WordPressのカスタムフィールドとは?利用する3つのメリットと使い方を徹底解説

株式会社Weathercock
監修者
株式会社Weathercock 代表取締役 大野淳
最終更新日:2024年02月08日
WordPressのカスタムフィールドとは?利用する3つのメリットと使い方を徹底解説
この記事で解決できるお悩み
  • WordPressのカスタムフィールドとは?
  • WordPressのカスタムフィールドを利用するメリットは?
  • WordPressのカスタムフィールドの使い方は?

WordPressのカスタムフィールドとは、WordPressのコンテンツに入力項目を容易に追加できる機能です。カスタムフィールドは、ホームページやブログで伝えたい情報の量を増やし、WordPressの運用を効率化できる点がメリットです。

当記事では、ホームページやブログの運用をしている担当者に向けて、WordPressのカスタムフィールドを利用するメリットを解説します。カスタムフィールドが役立つシーンや使い方も解説しますので、参考にしてください。

記事を読み終わった頃には、ホームページやブログの更新作業が効率化され、読みやすいホームページ運用がイメージができるようになるでしょう。

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WordPressのカスタムフィールドとは?

WordPress

WordPressのカスタムフィールドとは、WordPressで更新するページのタイトルや本文以外にも独自の情報を追加する機能です。テキスト・数値・画像・リンクなどさまざまなデータを関連付けることができる特徴があります。

特定のコンテンツに関連する追加の情報を管理でき、WordPressを用いたサイトの柔軟性を高めることができるでしょう。

カスタムフィールドを活用する3つのメリット

カスタムフィールドを活用するメリットは、以下の3つです。

  1. 更新作業が効率的になる
  2. 複数人の運用でも表現が統一できる
  3. 入力したデータの見せ方を変えられる

ホームページの更新作業が効率化されるため、運用にかかる作業時間を短縮でき、時間を有効活用できるでしょう。

1. 更新作業が効率的になる

カスタムフィールドの活用で、各項目に必要な情報を簡単に入力できます。同じ構成やデザインの記事を更新しているホームページでは、表の挿入やレイアウトを決められるため更新時間の短縮になります。

ホームページやブログの更新に必要な時間が短縮されるため、より多くのコンテンツ更新や別作業に時間をシフトできるでしょう。

2. 複数人の運用でも表現が統一できる

社内でWordPressの運用を実施している担当者が複数いる場合、カスタムフィールドの活用で表現を統一できるメリットがあります。

サイト内の表現が統一されていると、デザインが崩れにくくユーザーが読みやすいページを作成できます。ホームページの更新を複数人で担当する場合は、カスタムフィールドを活用して一貫性のあるサイトの構築を実現しましょう。

3. 入力したデータの見せ方を変えられる

カスタムフィールドに入力したデータは数値で処理できるため、ユーザーにわかりやすい形で伝えることができます。たとえば、月ごとの推移を伝えたい場合はグラフを活用でき、位置情報を伝えたいときは地図を表示してユーザーの利便性を高められます。

数値のカスタムフィールドを活用することで、表・グラフ・地図などを改めて投入する必要がなくなるため、更新の効率化にもつながるでしょう。

カスタムフィールドを活用しやすい3つの事例

ビジネス_パソコン

カスタムフィールドを活用しやすい3つの事例を紹介します。

  1. ECサイト
  2. 飲食店の紹介サイト
  3. 不動産サイトの施工実績

紹介したい商品やサービスに共通の項目が多いと、カスタムフィールドを活用しやすくなるでしょう。

1. ECサイト

カスタムフィールドを活用しやすいサイトがECサイトです。

ECサイトには販売している商品の詳細ページがあり、商品名・価格・サイズ・仕様などが記載されます。商品数が増えてホームページ内の商品ページ数が増加すると管理が複雑になり、発送までの業務に負荷がかかりやすくなります。

カスタムフィールドの活用で商品ページの作成作業や更新作業が簡略化され、業務の効率化につながるでしょう。

2. 飲食店の紹介サイト

飲食店の紹介サイトのように、飲食店ごとに共通の項目が用いられるホームページではカスタムフィールドが活用できます。

ユーザーにとって、店舗の名前や地図・メニュー構成などが統一化されるため、情報を確認しやすい点もメリットです。固定項目にカスタムフィールドを活用すると、更新作業も容易になるでしょう。

3. 不動産サイトの施工実績

不動産サイトやリフォームサイトでは外観や内装の写真を掲載し、間取りや施工実績をアピールします。ユーザーが比較しやすいように価格・施工エリア・施工内容などが同じデザインで構成されるケースが多いです。

取り扱う物件が増えると管理が煩雑になりやすいですが、カスタムフィールドの活用で、効率的に情報を編集できるようになります。

カスタムフィールド設定方法その1|投稿ページから設定する

ビジネス 歯車

カスタムフィールドを設定する流れは、以下のとおりです。

  1. カスタムフィールドを新規に設定する
  2. テンプレートファイルにタグを挿入する
  3. カスタムフィールドの表示オプションがない場合の対応

カスタムフィールドは、WordPressに最初から備わっている機能のため、初期状態から設定する方法を解説します。

1. カスタムフィールドを新規に設定する

カスタムフィールドの追加で、プルダウンメニューからカスタムフィールドを選択できるようになります。初期状態での設定方法は、次のとおりです。

  1. 新規投稿から表示オプションを選択
  2. 表示オプションの中にあるカスタムフィールドにチェックを入れる
  3. 「新規追加」をクリック
  4. 追加したフィールドに名前や値を入力
  5. 「カスタムフィールドを追加」を押す

カスタムフィールドを追加したい場合は「新規追加」をクリックして項目を増やしましょう。

2. テンプレートファイルにタグを挿入する

カスタムフィールドを表示させるには、WordPressを構成するテンプレートファイルへのタグ挿入が必要です。「.php」が拡張子のphpファイルにタグを挿入すると、カスタムフィールドが表示されます。

テンプレートファイルに挿入するタグは、以下のとおりです。

  • the_meta()
  • post_custom()
  • get_post_meta()
  • get_post_custom()

the_meta()

the_meta()を使うと、カスタムフィールドで設定した項目全部が表示されます。

post_custom()

post_custom()は、指定した項目だけを表示させるタグです。()内には、カスタムフィールド名を設定します。

たとえば、カスタムフィールド名を「代金」金額を1,000円と指定した場合「代金」のフィールドにある1,000円だけが表示されます。

get_post_meta()

get_post_meta()は、特定の投稿からカスタムフィールドの値を取得するタグです。同じカスタムフィールドを使っていても、投稿ごとで値が違っている場合があります。

get_post_meta()を使うと、どの投稿のカスタムフィールドの値を表示するか指定が可能です。

get_post_custom()

get_post_custom()は、指定した記事や固定ページからすべてのカスタムフィールドの情報を返します。

get_post_meta()との違いは「指定範囲」です。get_post_meta()を使うと、1ページに複数のカスタムフィールドがあった場合「1ページ目のカスタムフィールドBを表示させる」指定が可能です。

get_post_custom()を使うと、1ページ目のカスタムフィールドをすべて表示させます。ページ内に複数のカスタムフィールドがあっても、get_post_custom()では個別の指定ができません。

3. カスタムフィールドの表示オプションがない場合の対応

メニューにカスタムフィールドの表示オプションがない場合は、条件に応じて探さなければなりません。クラシックエディタとブロックエディタで、カスタムフィールドの探し方が違います。

クラシックエディタの場合

クラシックエディタの場合、右上の表示オプションにカスタムフィールドがあるか確認してチェックを入れましょう。見当たらない場合は、プラグインの「Advanced Custom Fields」がインストールされている可能性が高いです。

ブロックエディタの場合

ブロックエディタの場合は、右上の縦に点が3つ並んだ記号をクリックし「設定」を選択しましょう。拡張機能の一覧にあるカスタムフィールドボタンを有効にすることで、カスタムフィールドが表示されます。

カスタムフィールド設定方法その2|プラグインを使用する

カスタムフィールドで使用する各種プラグインの例は、以下のとおりです。

  • Advanced Custom Fields(ACF)
  • Custom Field Template
  • Custom Field Suite
  • Meta Box

プラグインを使うことで、カスタムフィールドを容易に設定できるでしょう。

Advanced Custom Fields(ACF)

Advanced Custom Fieldsは「ACF」とも呼ばれ、シンプルで使いやすいプラグインです。30種類以上の項目が無料で使うことができ、有料版のProでは、カスタムフィールドの種類を投稿ごとに分けられる機能があります。

Custom Field Template

Custom Field Templateは、初心者でも扱いやすいプラグインです。

投稿ごとに、カスタムフィールドのテンプレートを入れ替えらる特徴があります。Custom Field Templateを使うと、カスタムフィールドの入力フォームが投稿画面内に表示される点も魅力的です。

Custom Field Suite

Custom Field Suiteは、シンプルで使いやすいプラグインです。直感的にワードプレスのカスタムフィールドを簡単に作成することができる得業があります。

簡単で直感的に操作でき、日本語にの対応しているため、初心者でも簡単に使えるでしょう。

Meta Box

Meta Boxを使うことで、カレンダーや画像など40種類以上のカスタムフィールドを設定できます。Meta Boxだけでは、カスタムフィールドは使えないため、自身でカスタムフィールド用のプラグインを別途作成する必要があります。

Meta Boxはすべてを自作するより作業は簡単になりますが、利用する難易度は少し高く中級者向けです。

まとめ

WordPressのカスタムフィールドは、ページのタイトルや本文以外にもさまざまな情報を追加でき、サイトの柔軟性を高める機能です。更新作業の効率化や複数人の運用における表現の統一などのメリットがあり、ECサイトや飲食店のホームページで活用できるでしょう。

「比較ビズ」では、WordPressに詳しいホームページ制作会社を簡単に探せるため、比較して相談できます。WordPressの活用方法に課題を感じている担当者は、ぜひ検討してください。

監修者のコメント
株式会社Weathercock
代表取締役 大野淳

愛媛県でホームページ制作・SEO対策を行なっている会社。コーポレートサイトやECサイトの構築はもちろん、オウンドメディアの構築を行う。クライアントに寄り添ったWEB制作を心がけており、WEBマーケティングを通して見込み客の欲求に合わせたコンテンツ作成を行うことをモットーに行う。

WordPressでカスタムフィールドを使うことで、色々なタイプの投稿ページを作成する事が出来ます。例えば、料理のレシピであったり旅行先のホテルの概要であったり、スタッフの紹介ページであったりと様々なタイプの投稿ページを作成する事が出来ます。

また、記事内で紹介されている「Advanced Custom Fields」というWordPressプラグインをインストールする事でカスタムフィールドの幅もかなり広がります。 ホームページ制作においてもカスタムフィールドを使う機会も多いと思います。

WordPressを用いてホームページを作成される場合はとても便利な機能なので、ぜひ前向きに取り入れてみてはいかがでしょうか。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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