める工程です。「どのようなデザインにするか」「どのようなプラットフォームで作動させるか」などを検討します。
基本設計はアプリ開発の「イメージ図」で、基本設計をもとに開発が進められます。基本設計に必要な期間は、2週間〜1カ月です。
3. 詳細設計:2週間〜1カ月
詳細設計とは、基本設計で作成したイメージ図をもとに、プログラマーが開発できるレベルまで詳細に設計する工程です。プログラミングを言語化した「設計図」を作成します。詳細設計に必要な期間は、2週間〜1カ月です。
4. 開発(コーディング・プログラミング):1〜2カ月
設計が完了したら、開発の工程に入ります。開発とは、設計図をもとにコーディング・プログラミングを行う工程です。
基本設計・詳細設計で作成した設計図に忠実な開発が大切になります。設計図に忠実でないと、要件定義で決めた内容からズレてしまうためです。開発に必要な期間は、1〜2カ月となります。
5. テスト(デバッグ):2週間程度
開発が完了したら、テストを行います。テストは、デバッグとも呼ばれ、要件定義・設計どおりに開発したアプリが正常に動くかを確認する作業です。
各モジュール・画面表示・ページ遷移などの動きや見た目を確認します。テストはユーザー目線で確認するといいでしょう。テストにかかる期間は、2週間程度です。
6. リリース:申請から1週間程度
テストで問題なく動作確認ができたら、リリースになります。リリースはアプリの種類によって異なるため、Webアプリ・Androidアプリ・iPhoneアプリに応じた手続きを行ってください。
審査に通過したら、リリース完了です。リリースの期間は、申請を行ってから1週間程度となります。
アプリ開発の方法
アプリ開発の方法とそれぞれの開発期間は、以下のとおりです。
- ウォーターフォール開発:1年程度
- アジャイル開発:2〜3カ月
ウォーターフォール開発とは、要件定義・設計・開発・テスト・リリースを順序立てた基本的な開発方法です。アジャイル開発とは、機能ごとに開発とテストを行う手法で、開発速度が速くなります。それぞれのメリット・デメリットを考慮して、開発方法を選択しましょう。
ウォーターフォール開発:1年程度
ウォーターフォール開発は、要件定義・設計・開発・テスト・リリースを順番どおりに行う基本の開発です。開発期間は、1年程度かかる可能性があります。
順序立てて作業するため、開発スケジュールが立てやすいです。開発に必要なスキルやタスクを事前に把握できるため、予算見積もりがしやすい点もメリットでしょう。
ウォーターフォール開発は、基本に忠実なため品質を重視した開発となり、どうしても期間が長期化しやすい点がデメリットです。順序立てて開発を進めるため、開発途中の仕様変更はコストがかかり、納期延長となるでしょう。
アジャイル開発:2〜3カ月
アジャイル開発とは、順序立てて行わず、それぞれの機能単位で開発とテストを繰り返す方法で行います。機能追加や仕様変更を前提に開発するため、要件定義や設計に時間をかけず、短期間で開発が完了する点が特徴です。開発期間は、2〜3カ月といわれています。
アジャイル開発の最大のメリットは、開発期間を短縮できる点です。開発途中で不備が見つかっても工程内で見直しが可能で、ユーザーの意見を取り入れながら開発できます。
アジャイル開発のデメリットは、開発途中で見直しを繰り返すため、開発の方向性がズレる可能性が高い点です。高い管理スキルが求められるため、経験のある技術者に依頼するといいでしょう。
アプリ開発を予定どおりに進める5つのポイント
アプリ開発を予定どおりに進めるポイントは、以下の5つです。
- 無理のない開発スケジュールを立てる
- 必要な機能をできるだけ明確にする
- コミュニケーションを徹底する
- 定期的に進捗確認を行う
- 信頼できる開発会社を選ぶ
開発をスムーズに進められるよう、ポイントを確認しましょう。
1. 無理のない開発スケジュールを立てる
アプリ開発を予定どおりに進めるためには、無理のない開発スケジュールを立てましょう。そもそも開発期間を短く設定すると、予定どおりに終わらない可能性が高くなります。要件定義の内容をもとに、無理のない開発計画を立てて、余裕のあるスケジューリングを行いましょう。
入念に要件定義を行っても、修正が発生する可能性があります。修正が発生しても間に合う納期設定が必要です。要件定義をもとに、開発にかかる作業量やリソースの適切な見積もりが重要になるでしょう。
2. 必要な機能をできるだけ明確にする
要件定義の際に、必要な機能をできるだけ明確にする必要があります。開発途中の機能追加や仕様変更は納期延長につながるためです。要件定義で必要な機能を洗い出すことで、正確な開発期間の見積もりができるでしょう。
見積もりが正確にできれば、スケジュールどおりに開発を進められます。必要な機能をしっかりと洗い出し、開発途中で機能追加や仕様変更が起きないようにしましょう。
3. コミュニケーションを徹底する
アプリ開発を予定どおりに進めるポイントとして、プロジェクトチームのコミュニケーションを徹底することが挙げられます。コミュニケーションが取れていないと、認識のすりあわせが難しくなるためです。小さな認識のずれが、機能の微妙な違いや仕様の細かい違いにつながります。
開発途中にトラブルが起きた際に、コミュニケーションがうまく取れていないと報告が遅れる可能性が高いです。トラブルを共有して適切なタイミングで報告しないと、修正が間にあわなくなります。円滑なコミュニケーションを取り、スムーズに開発プロジェクトを進めましょう。
4. 定期的に進捗確認を行う
アプリ開発を予定どおりに進めるためには、定期的に進捗確認を行う必要があります。進捗確認は、プロジェクトの把握や問題の早期発見につながるためです。現状を把握し、問題が起きた際に迅速に対応することで、無駄な納期延長を防げるでしょう。
進捗確認を行わないと、予定どおりに進んでいるのか、遅れているのか、早いのかがわかりません。要件定義ののちに、設計・開発・テストを開発会社に丸投げすると、予定どおりに進んでいるか把握できなくなります。定期的な進捗確認が重要となるでしょう。
5. 信頼できる開発会社を選ぶ
信頼できる開発会社を選ぶこともアプリ開発を予定どおりに進める際のポイントとなります。アプリ開発を外注する場合は、どのような開発会社に委託するのかが重要になるためです。実績豊富で信頼できる開発会社に委託することで、安心して任せられるでしょう。
開発会社の信頼性はプロジェクトの成果に直結するといわれています。実績や経験が豊富な開発会社を選ぶことで、多くのトラブルを避けられるでしょう。実績だけではなく、過去の開発内容にも注目し、開発したいアプリにあった企業を選択してください。
まとめ
アプリ開発にかかる期間は、4〜6カ月が目安です。アプリ開発の種類・アプリ開発の方法によって開発期間が異なるため、外注先と相談して最適な種類・方法を選択しましょう。
要件定義では、必要な機能をすべて洗い出し、途中の機能追加や仕様変更が起きないように注意してください。外注先を選択する際は、コミュニケーションがしっかりと取れて、実績豊富で信頼できる開発会社を選択しましょう。
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最初から完璧なアプリを作ろうとして「あれもこれも」とたくさんの機能を付けようとすると、開発期間と費用が多くかかってきます。それでも実際にリリースしてみると全く使われていない機能があって、その機能を廃止することもよくあります。
そんなことにならないように「これだけは外せない」という必須の機能で一旦リリースするのがおすすめです。時間もお金も無駄にならないようにしましょう。
また、アプリ開発はリリースしてからが本番です。利用者の分析、機能追加、OSアップデートの対応など、開発後もやることがたくさん出てきます。せっかく作ったアプリを成長させるためにも、保守運用もしっかりサポートしてもらえる開発会社を選定することが大切です。
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