【早見表】写真撮影の費用相場は？プロカメラマンに依頼する料金目安を解説

プロカメラマンの写真撮影費用・料金相場【早見表】

写真撮影費用・料金相場の表を用意しました。

スタジオ撮影の料金相場

下記の2つに関して解説します。

記念写真の場合：3,000円〜5,000円

スタジオで入学・卒業記念などの記念写真撮影を依頼した場合の撮影料は3,000円〜5,000円程度です。

撮影料以外に写真レタッチ費や現像費がかかります。写真のサイズや撮影数によって、費用が変動するため注意しましょう。

商品撮影の場合：半日3万円〜4万円

パッケージ商品やインテリアなどをスタジオ撮影する場合、半日で3万円〜4万円です。

ECサイトの普及により、商品撮影の需要が上がっています。商品カタログを作成する素材としても役立つでしょう。訴求力のある写真を撮影してもうためにも、プロカメラマンに依頼するのがおすすめです。

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出張撮影の料金相場

以下の4つの場合からそれぞれ解説していきます。

プライベートな記念日・イベントの撮影、Webサイト用・会社案内用の写真など特別な撮影をして欲しい場合は、プロカメラマンに出張してもらいましょう。

結婚式の場合：1日10万円〜20万円

式場契約カメラマンへの依頼は、失敗のない確実な写真撮影が期待できる反面、式場契約カメラマンへの依頼はやや高めです。費用相場は1日がかりで10万円〜20万円程度になります。

同じ記念日・イベントごとであっても、失敗の許されない結婚式の場合はやや特殊です。大事な瞬間を撮り逃さないようカメラ2台体制で待機する必要があり、進行を把握した絶妙な位置取りなど、結婚式ならではのノウハウが必要です。

式場契約のないカメラマンであれば、10万円以下からの料金で依頼できるかもしれませんが、クオリティは低めになりがちです。結婚式場によっては、契約カメラマン以外は受付けないケースもあります。

子どもの記念撮影の場合：半日4万円〜5万円

子どもの記念日・誕生日パーティーなどのイベントを写真撮影してもらう場合も、プロカメラマンに出張撮影を依頼可能です。半日（約3〜4時間）で約4万円〜5万円程度が料金相場ですが、1時間2万円〜3万円の短時間の依頼が可能な場合もあります。

ただし、延長する場合は1時間1万円程度の追加料金が発生するため、最初から長めの時間でブッキングしておくのがおすすめです。

企業ホームページ用の撮影の場合：1日8万円〜10万円

コーポレートサイト・ショップサイトの写真、会社案内用の写真、社内イベント・セミナー撮影など、企業・店舗などの法人であれば、なおさらプロカメラマンに依頼したいニーズが高いかもしれません。

半日撮影のほかに、1日（全日7時間〜8時間）約8万円〜10万円程度の料金相場でプロカメラマンに写真撮影を依頼可能です。

シズル感を強調した料理写真、店内写真を撮りたいレストラン・飲食店も、プロカメラマンに出張撮影を依頼するのがおすすめです。

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コスプレ撮影の場合：半日4万円〜5万円

昨今、コスプレを楽しむ人が非常に増えています。半日程度のコスプレイベントであれば、「4万円〜5万円程度」で依頼をすることが可能です。

どれだけすばらしいコスチュームを着こなしたとしても、撮影のレベルが低ければ魅力は半減してしまうでしょう。「商用利用」をすることも考えている人もいるため、撮影を「プロのカメラマンに依頼をする」人が増えています。

フリーランスのカメラマンの中にはコスプレ撮影を専門とする人も多いです。フリーランスにのカメラマンに依頼する場合は、少し相場に幅が出て「3万円〜6万円」となることもあります。

プロカメラマンに依頼する場合の料金内訳

プロカメラマンにスタジオ撮影や出張撮影を依頼した場合の基本料金には、どのような料金が含まれていて、どこまでの仕事をしてくれるのでしょうか。スタジオ撮影と出張撮影の料金には、以下の4つが含まれているのが一般的です。

写真のレタッチ費

証明写真やプロフィール写真など、第一印象が重要になる写真撮影の場合は、魅力的な仕上がりにするためにレタッチを依頼できます。

レタッチの費用相場は、下記になります。

カメラ・レンズなどの機材費

撮影内容によって、特殊なカメラやレンズ、照明機材などを手配するための機材費がかかることがあります。機材費の相場は5万円〜50万円と幅広いです。

Go Proが必要なぐらい大がかりな撮影を実施する場合は、機材をレンタルするのみでも高額です。特殊な撮影をする際は、プロカメラマンと機材費の見積もりについて、注意深く打ち合わせをして検討しましょう。

カメラマンとアシスタントの人件費

出張撮影を依頼した場合、カメラマンとアシスタントの人件費がかかります。主な人件費は以下のとおりです。

都内のとあるスタジオの場合、交通費は下記のように設定されています。

近隣の場合は、交通費を無料してくれるカメラマンもいます。遠方の場合は交通費の値引き交渉が難しいため、遠くても依頼したいプロカメラマンがいるなら、妥協せずに出費したほうがいいでしょう。

現像費

プロカメラマンは写真のダイナミックレンジを確保するため「RAW」で撮影する場合がほとんどです。生のデータであるRAWを、ホワイトバランスや色を調整しながらJPG、TIFFなどに変換する作業が「現像」になります。

RAWファイルで受け取る場合は、1枚500円〜3,000円程度。CDで保存して受け取る場合は、2,000円程度です。クライアントに「写真データ」を渡すために必要な、現像作業も撮影料金に含まれています。

フォトブックの製作費

出張依頼で撮影をした写真は、RAWファイルで受け取ることが多いですが、フォトブックを制作してくれるところもあります。

フォトブック1冊の相場が5,000円〜8,000円ほどです。結婚式や成人式など形として残したい場合は、フォトブックやアルバムを制作してくれるスタジオを探しましょう。

プロカメラマンに写真撮影を依頼したときの料金体系例

プロカメラマンに写真撮影を依頼したときの、具体的な料金体系例を2社ピックアップしました。

株式会社スタジオ・フォトアルチザンの料金体系例

参照：株式会社スタジオ・フォトアルチザン

※上記料金には衣装代(2泊3日)・お支度代・基本撮影料・全データ・ サービス六切2面アルバムが含まれます。選択する衣装・アルバムなどにより変動します。

株式会社スタジオ・フォトアルチザンは、新宿区のフォトスタジオです。長年の実績と経験があるプロカメラマンが、人物撮影から出張撮影、動画撮影まで幅広く撮影を行っています。

七五三や成人式など重要な催し物には、お得なプランがたくさんあるため「さまざまなプランを吟味して依頼したい」方におすすめです。

株式会社スタジオアリスの料金体系例

参照：株式会社スタジオアリス

※各セットに撮影料・衣装・着付けヘアセットが含まれています。プラス3,000円でディズニー衣装に変更できます。

株式会社スタジオアリスは、全国に458店舗ある大手のフォトスタジオです。各拠点にスタジオがあるため、近隣で衣装の着付けから写真撮影、アルバム作成まで1つで完結するのが魅力となっています。

メジャーな催し物ごとに子供が喜ぶプランがあるため「記念写真を撮るのに絶対に失敗したくない」方におすすめです。

プロカメラマンに依頼した場合の費用相場はどう決まる？

プロカメラマンに撮影依頼をする場合、撮影費用は3,000円〜20万円とかなり幅があります。撮影費用を左右する要素は大きく分けて以下の3通りです。

撮影にかかる時間で料金が変わる

プロカメラマンに撮影を依頼する場合「1時間〇〇円」のように、時間ごとに料金が設定されている場合があります。

スナップ写真のように2,3時間でサクッと撮影できるものなのか、半日〜1日がかりで撮影するものかに費用は大きく変わります。1日がかりで撮影が入る場合、撮影内容にもよりますが4万円〜7万円が相場でしょう。

カット数が多ければ撮影料金も増える

「基本料金＋1カット○○円」で料金を設定しているプロカメラマンも多いです。カット数が多ければ写真を選ぶ際の選択肢が増えますが、もちろんそれに伴って値段は高くなります。

また、プロカメラマンによっては最低カット数を設定している場合があります。枚数によっては想定より高額になることもあるため、依頼前にきちんと確認しましょう。

撮影する写真の種類によっても料金は変わる

プロカメラマンに依頼すると言っても、結婚式の写真撮影、子どもの記念撮影や企業向けの写真撮影など、様々な写真の種類があります。例えば、結婚式の写真撮影だと最低10万円はかかりますが、子どもの記念撮影などは大体2万円から依頼ができます。

参照元：フォトグラファーに撮影を依頼したときの費用は？料金相場を解説！

フリーカメラマンなら撮影料金を抑えられる？

「予算が厳しいから撮影料金を抑えたい」という方であれば、フリーカメラマンを活用しようと考えるかもしれません。

確かに、フリーカメラマンに依頼することで撮影料金は抑えられる可能性は高まりますが、安いからという理由のみで選択するのはおすすめできません。

フリーカメラマンとは？

フリーカメラマンとは、会社や組織に所属しない、フリーランスのカメラマンのことです。会社から独立して個人事業主として生計を立てるプロカメラマンから、アマチュアが空いている時間に撮影する「サンデーカメラマン」までいます。

フリーカメラマンは組織に所属しないため、同じ実力・スキルの会社所属カメラマンよりも中間マージンをなくせる分、安価に撮影依頼できるのは事実。しかし、大前提として「フリーカメラマンはさまざま」ということを覚えておかなければなりません。

フリーカメラマンの実績・得意分野をチェック！

フリーカメラマンへの依頼を考える場合は、実力を見極めるのがなによりも重要です。ポートフォリオを中心にした実績をチェックし、どんな写真撮影を数多くこなしてきたのか、得意分野をチェックするのがおすすめです。

近年では、クラウドソーシングなどで簡単にフリーカメラマンを探せるようになり、ポートフォリオなども確認しやすくなっています。

ただし、すばらしいと感じたポートフォリオは、100枚に1枚のみの偶然に「当った」ものかもしれません。1枚のみで判断せず「似たような作例はないのか」問い合わせてみるといいでしょう。

撮影料金が安過ぎるフリーカメラマンは注意

フリーカメラマンの撮影料金相場は安価になる傾向にはありますが、中間マージンがないためだと考えた方がいいでしょう。たとえば、一般的なプロカメラマンの相場から10％〜15％安いといった程度なら「プロの」フリーカメラマンだと判断できるかもしれません。

なかには実績作りのために仕事を取りたい、興味のある撮影だから安価でも参加したいといった「カメラマンを生業としない」フリーカメラマンもいます。後々のトラブルを避けるためにも、あまりにも報酬が安いフリーカメラマンは避けておくのが無難です。

カメラマン探しにマッチングサイトを上手に活用するメリット

上手にマッチングサイトを活用すると、プロカメラマンの依頼の費用が安く抑えるメリットがあります。最近増加傾向にある依頼方法のため、スタンダードになっていく可能性があるでしょう。

昨今、さまざまなマッチングサイトが登場しています。多種多様のカメラマンが在籍しているサイトもあるため、じっくりと探すことで理想のプロカメラマンに出会えるかもしれません。

マッチングサイトを活用すると、費用を安く抑える以外に以下のメリットがあります。

評価コメントを参考にできるメリットがある

マッチングサイトに登録しているカメラマンの何よりのステータスは「評価コメント」です。評価が高ければ安心してお願いできるでしょう。明らかに依頼費用が相場よりも安い場合なども、評価コメントも参考にしてジャッジすることが可能です。

評価コメントをじっくりと読むことで、そのカメラマンの人柄が見えてくる部分もあります。「よく喋って場を盛り上げてくれる！」「的確な指示でサクッと撮影をしてくれる！」など、自分が好む撮影スタイルを評価コメントから推測できるのは大きなメリットです。

撮影ジャンルから探すことも可能で使いやすい

「家族写真」「カップル」「スポーツ」などなど、多種多様なジャンルからカメラマンを探すことも可能です。カメラマンの方も得意とするジャンルで良い写真を撮りたいと考えているため「満足のいくカメラマン」に出会える可能性が高くなってきます。

まとめ

フォトスタジオでの撮影、現場に出向いての出張撮影、どちらでも対応できるプロカメラマンは、美しい写真を確実に残したいときにぜひとも依頼したい頼もしい存在です。

カメラマンによって料金相場も異なれば、得意分野も異なります。主観的な判断になる写真は、カメラマンの作風が気に入るかどうかも選定する際の重要な要素です。

フリーカメラマンを含め、多数の選択肢があるなかからニーズに最適な候補を選択するさえ迷ってしまうこともあるでしょう。「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、優良なカメラマンをスピーディーに探せます。カメラマンの選定に迷うようなことがあれば、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント

SUGI WORK

代表 杉山茂幸

山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

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プロカメラマンに撮影を依頼する場合の料金設定は各フォトスタジオのカメラマンにより異なります。私もカメラマンとして活動をしていますが、お客様にとって明瞭で分かりやすくすることを目的に1時間あたりの金額＋交通費の実費という形で請求をさせていただています。

一方、建築写真や女優を使ったポートレート撮影などは、撮影後の編集(いわゆるレタッチ)を行う必要があり、こちらの金額もコミコミで提案しているカメラマンもいます。また撮影時間と枚数が少ないため、1カットあたりの金額で提案しているカメラマンもいます。

案件によりケースバイケースですが、金額はカメラマンのレベルと撮影難易度により変動してくるため、その都度撮影に合ったカメラマンを探すのがおすすめです。全体の撮影費用を安くしたい場合、近くのカメラマンに依頼すると交通費分が比較的安くなるのでぜひ探して相談してみてください。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。