BGM制作の費用相場は?作曲依頼をする相手や見積もり時の注意点を解説
- BGM制作の費用相場はどれくらい?
- BGM制作は誰に依頼すればいい?
- BGM制作の見積もりを依頼するときの注意点は?
「BGM制作にはどれくらいの費用がかかるのだろう?」とお悩みの方必見。BGM制作に伴う費用は作業の内容や制作者の経験によって変動するため、一般的な費用相場を知っておくことは非常に重要です。
この記事では、BGM制作の費用相場と、費用を決定する主な要因について詳しく解説します。記事を読み終わる頃には、BGM制作の予算計画が立てやすくなり、適切な制作パートナーを選ぶための知識が身についているでしょう。
もしも今現在、
- どの音源・BGMを使ったらいいかわからない
- 見積もり金額を安く抑えたい
- 継続的に費用が発生するのか知りたい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のクリエイターに一括で見積もりができ、相場感や各クリエイターの特色を把握したうえで音楽制作のクリエイターを選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
BGM・作曲はだれに依頼する?
歌モノではないBGMを制作するためには、作曲、アレンジ、音源制作という3つの作業が必要になります。
制作工程 | 概要 |
---|---|
作曲 | メロディー(主旋律)を創作する |
アレンジ | さまざまな楽器を用いてメロディーに伴奏をつける |
音源制作 | アレンジをもとに実際の楽曲として仕上げる |
BGMをアナログで制作していた時代は、メロディーは作曲家、アレンジはアレンジャー、音源制作はミュージシャンをスタジオに集めて録音といった工程が必要であり、分業が当たり前でした。
しかし、ほぼデジタルに移行した現代の音楽制作では、作曲を含めたBGM制作工程すべてを「一人のクリエイター」に依頼することも可能です。
一方、音楽制作の工程それぞれは、独自のスキルが求められることも事実であり、楽曲のクオリティを担保するために「工程それぞれのプロフェッショナルが分業する」ことも少なくありません。
つまり、BGM制作・作曲は「個人のクリエイター」もしくは「音楽制作会社」に依頼することになります。ただし、個人のクリエイターといっても実績・スキルはさまざまです。得意とする音楽スタイルも大きく異なります。
動画マーケティング向けにBGM制作を依頼するのであれば、複数のクリエイターで幅広いスタイルの楽曲制作に対応できる「音楽制作会社」を選定するのがおすすめです。
BGM制作の費用相場は5分未満で5万円〜15万円
音楽制作会社のBGM制作費用に関しては、複数の要素が絡み合って決まります。例えば、BGMといってもどのぐらいの長さが欲しいのかは異なります。一般的には、価格設定を3分以内とか5分以内のように分単位で刻み、分かりやすい単価を設定している音楽制作会社が多いようです。
かかる相場としては、例えばセミナーや商品、サービスの紹介をするための動画コンテンツに適した雰囲気のBGM制作では、5分未満の長さで5万円〜15万円程度が相場となっています。
BGM制作費用の変動要因:アレンジの複雑度
楽曲の長さ(尺)という以外にBGM制作費用が変動する要素として挙げられるのは「アレンジの複雑度」です。
たとえば、メインメロディーのバックでストリングスがコードを鳴らしているだけ、といった単純なアレンジの場合は工数を減らせますが、複数の楽器ごとに異なる伴奏をつける複雑なアレンジになると工数が一気に増えるからです。
どのようなイメージのBGMが欲しいのか?によっては、費用相場が変動する場合もあります。
BGM制作費用の変動要因:クオリティへのこだわり
BGM制作費用が変動するもうひとつの要素として挙げられるのは「サウンドクオリティへのこだわり」です。音楽制作がデジタルに移行した現代では、MIDI音源、ソフトウェア音源などを活用し、Mac / PCのみで音源制作を完結させることも可能です。
ただし、サウンドクオリティにこだわりたいニーズがある場合は「生楽器」を使う必要があるかという点です。このケースではミュージシャンの確保が必要になるのはもちろん、レコーディングスタジオ・エンジニアの確保も必要です。当然、トータルコストは大きく跳ね上がります。
BGM制作・作曲依頼した場合の著作権
BGM制作・作曲依頼を検討する際に、費用相場とともに「著作権の扱いがどうなるのか?」を気にしている方は多いはずでしょう。なぜなら、楽曲の著作権がだれに帰属するのかによって、作曲依頼したBGMの活用が制限されてしまう場合があるからです。
一般的な楽曲制作の場合著作者との契約は、
- 著作権買取によって報酬を支払う
- 印税によって報酬を支払う
のいずれかになるケースがほとんど。
ただし、マーケティング目的で制作されるBGMに関しては、著作権買取、もしくは用途に応じた使用許諾になることが多いといえるでしょう。
制作費用を支払っているのだから、当然、著作権は依頼側に帰属するものだと思いがちですが、著作権は著作物(楽曲)が制作された時点で著作者に帰属するものです。
自由に使えるものだと思い込んでいて、あとで印税の支払を要求されるといった事態にならないよう、契約時に著作権の扱いに関してしっかり確認しておくことが重要です。
ゲームBGMの費用相場
近年では、スマホのアプリや簡単なゲームを開発し、そこにBGMをつけて世の中に出したいという企業や個人が増えています。
もちろん、BGM制作はゲームソフトやスマホアプリなども対象になるので、どんな雰囲気の曲を探していて、どのぐらいの長さが必要で、具体的にどんな楽器をメインにしたいのかなど、詳しいリクエストを伝えれば、BGMを作ってもらうことはもちろん可能です。
ただし、ゲームソフトやアプリの場合には、効果音などが必要となる場合もあり、そうした音もまとめて依頼するとなると、もちろん制作料金はどんどん高くなります。
最初はBGM制作からスタートしたが、最終的にいろいろなシーンやシチュエーションに合わせて複数のアレンジを入れてもらったりしているうちに、制作費用が100万円超になったケースもあるようです。
BGM制作・作曲依頼の見積もりで注意したいポイント
BGM制作の費用相場はあってないようなものだともいえるため、著作権も含めてどこまでが制作費用の範囲内なのか?見積もり内容をしっかり確認しておくことが重要です。
多くの場合には、ヒアリングや見積りは無料で受け付けてもらえますし、制作会社の多くは、公式サイトなどでサンプルを紹介しています。
そうしたBGMを聞いたうえで、自分がイメージしている音の雰囲気に合った業者を選んだほうが、満足度の高いBGMを納品してもらえるのではないでしょうか。
BGM制作を依頼する際には、見積もり依頼する前に、どんなコンテンツに使いたい音源なのか?できるだけ具体的なイメージを伝えるための準備が必要です。
BGM制作・作曲依頼の見積もりで確認したいこと
確認事項 | 概要 |
---|---|
制作物の修正対応 | 修正依頼に対応してくれるのか? 可能であれば何回までか? 修正可能なタイミングはいつか? 追加費用はかかるのか? |
納期 | どのくらいの期間で納品できるのか? 修正が生じた場合の納期はどのくらいか? |
著作権 | BGM制作・作曲依頼した楽曲の著作権はだれに帰属するのか? 著作権買取に追加費用がかかるのか? |
BGM制作・作曲依頼の費用を抑える方法はある?
多くの予算が確保できないため、BGM制作・作曲依頼の費用を抑えたい、そんな法人の方も少なくないかもしれません。
しかし、個人のクリエイターに作曲依頼すれば安く済むとというわけではありません。上述したように、個人クリエイターの実績・スキルはさまざまであり、1曲1万円程度で請け負ってくれる場合もあれば、200万円かかる場合もあるからです。
特に、さまざまな記事で紹介されている「クラウドソーシング」の利用はリスクがあります。なぜなら、実績・スキルのあるクリエイターほど、単価を買いたたかれがちなクラウドソーシングを敬遠するからです。
作曲家としての実績を積みたいという理由で、安価に作曲依頼を受けるクリエイターも存在しますが、どんな楽曲が出来上がってくるのかは未知数です。
クオリティーが高ければ万人に響くとはいえないところが「音楽・楽曲」の難しさですが、クオリティーが低ければ万人に響く可能性は著しく低下します。もしどうしても費用を抑えたいのであれば、著作権フリーのBGMを購入する方向で検討するのがおすすめです。
まとめ
本記事では、作曲・BGM制作を外部に依頼したらどのくらいの費用がかかるのか?相場観を紹介するとともに、知っておきたい注意点も解説してきました。BGM制作・作曲依頼にかかる費用相場はあってないようなものではありますが、動画のBGMに限定するのであれば、5分未満で5万円〜15万円が目安です。
重要なのは、どのようなBGMが欲しいのか?イメージを明確にし、近い実績を持つ音楽制作会社を探すこと。とはいえ、BGM制作の経験のあまりない担当者の方であれば、候補先となる制作会社を探すのさえ難しいと感じるかもしれません。
そんなとき「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、実績豊富な音楽制作会社・クリエイターをスピーディーに探せます。どこの制作会社・クリエイターに依頼すればいいのか?迷うようなことがあれば、是非利用してみてください。
デザイン制作会社で営業兼コピーライターを経験し、その後医療系職業紹介業のコンサルタントを経験。クリエイティブな感性と傾聴力を活かして2021年4月に動画編集コンサルティング・メンタルケアコンサルティング会社を設立。MV制作やイベントの撮影・医療法人へ接遇セミナーやキャリアカウンセリングを行う。
私の知り合いの制作会社のクリエイターは音楽がその作品の7割を占めている!と言っているほどです。私自身も音楽を作成しますが、動画を撮影、企画している段階でどのジャンルの音楽にしようか?と常にイメージを音源化することを意識しています。
また、上記にもあるように音楽は権利が単純ではありません。最近ではYouTubeチャンネルにアップするのもかなり厳しい「権利問題」が発生します。知らなかったではすみません。
そして曲の良し悪しもありますが、音のクオリティもなかなか素人では判断できない領域ですよね。依頼先にはその部分も詳しく聞けると安心材料になりますね。
作曲制作は作り手によって工程が様々ですし、細かい修正や音の希望を鮮明に伝えることはかなり難しいです。なので、ぼんやりとしたイメージをしっかり理解してくれる依頼先に出会えることが大切です。是非とも素敵な作曲を依頼してあなたの作品に彩りを与えてあげてください。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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- どの音源・BGMを使ったらいいかわからない
- 見積もり金額を安く抑えたい
- 継続的に費用が発生するのか知りたい
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