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マッチングアプリを開発!費用を実際に見積もってみた【第8弾】

株式会社コムセント
監修者
最終更新日:2024年09月18日
マッチングアプリを開発!費用を実際に見積もってみた【第8弾】
この記事で解決できるお悩み
  • マッチングアプリの開発にはいくらかかる?
  • アプリ開発の見積もり相場は?
  • 見積もりをとる際の注意点は?

出会い系アプリの見積もり依頼を検討しているという方必見!

この記事ではアプリ開発に向けて、開発会社に見積もりを取った場合の体験談をレポートしました。最後まで読むことで、アプリ開発の見積もり相場や、依頼前の準備のポイントがわかります。

実際の見積もり内訳についても紹介するため、条件比較をしてからアプリ開発会社に依頼したい方もぜひ参考にしてください。

マッチングアプリ開発の依頼でお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • 機能別のコストを比較したい
  • 自社の規模の場合での費用を知りたい
  • 信頼できる開発会社に丸投げしたい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のアプリ開発会社から提案がもらえ、相場感や各社の特色を把握したうえで最適な専門家を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

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依頼したマッチングアプリの見積もり内容

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今回は、以下の内容でアプリ開発会社3社へ見積もり依頼をします。

目的 マッチングアプリの開発
開発OS Android、iPhone
具体的な内容 ペアーズ(Pairs)のような男女が出会えるアプリを開発したい
機能 SNS認証、メッセージ、ポイント(課金)機能など、一般的な出会い系のアプリに必要な機能
決済機能 必要(ポイント購入)
デザインの有無 デザインはないためお願いしたい
メッセージ機能 メッセージ機能のNGワード設定は予算の都合上組み込まない
ペアーズ(Pairs)とは

累計登録者数800万人を超える恋愛・結婚マッチングアプリです。(2023年2月時点)利用者は実名制のFacebookまたは電話番号で登録することができます。顔写真から相手を探すことができ、年齢や身長、体型、学歴、職業、年収、趣味などの詳細プロフィールの閲覧が可能です。マッチング成立後、メッセージを行う際に男性側が有料でポイントを購入するビジネスモデルで、女性側は基本的に無料です。

上記の内容で、比較ビズに掲載しているアプリ開発会社3社に、今回の趣旨を伝えた上で見積もり依頼をお願いしました。

マッチングアプリを見積もりしてみた結果

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次の3社のアプリ開発会社に見積もりを依頼しました。

  • A社:東京都渋谷区
  • B社:東京都新宿区
  • C社:東京都港区
  A社 B社 C社
見積金額 977万円 847万円 1,020万円
開発期間 3カ月 4〜5カ月 4〜5カ月
所在地 渋谷区 新宿区 港区

※見積金額はすべて税別で記載しております

A社(渋谷区:977万円)

東京都渋谷区にあるアプリ開発会社で977万円で見積もりをいただきました。

見積書の詳しい内訳は次のとおりです。

A社の見積書の内訳
項目名 金額
基本設計 2,160,000
画面・内部 360,000
20画面 1,800,000
デザイン費用 3,000,000
サイト機能 3,300,000
一般会員登録 300,000
掲示板機能 200,000
検索機能 450,000
マッチング機能 500,000
マイページ(男女) 300,000
プッシュ通知機能 300,000
メッセージ機能 500,000
GPS機能 350,000
ポイント課金機能 300,000
ヘルプ・サポートコンテンツ 100,000
管理画面 510,000
アクセス分析 100,000
ユーザ分析 150,000
お知らせ機能 10,000
課金状況確認機能 250,000
サーバー設定・DB構築 500,000
進行管理費 300,000
小計(税別) 9,770,000
備考

・会員登録は「携帯番号もしくはFacebookアカウント+年齢認証機能」
・検索機能はユーザの住所や傾向を想定
・マイページ(男女)は男性と女性で閲覧する内容が異なる
・プッシュ機能通知(メッセージ・興味あり・お気に入りなどのアクション)
・ヘルプ、サポートコンテンツは「使い方」ページをhtmlで編集できるようにする予定

A社の所感

機能の前提条件が詳細に記載されており、どのような機能か把握でき検討しやすい見積書です。各機能ごとに費用が算出されているため、機能削減による費用の変化を把握できます。 運用・保守を依頼する場合は+月額20万円〜となるようです。

GPS機能に関してはこちら側が要望したものではありませんが、出会い系アプリの特性上、近くの人を探せる面白い提案でした。

A社の特徴

A社の特徴は、次のとおりです。

  • 中国、ベトナムでオフショア開発を行っている
  • AIを活用したマッチング機能を開発可能
  • 出会い系・婚活アプリの開発実績あり

B社(新宿区:847万円)

東京都新宿区にあるアプリ開発会社で847万円で見積もりをいただきました。

見積書の内訳は、次のとおりです。

B社の見積書の内訳
項目名 金額
企画・構築設計費 300,000
デザイン・コーディング 1,100,000
基本デザイン料(TOPページ+共通レイアウト) 200,000
個別ページデザイン料 500,000
基本コーディング料(TOPページ+共通レイアウト) 100,000
個別ページコーディング料 300,000
サイト機能 3,050,000
主要機能 250,000
検索 320,000
コミュニティ 160,000
足跡 160,000
お気に入り登録 160,000
いいね履歴 160,000
お知らせ 80,000
会員ステータス 160,000
設定 160,000
ログイン 80,000
プッシュ通知 160,000
会員登録 160,000
プロフィール 320,000
メッセージ 720,000
テスト(単体・結合) 1,200,000
DB設計 240,000
論理設計 80,000
物理設計 80,000
パラメータ設計 80,000
実装 600,000
管理機能 1,500,000
会員管理 400,000
承認 600,000
年齢確認 250,000
メッセージ管理 250,000
サーバー構築 320,000
サーバー設計 160,000
サーバー構築 160,000
結合テスト 160,000
小計(税別) 8,470,000
備考

・各プラットフォームへの登録は見積書には含んでいない(何度も修正が必要になる可能性があるため)

B社の所感

A社の見積書と比べると金額だけではなく、それぞれの項目内容の違いがわかります。B社の見積もりでは、足跡や会員ステータスなどの機能があります。足跡は自分のプロフィールを見に来てくれたユーザを見る機能、会員ステータスは料金プランに応じて制限された機能です。

B社の受注案件の価格帯は1000万〜1億円が多いようです。担当者と電話で打ち合わせをした際、基本的に500万円以下の案件は対応しない方針と話していました。

B社では在籍しているデザイナーが対応するため、すべて内製で開発ができる強みがあります。運用・保守を依頼する場合は月額25万円〜の見積もりを提示されました。

B社の特徴

B社の特徴は、次のとおりです。

  • 企画・デザインから開発まで一貫対応
  • 漫画・コミック系のアプリの開発実績が多い
  • ナショナルクライアントが多い

C社(港区:1,020万円)

東京都港区にあるアプリ開発会社で1,020万円で見積もりをいただきました。

見積書の内訳は、次のとおりです。

C社の見積書の内訳
項目名 金額
UI開発 300,000
データベース設計 500,000
組み込み機能(iOS) 3,750,000
SNS登録・ログイン 250,000
絞り込み検索 750,000
メッセージ機能 1,000,000
いいね機能 750,000
ポイント購入・決済機能 1,000,000
テスト・修正(iOS) 700,000
App Store登録・リリース(iOS) 250,000
組み込み機能(Android) 3,750,000
SNS登録・ログイン 250,000
絞り込み検索 750,000
メッセージ機能 1,000,000
いいね機能 750,000
ポイント購入・決済機能 1,000,000
テスト・修正(Android) 700,000
Google Play 250,000
小計(税別) 10,200,000
備考

・サーバー構築費は含んでいない

C社の所感

他社の見積もりでは「デザイン」「管理画面側機能」などの項目がありましたが、C社の見積書は見当たりません。質問したところ、デザインや管理画面機能は見積もりにすでに含まれていると回答がありました。

C社では、細かい打ち合わせなしではサーバー構築費用の見積もりが出せず、一部の費用が含まれていない状態です。iOSとAndroidで分かれた見積書ですが、費用はすべて同じです。

唯一C社のみ、アプリストアへの登録を見積書に入れており、25万円×2(50万円)で代行してくれています。運用・保守を依頼する場合は月額20万円〜の見積もりとなるようです。

既存システムを応用することで300万円で開発可能

C社では、過去に開発したシステムを流用することで、300万円で開発可能と見積もり提示もありました。パートナー先が同様のアプリを開発した実績があるためです。

ライセンス料が毎月発生する仕組みであり、詳細の打ち合わせが必要になります。ライセンス料を月額で支払うのではなく、システムを買い切る方法もあります。

C社の特徴

C社の特徴は、次のとおりです。

  • 年間500件以上のWebサイト構築の実績
  • アプリ開発の実績はゲーム系のジャンルが多い
  • 会社のスタッフは数人だが案件ごとにパートナーと提携している

マッチングアプリの開発費用相場

マッチングアプリの開発費用相場を、以下にまとめました。

  費用相場
シンプルなマッチングアプリ 400万円〜600万円
複雑な機能を搭載したマッチングアプリ 700万円〜1,500万円
ビッグデータの分析まで搭載したマッチングアプリ 数千万円〜1億円

マッチングアプリの開発費用は「機能の数や複雑さ」と「人件費」がほとんどです。

シンプルなマッチングアプリ:400万円〜600万円

シンプルな機能のみで開発したマッチングアプリの開発費用は、400万円〜600万円程度です。具体的には以下のような機能が搭載されています。

  • 会員登録機能
  • ログイン機能
  • 検索機能
  • メッセージ機能
  • プッシュ通知機能
  • 決済機能
  • マッチング機能
  • 運営管理機能

上記の機能はローコード開発で開発すると、さらに費用を抑えることができるでしょう。

複雑な機能を搭載したマッチングアプリ:700万円〜1,500万円

複雑な機能を搭載すると、開発費用は700万円〜1,500万円と相場が上がります。複雑な機能の場合、いちから開発するフルスクラッチ開発がメインとなるため、費用が高くなる傾向です。

複雑な機能の代表例として、AIのアルゴリズム分析からおすすめの方をマッチングさせる機能や日程やスケジュールの自動更新機能があります。

ビッグデータの分析まで搭載したマッチングアプリ:数千万円〜1億円

ビッグデータの分析まで搭載すると、人件費や開発工数が一気に上がるため、数千万円〜1億円と高額です。ビッグデータの分析は、以下のような分析が含まれます。

  • ユーザーの滞在時間や閲覧数の分析
  • ユーザーの属性分析
  • マッチング成立が高いユーザーの特徴分析

扱う機能やデータ数によって、データベースの構造が複雑になるため、リリース後の保守・運用のランニングコストも上がります。

【機能別】マッチングアプリの開発費用の内訳

機能別にマッチングアプリの内訳を表にまとめました。

  費用相場
会員登録機能 20万円〜50万円
ログイン機能 30万円〜50万円
検索機能 30万円〜80万円
メッセージ機能 20万円〜100万円
プッシュ通知機能 20万円〜40万円
決済機能 80万円〜120万円
マッチング機能 30万円〜70万円
運営管理機能 50万円〜100万円
GPS機能 30万円〜50万円
コミュニティ機能 20万円〜30万円
SNS連動機能 10万円〜20万円
足あと機能 10万円〜20万円
お気に入り機能 10万円〜30万円

マッチングアプリ開発以外に発生する費用

マッチングアプリの開発費用以外に、以下のような費用が発生します。

  費用相場
デザイン費用 10万円〜100万円
アプリのプラットフォーム申請費用 AppStoreの場合:約1万2,000円(年間)
GooglePlayの場合:約3000円(初回登録費用)
運用・保守費用 10万円〜50万円
集客費用 30万円〜100万円

それぞれ解説します。

デザイン費用:10万円〜100万円

マッチングアプリのUIやUXを構成する際に、デザイン費用が発生します。費用は10万円〜100万円と相場は幅広いです。

自社で開発する場合は費用を抑えられるでしょう。デザイン会社に依頼する場合は、機能の数や機能の複雑さによって相場以上にかかるケースもあります。

デザインはユーザーの使用感に大きく影響するため、慎重に検討しましょう。

アプリのプラットフォーム申請費用:約3,000円〜1万2,000円

マッチングアプリをリリースしていく際に、以下のプラットフォームに申請する必要があります。

OS 申請先のプラットフォーム 費用相場
iOS AppleStore 約1万2,000円(年間)
Android GooglePlay 約3000円(初回登録費用)

各プラットフォームに申請し、申請が受理されるとリリースができます。iOSかAndroidによって費用が大きく異なるため、注意しましょう。

運用・保守費用:10万円〜50万円

マッチングアプリはリリースして終わりではありません。サービスを続けていくために運用・保守が必要になります。

運用・保守費用の目安として、10万円〜50万円程度です。複雑なマッチングアプリだと、数百万円以上かかる場合もあります。

主な運用・保守の内容を下記にまとめました。

運用 ・アプリのアップデート対応
・アプリ内の監視対応
保守 ・バグや通信障害修正対応
・問い合わせやトラブルシューティングの対応

集客費用:20万円〜100万円

マッチングアプリを利用するユーザーを集客する必要があるでしょう。主な集客方法と費用相場は下記のとおりです。

集客方法 種類 費用相場 メリット・デメリット
Web広告 ・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・リターゲティング広告
・アフィリエイト広告
・SNS広告
・YouTube広告
30万円〜100万円(月額) ・効果が早く出やすい
・コストが高額
SNS運用 ・X
・Instagram
20万円〜30万円(月額) ・費用が抑えられる
・効果が出るまで時間がかかる
SEO ・Google
・Bing
20万円〜30万円(月額) ・費用が抑えれる
・効果が出るまで時間がかかる
看板広告 ・野立て看板
・壁面看板
20万円〜60万円(月額) ・効果が早く出やすい
・看板の大きさやエリアでコストが左右されやすい

上記のとおり集客方法はたくさんあります。広告費用に予算を多く回せる場合は、Web広告や看板広告にマッチングアプリを掲載すると早く集客効果を得られる可能性があります。

ただし、中長期的な運用を考慮するとSNS運用やSEOもやっとおくとがいいでしょう。集客ができるようになると売上につながる資産になります。

マッチングアプリの開発費用を抑えるポイント4つ

マッチングアプリの開発費用を抑えるポイントは、下記の4つです。

  • 必要最低限の機能のみで開発する
  • 開発工数を減らす手法を用いる
  • 自社で内製化できる部分がないか探す
  • 補助金を利用する

必要最低限の機能のみで開発する

マッチングアプリに必須な機能のみで開発すると、費用が抑えられるでしょう。必要な機能のみで開発する場合、ノーコード開発で開発できることが多いため、開発費用が大幅に抑えられます。

必要最低限の機能のみでリリースをし、ユーザーの使用感に応じて機能追加していくのも1つの手段です。

開発工数を減らす手法を用いる

開発工数を減らせないかを意識して、マッチングアプリを開発しましょう。工数を減らす手段として、以下の開発手法がおすすめです。

ノーコード開発 プログラミングを使わず、ツールを利用してボタンや機能を配置する手法
パッケージ開発 既存のパッケージ製品を利用して、カスタマイズする手法

ノーコード開発は、コーディングをする必要がないため、製造工程の工数を大幅に削減できます。

パッケージ開発は、既存のパッケージがあるため、いちから開発する必要がありません。自社の要望に応じて機能をカスタマイズするため、要件定義や設計の手間が削減されます。

自社で内製化できる部分がないか探す

自社で内製化できる部分がないか探しましょう。一部でも自社が内製化できる業務があれば、人件費の削減につながります。

たとえば、マッチングアプリの開発は外注し、運用と保守は自社で行うと運用・保守費用の人件費が抑えられるでしょう。数十万〜100万円の単位で費用が削減できるため、開発予算に大きく差が出ます。

自社で可能なことはなるべく内製化し、できない工程を開発会社に外注するのがおすすめです。

補助金を利用する

マッチングアプリを開発する際、システム開発向けの補助金を利用してみるといいでしょう。マッチングアプリで利用できる補助金は下記の4つです。

  • ものづくり補助金
  • IT導入補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金

4つの補助金に関しては、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

マッチングアプリ開発での4つの注意点

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アプリ開発のために見積もりを依頼する場合、スムーズに進行するために次の4つのポイントに注意しましょう。

  1. 最適なサーバーを選ぶ
  2. メッセージ機能の注意点
  3. 出会い系アプリ特有の機能
  4. アプリをプラットフォームへ申請するのはどちらか

1.  最適なサーバーを選択

アプリ開発におけるサーバーは状況によってAzure、GCP、AWSで構築する手法があります。

従量課金制とは

顧客がサービスを利用した量に従い、金額が決まる請求方法です。サーバーにおける従量課金制とは、通信が発生した分にあわせて請求額が増える仕組みです。

出会い系アプリは流行することで莫大なユーザー数を確保できますが、流行らなければ全くユーザー数を確保できません。そのためサーバーの負荷が予想しにくく、はじめから高額な大容量サーバーを導入するとリスクがともないます。

2. メッセージ機能の注意点

出会い系アプリでは、メッセージ機能にNGワードを登録し、メッセージを送信できなくする機能が必要です。出会い系アプリ上で電話番号やLINEのIDなど直接やり取りできる連絡先を載せられると、ユーザーへのメッセージ課金ができなくなるためです。

NGワードは随時アップデートしていく必要があります。ユーザーは課金しないために制限の穴を見つける可能性があるためです。大手マッチングアプリのクオリティを求めるのであれば、NGワード機能の開発に数百万円程度かかるでしょう。

3. 出会い系アプリ特有の機能

出会い系アプリの品質を高めるためには、安全性やエンターテインメント性を重視した機能の搭載が大切です。

たとえば、安全な出会いの場を提供するためには、利用者の登録に制限をかける必要があります。大手の出会い系アプリでは、以下の制限を設けています。

  • Facebook認証
  • Facebookの友達数が一定以上必要
  • 本人確認書類の提出

他にも、出会い系アプリ内でのゲーム性を生むために、次の機能を搭載しているアプリがあります。

  • ログインすることでポイントがもらえる機能
  • 出会いのキッカケを増やすためのイベント機能

プラスアルファの機能をどの程度組み込むかによって、大きく費用が変わることもあります。見積もりを依頼する際は、あらかじめアプリ内容を定義しておきましょう。

4. アプリをプラットフォームへ申請する際の注意点

アプリ開発後のプラットフォーム申請を、依頼者と開発者どちらが担うかで意見の相違が生まれるケースがあります。契約書を締結する際に、どのような部分をもって「アプリ開発完了」とするかを把握しておきましょう。

アプリをユーザーに使ってもらうためには、開発・納品後「App Store」や「Google Play」のプラットフォームに掲載する必要があります。各プラットフォームに掲載するためには、申請・審査をしてもらわなければなりません。

新規アプリの申請で、申請拒否された場合はアプリ機能の仕様や設計を見直し、費用が発生するケースもあります。

マッチングアプリ開発会社の選び方2つ

マッチングアプリを開発する際、システム開発会社を選ぶポイントは2つあります。

  • マッチングアプリの開発実績が豊富か
  • リリース後のサポート体制が充実しているか

マッチングアプリの開発実績が豊富か

マッチングアプリの開発実績のあるシステム開発会社を、選びましょう。マッチングアプリには、アプリならではの特徴的な機能が多くあります。

過去に開発実績が豊富であれば、開発技術とノウハウが蓄積されている可能性があるため、最適な提案をしてくれるでしょう。

リリース後のサポート体制が充実しているか

マッチングアプリのリリース後も、サポートが充実しているか確認しましょう。

時代の変化やユーザーの要望に応じて、機能をアップデートする必要があるでしょう。また、システムのメンテナンスも定期的に行う必要があります。

運営体制が整っており、早急に対応してくれるシステム会社であれば、安心して依頼できるでしょう。

まとめ

出会い系アプリの開発見積もりをした結果、会社により見積書の項目や前提条件が大きく異なることがわかりました。同一の機能を元にした見積りではない為、概算として出てきている見積りとなります。

正確な見積書が欲しいのであれば、発注前に必要になる機能をすべて洗い出し、しっかり伝えることが重要です。きちんとしたRFPなどに基づいて作成された見積りを出してもらいましょう。

今回はペアーズ(Pairs)のようなアプリで、800万〜1000万の見積もりになりました。低予算の開発を目指す場合、最初は課金機能や検索機能をつけずにシンプルに構築してから機能を追加する方法もあります。

比較ビズでは、複数の業者から一括同時見積もりがとれます。条件比較をしながら業者を選びたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

よくある質問とその回答

  • 個人でマッチングアプリを開発可能か?

    個人でマッチングアプリを開発できます。プログラミングができなくても、ノーコード開発に対応したツールを活用すると開発できるでしょう。

    ただし、ノーコードはツールのプラットフォームに依存するため、機能の拡張性は低いです。独自性のあるマッチングアプリを開発したい場合は、開発難易度が高いため、システム開発会社に依頼するのをおすすめします。

監修者のコメント
株式会社コムセント
野地 剛

出版からスタートして、Webコンテンツ、Webマーケティング、システム開発へと事業内容を進化。現在は決済を中心としたシステム、LIVE配信システム、アプリ制作、マッチングサイトやシュミレーションサイト、外部APIを使用したサービスなど、型にはまらないシステム開発やオリジナルシステム開発を得意とする。

いわゆる出会い系アプリを公開する場合、内容によっては様々な制約が発生します。

クラウドサービスや Google, Apple などのプラットフォームの規約によっては希望するサービス・機能が実装できないかもしれません。事前に機能をある程度確定して、法務部や開発会社と内容を共有し確認しましょう。

また、一度アプリ公開までこぎつけたとしてもプラットフォームの規約・ポリシー違反と判断されると突然アプリが非公開にされてしまうリスクもあります。そのようなときに対応をどうするか見積り段階でしっかりおさえておく必要もあるでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

マッチングアプリ開発の依頼でお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • 機能別のコストを比較したい
  • 自社の規模の場合での費用を知りたい
  • 信頼できる開発会社に丸投げしたい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のアプリ開発会社から提案がもらえ、相場感や各社の特色を把握したうえで最適な専門家を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

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