盛土工事の費用相場は?1㎥の単価や料金の変動要因・安く抑えるコツを解説

 SD住宅相談室
監修者
SD住宅相談室 花沢 雅樹
最終更新日:2024年09月02日
盛土工事の費用相場は?1㎥の単価や料金の変動要因・安く抑えるコツを解説
この記事で解決できるお悩み
  • 盛土工事の費用相場はどれくらい?
  • 1立方メートルの盛土をする場合の単価はいくら?
  • 盛土工事の費用はどう決まるの?

盛土工事を業者に依頼する際は、費用相場を把握した上で見積もりをもらうことが大切です。盛土工事の費用相場は1立方メートルあたり約8,000円程度ですが、現場となる土地の状態や依頼する業者により異なります。

本記事では、盛土工事の1立方メートルあたりの費用相場や具体例、費用の変動要因を解説します。最後まで読むと、おおよその費用相場と費用を抑えるポイントが理解できるでしょう。

「盛土工事の費用を安く抑えたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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盛土工事の費用:1立方メートル約8,000円程度

盛土工事の費用は下記のように地域によって異なります。

国税局 管轄エリア 費用(1立方メートルあたり)
札幌国税局 北海道 7,100円
仙台国税局 青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
8,000円
関東信越国税局 茨城県
栃木県
群馬県
長野県
埼玉県
新潟県
7,700円
東京国税局 東京都
千葉県
神奈川県
山梨県
7,500円
金沢国税局 富山県
石川県
福井県
7,500円
名古屋国税局 愛知県
岐阜県
静岡県
三重県
7,700円
大阪国税局 大阪府
奈良県
和歌山県
滋賀県
京都府
兵庫県
7,100円
広島国税局 鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
7,100円
高松国税局 徳島県
香川県
愛媛県
高知県
7,300円
福岡国税局 福岡県
佐賀県
長崎県
7,300円
沖縄国税事務所 沖縄県 7,800円

参照:国税庁「令和6年分財産評価基準を見る」

1立方メートルあたりの盛土は、約8,000円程度です。

担当する造成工事業者によっても異なるため、一概に費用相場はいくらだとはいい切れない側面があります。

平坦地での盛土費用の算出【見積もり例あり】

道路面よりも低い「平坦地」に盛土する、平坦地に盛土して土台を高くするなどの工事であれば、ある程度の目安となる費用を算出可能です。以下に、東京都にある250平方メートルの平坦地を、1m盛土した場合の見積もり例を紹介しておきます。

工事内容 数量 単位 単価 金額
盛土 250 立方メートル 7,500円 1,875,000円
重機運搬費(バックホーなど) 1 40,000円 40,000円
水盛・遣り方 1 工事費の5% 93,750円 93,750円
諸経費 1 工事費の10% 180,000円 180,000円
工事費合計       2,188,750円

盛土工事では「土を盛る」ため、単位は立方メートルになります。この見積もり例の場合、250平方メートルの土地に1m盛土するため、盛るための土は以下の量が必要です。

  • 「250平方メートル × 1m = 250立方メートル」

水盛・遣り方(やりかた)とは、盛土する土地に杭を打って水平を出すための作業のことです。

この見積もり例をもとにすれば、平坦な土地を平坦なまま盛土する単純な工事であれば、1立方メートルあたりの盛土工事費用は、以下になります。

  • 「2,188,750円 ÷ 250」= 約8,755円

バックホーで盛土するだけでなく、ロードローラーなどで土を踏み固める場合もありますが、単価が大きく変動することはありません。そのため、盛土工事の1立方メートルあたりの単価・費用は、おおむね約8,000円程度を目安としてみておけばいいでしょう。

盛土工事に付随する造成工事と費用

工事現場となる土地の状態・状況に応じて費用も工事内容も大きく異なる盛土は、付随して実施しなければならない造成工事が生じる可能性があります。盛土工事費用が大きく変動する要因の1つです。

「実際にどのような造成工事が必要になるのか?」可能性の高い造成工事の種類を簡単に紹介しておきましょう。

整地(粗造成・粗仕上げ)

整地(粗造成・粗仕上げ)の画像

整地とは、重機で土地を平坦に地ならし・転圧して踏み固め、建物の土台となる強固な地盤を造ることです。

粗造成・粗仕上げともいわれ、しばらく放置されたままだった「更地」や、古い住宅を壊して新しい住宅を新築する際などに実施される造成工事です。おおまかな費用相場は以下になります。

工事内容 概算の費用(1?単位)
掘削費 500〜800円
残土処分費 1,200〜1,500円
砕石・転圧 1,300〜1,500円
合計 3,000〜3,800円

伐採

伐採の画像

伐採とは、整地する土地に雑草や樹木の切り株などが残っていた場合、取り除く造成工事のことです。

シロアリの発生源となり得る切り株などは、地中深くまで掘り進める伐根処理が必要になる場合もあります。整地とセットで実施されることが多く、伐採が必要な場合は1平方メートルあたり1,300〜1,500円程度の料金が追加されます。

地盤改良

地盤改良の画像

作物の育成に有利な柔らかい地盤を持つ農地は、宅地に転用するにあたって、住宅の重みに耐えられるよう「地盤改良」という造成工事が必要になります。地盤の状態によって工事内容が大きく変動するため、地盤改良の費用相場を紹介することは難しいのが現状です。

セメント系固化剤を使った表層改良なら、1平方メートルあたり1万円程度からといわれていますが、5m以下の鋼杭を使った柱状改良なら2万円以上。5m以上の鋼杭なら4万円以上の費用が必要だともいわれています。

盛土・切土

盛土・切土の画像

単純な盛土工事であれば、1立方メートルあたりの単価・費用は約8,000円程度です。ただし、農地から宅地へ変更する際は地盤改良が必要なケースが多く、整地・伐採が必要な場合も少なくありません。

また、傾斜地の盛土・切土工事の場合、条件がそれぞれ異なるため具体的な費用を算出することは困難です。傾斜が15°を超えると盛土費用が3倍を超えることも珍しくありません。

参考までに、相続税を算出する際に控除額として活用される東京都の「財産評価基準書」の造成費用を紹介しておきましょう。

傾斜度 宅地造成費の評価額
3°超〜5°以下 21,700円 / ?
5°超〜10°以下 26,100円 / ?
10°超〜15°以下 40,900円 / ?
15°超〜20°以下 57,800円 / ?
20°超〜25°以下 63,900円 / ?
25°超〜30°以下 68,900円 / ?

参照:国税庁「令和6年分 財産評価基準書 東京都 宅地造成費の金額表」

土留(擁壁工事)

土留(擁壁工事)の画像

盛土・切土で平坦を造った土地は、雨で土砂が崩れる、地盤が流されるなどの事故が起きがちです。事故を防ぐため、盛土・切土した地盤が流されないように、崖を土留する造成工事「擁壁工事」が必要になる場合も少なくありません。

傾斜地の盛土ではほぼ必須だといえる擁壁工事は、周辺の状況によっては平坦地でも施工が求められる場合があります。

一般的な擁壁工事は、1平方メートルあたりの単価・費用が30,000〜50,000円程度です。ただし、土地の状態・状況に応じて費用が大きく変動します。参考までに、高さ2メートル、幅25メートル(50平方メートル)の擁壁を造る場合の見積もり例を紹介しておきましょう。

擁壁工事の項目・部材 単価 数量 小計
掘削・基礎工事 6,000円 / 1平方メートル 25 150,000円
L型擁壁 55,400円 / 2m × 1m 25 1,385,000円
重機回送費 45,000円 3 135,000円
現場諸経費   工事費の10% 167,000円
総額     1,837,000円(1平方メートル単価36,740円)

残土処理

残土処理の画像

切土で生じた土砂を盛土に利用できれば、土砂の量をプラスマイナスゼロにできる可能性がありますが、多くの場合は使わなくなった「大量の残土」が発生します。つまり、盛土・切土に付随して発生する造成工事の要素として、残土処分費も無視できない費用となり得ます。

残土を受け入れる処理場は全国に数カ所しかないため、自治体に応じて費用は変動しますが、おおむね1平方メートルあたり約6,000円前後です。ただし、この費用は「残土が良質」な場合です。

汚染されている土を処理するには「浄化費用」が追加で必要になるため、場合によっては1平方メートルあたり40,000円程度かかる場合もあります。

そもそも盛土工事とはなにか?

そもそも盛土工事とは、低い地盤や斜面に土を盛って平坦を造る、あるいは周囲よりも高い平坦地を造る造成工事のことです。土地の状態・状況によっては、傾斜地を平坦にするため地盤を削り取る「切土工事」が必要になる場合もあります。

名称未設定のデザイン (12)

出典・三井のリハウス「盛土(もりど)」

上図は、住宅建築用の平坦地を造るため「盛土」「切土」を組み合わせた工事例となります。平坦地に盛土して平坦を造る単純な盛土工事と異なり、大掛かりな工事が必要であることがわかるでしょう。

土地の状態・状況に応じて、盛土工事の費用が大きく変動する要因であり、場合によっては土が滑り落ちてしまわないための土留工事も必要です。

盛土工事には許可が必要?

以下の盛土工事・切土工事を施工する場合は「都市:宅地造成等規制法」にもとづいて、都道府県知事の許可を得なければなりません。周囲にも大きな影響を与える可能性のあるためです。

  • 切土で高さが2mを超える崖を生ずる工事
  • 盛土で高さが1mを超える崖を生ずる工事
  • 切土と盛土を同時に行う時、盛土が1m以下でも切土とあわせて高さが2mを超える崖を生ずる場合
  • 切土、盛土で生じる崖の高さに関係なく、宅地造成面積が500平方メートルを超える工事

参照元:国土交通省「都市:宅地造成等規制法の概要」

※この場合の「崖の定義」は、盛土・切土で生じた斜面が「30°以上」のものを指します。

盛土工事のメリット2つ

盛土工事のメリット2つ

盛土工事を行うメリットは下記になります。

  • 外部からの視界を遮断できる
  • 床上浸水のリスクを減らせる

盛土によって地盤が高くなるため、近くを通りかかる歩行者からのぞかれたり、視線を感じたりすることがなくなるでしょう。

大震災が発生した場合、盛土で地盤を高くすることで、床上浸水のリスクを減らすことにつながります。

盛土工事のデメリット2つ

盛土工事のデメリット2つ

盛土工事を行う場合、以下のデメリットがあります。

  • コストがかかる
  • 地盤沈下のリスクがある

盛土工事は地盤改良が必要になる場合が多いため、見積もり以上の費用がかかる場合があります。地盤改良を綿密に実施しないと、地盤沈下のリスクが上がり、土砂災害に巻き込まれる可能性があるでしょう。

盛土工事の費用が変動する2つの要因

盛土工事の費用が変動する2つの要因

盛土の費用は工事内容に応じて大きく変動します。盛土工事が「施主の所有する土地ごとのオーダーメイド」になるためであり「盛土工事費用の相場は存在しない」といっても間違いではありません。

「盛土工事費用はどのような要因で変動するのか?」以下から簡単に解説していきます。

盛土工事の現場となる土地の状態・状況

盛土工事の費用は、現場となる土地の状態・状況に応じて大きく変動します。たとえば、地盤が安定している平坦な土地を盛土するのであれば、赤土を運んで盛り、水平を出しつつ盛った土を踏み固めていくのみです。しかし、同じ平坦地であっても農地として利用されていた場合は、盛土する前に地盤を安定させるための改良工事が追加で必要です。

また、傾斜のある土地を盛土して水平にする場合も工事費用は高額になります。これはすべり台のうえに土を盛って安定させることが非常に難しいことを想像していただければ理解できるでしょう。盛った土が下に流れてしまわないよう、傾斜地を盛土するには特殊な工事が必要になることがほとんどです。

盛土工事を依頼する造成工事業者

土地ごとのオーダーメイドとなる盛土工事は、依頼先となる造成工事業者の違いによっても費用が変動します。造成工事業者に応じて技術力や得意分野が異なるためです。土地の面積が狭いほど、盛土工事の単価・費用が高くなる傾向もあります。

専門分野ごとに役割がハッキリと分かれる傾向のある建設業界の事情も、盛土工事費用が変動する要因です。

住宅新築を依頼するハウスメーカーが盛土工事も請け負うパターンは少なくありませんが、実際に盛土工事を担当するのは下請である場合がほとんどです。当然、本来の盛土工事費用に仲介手数料が上乗せされます。

盛土工事を妥当な費用に抑える3つのコツ

盛土工事を妥当な費用に抑える3つのコツ

住居・建物の土台となる地盤を造る盛土工事は、単純に費用面だけで判断すべきではない重要な造成工事です。しかし、必要な手順を省いてしまうことや、工事の品質を落とすことなく、できる限り費用を抑えたいのも事実でしょう。

そんな方に向け、盛土工事を妥当な費用で施工するための、ヒントとなるポイントを以下から紹介していきます。

土地選びを重要視する

盛土工事の費用を抑えるもっとも重要なポイントは「土地選び」です。住宅・建物を建築するのに最適な条件を持つ土地であれば、盛土工事自体が必要なくなります。

傾斜地よりも平坦地、道路面よりも地盤が高い土地という基本を念頭に、下記をチェックするのがおすすめです。

  • 地盤の頑丈さ
  • 工事車両がアクセスしやすい道路環境

造成に関連する工事が少なければ少ないほど、トータルの費用を抑えられる可能性が高まります。

工事を個別発注する

盛土工事に続いて住宅・建物を新築する方であれば、窓口を一本化したいと考えるかもしれません。しかし、盛土工事の費用を抑えたいのであれば、工事ごとの専門会社に個別発注することがおすすめです。

なぜなら、専門分野が細かく分かれている建設業界の下請構造により、余分な仲介手数料が発生してしまう可能性が高まるためです。仲介手数料は、工事規模に応じて数十万円、ときには数百万に達することもあります。

窓口が複数になることによる手間は増えますが、工事費用・単価を抑えたいなら「元請けの工事会社」を自ら探し、直接依頼するのがベストです。

複数の造成工事業者から見積もりを取る

最適な元請工事会社を選定するためには、候補となる複数の造成工事業者をピックアップし、それぞれから取った見積もりを比較検討することが原則です。元請けの工事業者であっても、得意分野も異なれば、盛土工事の費用・単価が一律なわけではないためです。

実績豊富な信頼できる造成工事業者を少なくとも3〜4社ピックアップし、同じ条件で依頼した見積もり内容を比較検討することが重要になります。

ホームページなどで実績や施工例を公開する工事業者も少なくないため、条件の近い施工実績を持つ造成工事業者をピックアップしましょう。

造成工事業者を選ぶ3つのポイント

造成工事業者を選ぶ3つのポイント

比較検討の候補となる造成工事業者から、最適の一社を選定するには、どのようなポイントに気を付けておくべきなのでしょうか?

造成工事業者を選ぶポイントは、下記の3つです。

  • 工事内容をわかりやすく説明してくれるか
  • 見積書は明細ごとに分かれているか
  • 実績・ノウハウは豊富か

基本となる選定ポイントを簡単に紹介していきます。

工事内容をわかりやすく説明してくれるか

造成工事の専門家ではない一般の方にとって、盛土工事は未知のものだといえます。

  • 素朴な疑問にも真摯に答えてくれるか?
  • わかりにくい盛土工事の内容を丁寧に説明してくれるか?

問い合わせ時や見積もり受領時に担当者の対応を見極めることが重要です。もちろん、現地調査をしないまま対応を進めるような造成工事業者は論外です。

盛土工事は土地ごとの状態・状況に応じて工事内容・費用が異なるオーダーメイドです。個別の案件に丁寧に対応できる、真摯な姿勢の感じられる造成工事業者を選びましょう。

見積書は明細ごとに分かれているか

盛土工事に限ったことではありませんが、見積書は必要な要素を一つひとつ積み重ねてはじめて正確な金額を算出できるものです。

  • 作業項目ごとにきちんと明細が分かれているか?
  • 項目ごとの費用が明記されているか?
  • 不明な作業項目はないか?

見積書の内容を精査することが造成工事業者を選定する際の重要なポイントになります。ただし、盛土工事に詳しくない一般の方では、見積書の内容を詳しく精査することが難しいのも事実でしょう。

新築案件に設計事務所、建築士が携わっているようであれば、専門家にチェックしてもらうのもひとつの方法です。

実績・ノウハウは豊富か

盛土工事の実績・ノウハウも、造成工事業者を選定する際に重視しておきたいポイントになります。盛土工事は、住宅・建物の土台となる強固な地盤を造る重要な工事です。

ノウハウのないまま施工することにより、不揃いに地盤沈下してしまう「不同沈下」現象を起こしてしまう可能性があるためです。「類似の実績があるのか?」「トラブルにつながらない工事ノウハウがあるのか?」ホームページなどで確認しておくことが重要です。

まとめ

本記事では、単純な盛土工事の見積もり例や工事費用が変動する要因、付随して必要になる場合のある造成工事など、盛土工事の基本を解説しました。また、盛土工事を妥当な費用で施工するコツも紹介してきました。

盛土は費用面だけで比較すべきでない重要な造成工事ですが、施主としては納得できる妥当な金額で施工してもらいたいものです。そのためには、各工事を個別発注し、施主自身がコントロールできる状況を作ることがおすすめです。

「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、盛土工事の実績が豊富な造成工事業者をスピーディーに探せます。どの造成工事業者に相談すべきか迷う場合は、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
 SD住宅相談室
花沢 雅樹

宮城県の一級建築士事務所。建築物について調査・リフォーム設計・コンサルティングを行う。耐震性能、省エネ性能、劣化のしにくさ、維持管理のしやすさの観点にて、計画をされている設計内容を、図面や見積書のチェックなど、第三者視点にて中立な立場でアドバイスを行う。

盛土が必要な土地に建物の新築をするときは、土留め(擁壁)工事と地盤改良工事も考える必要があります。そのため、費用は大きくかかることが想定されます。

一般的に盛土は柔らかいため土留めがないと降雨や地震により沈下します。盛土の高さにもよりますが、土留めを設けてこの土の流出や沈下を防ぐ必要があります。

また、盛土の上に建物が載る場合は、盛土の表層改良や杭工事などの地盤改良工事により建物を支える必要もあります。土留め等などの敷地内の工作物は長期に渡り所有者によるメンテナンスも必要となるため、これらにかかる維持管理コストも検討する必要があります。

田畑などの農地を宅地にする場合は、給排水設備工事にかかる費用が高くなる傾向があります。工事全体の費用を抑えたい場合は、盛土や切土が不要な平坦地を見つけることがポイントになります。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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